三浦綾子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ救われたいがために信じるのに、その信じるものの違いで裏切られることになるのはなんとも悲しい、酷い結末の話だと思った。
とはいえ、幕府がキリスト教を禁じていたのは日本の神仏への信心というよりは権力の維持のためだというのが不条理だと思う。人間は身勝手な存在だと思った。
その他にもいろいろ考えさせられた。自分が岩吉のように、子どもや親との一時のつもりの別れが今生の別れとなった際にどんな気分になるか。なかなか耐え難い。
あとはやっぱ、マカオに戻ってその後の人生を生きた音吉のように自分もどんなに辛い状況でも前向きに生きる人でありたいと思った。祖国に裏切られた後、音吉を支えたのはなんなのか気になる。キリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ救われたいがために信じるのに、その信じるものの違いで裏切られることになるのはなんとも悲しい、酷い結末の話だと思った。
とはいえ、幕府がキリスト教を禁じていたのは日本の神仏への信心というよりは権力の維持のためだというのが不条理だと思う。人間は身勝手な存在だと思った。
その他にもいろいろ考えさせられた。自分が岩吉のように、子どもや親との一時のつもりの別れが今生の別れとなった際にどんな気分になるか。なかなか耐え難い。
あとはやっぱ、マカオに戻ってその後の人生を生きた音吉のように自分もどんなに辛い状況でも前向きに生きる人でありたいと思った。祖国に裏切られた後、音吉を支えたのはなんなのか気になる。キリ -
Posted by ブクログ
とりあえず上巻までのレビュー。
久しぶりに三浦綾子の小説読みましたが。
やっぱり私の中で三浦綾子は別格です。
他の方も書かれてますが、昼ドラばりにドロドロしてます。
しかし古き良きというか何というか。
貴乃と考介のプラトニックな恋が下巻では良い方向に進んでくれたらなぁと期待しながら下巻に入ることにします。
それはさておき。
三浦綾子と言えば。
必ず出てくるのが北海道とキリスト教。
が、本作ではまだキリスト教が出てません。
下巻でいきなり洗礼受けたりするんかな…笑
あと。
ホンマにどうでもいいことなんですが、まさかここでちびまる子ちゃんで得た知