三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 私にとって書くということ

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     三浦綾子さんにとって書くこと: 書く前に「先ず祈る」これが基本。自分のよく知っている世界を書く。書きはじめた以上、書き上げる。(途中で投げ出さない)「私にとって書くということ」、2002.9発行。三浦綾子さんの作品、北海道に居た時、沢山の著作を読みました。犯人の子を引きとって育てる、陽子と夏枝の「氷点」、くずれやすい人間の世界を描いた「積木の箱」、壮絶な犠牲の死「塩狩峠」、美瑛・白金・上富良野を襲った十勝岳大爆発の惨事「泥流地帯」・・・。「細川ガラシャ夫人」「千利休とその妻たち」「母」は未読です。

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    2021年10月07日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

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    今まで読んだ中でいちばんの作品です。
    印象に残ったり頭に残る言葉が読む度に違ったり、毎回新しい発見があります。
    この本をきっかけに三浦綾子さんを知ることになり、全ての作品のファンになりました。

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    2021年09月29日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    つらすぎる…
    苦しすぎる…
    それでも深い愛に包まれている。

    20代で読んだ時にも感動をした本であったが、20年経った今、その時とは違う出逢いをした気がする。

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    2021年09月18日
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

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    生きるってなんだろう。
    幸せってなんだろう。

    20年ぶりに再読。
    三浦綾子さんの文の力強さよ。

    実家の本棚のにおいを感じながら、あたたかさを噛みしめる。

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    2021年09月13日
  • 続 氷点(上)

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    【一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである】(ジェラールシャンドリエ)(陽子の茅ヶ崎のおじいさん)
    続編があってよかった!一命をとりとめた陽子がどう自分の生い立ちを顧みて悩んでいくか、そして気になっていった元病院事務職員の松崎由香子はどうなったんだろうか?

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    2021年08月29日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    【一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである】(ジェラールシャンドリエ)(陽子の茅ヶ崎のおじいさん)
    続編があってよかった!一命をとりとめた陽子がどう自分の生い立ちを顧みて悩んでいくか、そして気になっていった元病院事務職員の松崎由香子はどうなったんだろうか?

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    2021年08月29日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

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    教師孝介と貴乃と夫、その家族の物語。
    風景や人間性の描写のほか、貴乃の家事の丁寧さ、とりわけ料理の丁寧さを見習いたくなる。
    お茶ひとつ、焼き魚ひとつ、工夫しだいで美味しくなる。

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    2021年07月28日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

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    まず、戦争が影を落としていても、孝介と貴乃の愛は変わらないところに感動した。
    上下巻を読み通して、生きることについて考えさせられた。

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    2021年07月23日
  • 海嶺(下)

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    救われたいがために信じるのに、その信じるものの違いで裏切られることになるのはなんとも悲しい、酷い結末の話だと思った。
    とはいえ、幕府がキリスト教を禁じていたのは日本の神仏への信心というよりは権力の維持のためだというのが不条理だと思う。人間は身勝手な存在だと思った。

    その他にもいろいろ考えさせられた。自分が岩吉のように、子どもや親との一時のつもりの別れが今生の別れとなった際にどんな気分になるか。なかなか耐え難い。
    あとはやっぱ、マカオに戻ってその後の人生を生きた音吉のように自分もどんなに辛い状況でも前向きに生きる人でありたいと思った。祖国に裏切られた後、音吉を支えたのはなんなのか気になる。キリ

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    2021年07月17日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)

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    救われたいがために信じるのに、その信じるものの違いで裏切られることになるのはなんとも悲しい、酷い結末の話だと思った。
    とはいえ、幕府がキリスト教を禁じていたのは日本の神仏への信心というよりは権力の維持のためだというのが不条理だと思う。人間は身勝手な存在だと思った。

    その他にもいろいろ考えさせられた。自分が岩吉のように、子どもや親との一時のつもりの別れが今生の別れとなった際にどんな気分になるか。なかなか耐え難い。
    あとはやっぱ、マカオに戻ってその後の人生を生きた音吉のように自分もどんなに辛い状況でも前向きに生きる人でありたいと思った。祖国に裏切られた後、音吉を支えたのはなんなのか気になる。キリ

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    2021年07月17日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    読んだのは相当昔ですが、主人公の最期に泣いたし、以降私の中の明智光秀はこの本の細川ガラシャの父のイメージ。
    2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」ではコロナ禍において収録が中断になるなどの状況下で心配いたしましたが、玉子(ガラシャ夫人)も無事登場しましたね。ドラマは本能寺の変で終わりですから、玉子の悲劇の最期は当然放映されませんが、最期を知っているだけに玉子の明るい姿は切なく映りました。

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    2021年07月11日
  • 三浦綾子 電子全集 愛すること信ずること

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    210502

    母が高校生のときに読んだらしい。
    そんな昔の本だったから、文庫ではなく新書だった。笑
    数十年前に書かれた本なのに、それを感じさせない内容で、今も昔も変わらないだな、と。

    独身の私には、「自分が変わった時には、いつの間にか自分のその生き方を育ててくれる男性が現れるものだ」という箇所が、心に響いた。

    結局、自分自身が軸。結婚相手はあくまでも他人。
    でも、貧しい想像力で相手の身になってあげたいと思える、そんな人を生涯の僧侶にしたいね。

    そして、心が向く先が同じという点をしっかり押さえよう!と改めて決心。

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    2021年05月30日
  • 三浦綾子 電子全集 明日のあなたへ―愛するとは許すこと

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    まさに、私のバイブルのような一冊。
    年に何度か、心がカサカサになったときに読み返しています。初めて読んだのは、彼氏ともギクシャクして、仕事も楽しくなくて、すべてを周りのせいにしていた時期。ふと本屋さんで手に取って、表紙をめくったページに書いてあった言葉をみて、「これは私がいま必要な本だ」と感じました。
    それ以来、人にあげたりしながら、何冊も買いなおして常に手元に置いている一冊です。人にやさしくなれなくなった時、読むと心が洗われます。

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    2021年04月07日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    中学生のとき指定図書でしたが、歴史が苦手すぎて何も理解できず挫折しました。大人になってドラマ「真田丸」や「麒麟が来る」を見てようやく理解しました。
    そのうえで読むと情景が浮かんでくるようで読みやすかったです。上巻はまだ本能寺の変までは行っていないので人となりと夫婦生活について描かれています。登場人物をあまり広げすぎていないところもバランスがよいです。

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    2021年03月06日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

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    大学の授業をサボってまでずっと読んでいた本。
    人を愛することはどういうことか?
    そんなことをべちんと打ち付けられた。

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    2021年02月22日
  • 母

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    多喜二のすること信用しないで、誰のすること信用するべ

    母さんはいい母さんだ。体はちんこいけど、心のでっかい母さんだ。

    そんな会話ができる子育て、素晴らしい。学歴じゃない!

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    2021年02月20日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    多喜二のすること信用しないで、誰のすること信用するべ

    母さんはいい母さんだ。体はちんこいけど、心のでっかい母さんだ。

    そんな会話ができる子育て、素晴らしい。学歴じゃない!

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    2021年02月20日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

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    とりあえず上巻までのレビュー。

    久しぶりに三浦綾子の小説読みましたが。

    やっぱり私の中で三浦綾子は別格です。

    他の方も書かれてますが、昼ドラばりにドロドロしてます。

    しかし古き良きというか何というか。

    貴乃と考介のプラトニックな恋が下巻では良い方向に進んでくれたらなぁと期待しながら下巻に入ることにします。

    それはさておき。

    三浦綾子と言えば。

    必ず出てくるのが北海道とキリスト教。

    が、本作ではまだキリスト教が出てません。

    下巻でいきなり洗礼受けたりするんかな…笑



    あと。

    ホンマにどうでもいいことなんですが、まさかここでちびまる子ちゃんで得た知

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    2021年02月06日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

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    人間生まれてきた以上、幸せだけを受けるわけにはいかない。
    幸せを受ける以上、不幸せも受けるしか仕方がない。

    これがいちばん印象に残りました。

    幸せしかなかったら幸せじゃないもんな。

    ならば、25年間も耐え続けた貴乃と考介には最後には幸せになってもらいたかったとも思うけど。

    三浦綾子の小説には教えられることが多いと改めて思いました。

    ひさしぶりに手に取ってみてよかったです。

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    2021年02月06日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

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    「銃口」とは結局何だったのか。
    古参兵から曹長に向けられた銃口。
    集団自決をした男の銃口。
    曹長の夢に出てきたもう一人の自分が向けてくる銃口。
    帰国後竜太が背後に感じた銃口。

    同調圧力が言葉の感覚として近いのだろうか。
    個人の何かへの信じ方の問題かもしれない。

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    2021年01月30日