三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何回読んだか分からないくらい何度も読んだ、
私の一番大切な本です。
中学の頃、何カ月もかけてバスの中で読んで以来、
私のバイブル。
「あー、この本にある言葉が私を作ってきたんだなぁ」
と思います。本当にすごく影響を受けた。
中学の頃好きだった話は、
●あの人どうしている。
●大きいミスを許し、小さなミスにはきびしく。
●行けばしゃんとなる。
●そこまでは覚えています。
●どうか一生幸せであるように。
●愛がこわれるから。
「そこまでは覚えています」の話は、
何度読んでも泣いてしまいます(;_;)
なんて温かな心なんだろう。
「行けばしゃんとなる」は、
中学時代いつも唱えていた気がする。
毎朝眠くても、学校に行けば、しゃんとなる。
だから今日も学校に行こうって。
「あの人どうしている」は、
憧れの言葉でした。
自分もそんな風に思ってもらえる人になりたい。って。
「どうか一生幸せであるように」も
泣ける話です。
お母さんはたくさんたくさん苦労をしてきているから、
あんなふうに見ず知らずの人にも祈る。
中高時代はあまり本を読まなかったけど、
その中でこの一冊に出会えたことは
本当に良かったって思います。
もし自分がこういう風に、
自分の聞いた「忘れえぬ言葉」を題材に本を書くとしたら、
何を書くだろうって考えた時に、
こんな風に人に話せるほど濃くて素敵な話を
いくつもはとても書けないなぁって思って、
やっぱり三浦綾子さんすごい、と思ったのでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学生のころ、土曜日の夜に夜更かししていたらテレビ大阪でふるーい映画が放映されていました。その後高校生になって三浦綾子さんの著作をいろいろ読んでいたらあの時観ていた映画の原作を発見!さっそく読みました。そして、最近「氷点」をきっかけに再び読んでみました。
この作品は北海道ではかなり名の売れた実業家、佐々林一家を中心とした親と子、教師と生徒の交流を描いた作品です。
主人公の一人、佐々林一郎はある日、一番上の姉と思っていた奈美恵が実は父の愛人だったということを知り、それ以来、何事にもやる気を無くしてしまい、だんだん反抗的になっていきます。担任教師(これがもう一人の主人公)杉浦悠二は何とか彼を助けようとするが、一郎はどんどん荒んでいき、悠二にまで憎悪を向け、事件を起こしてしまう・・・という話です。
昔は単純にストーリーを楽しみつつ読みましたが、今読んでみると、家庭での教育がいかに重要かを感じました。鍵つきの個室、バラバラでとる食事、なぜか住み着いている父の愛人(そういえば「華麗なる一族」でも父の愛人が同居・・・というのがありましたが)。。。
一番身近な家族を信じることができなければ、真に人を信じる気持ちは育たない。そんなことをこの本を読んで考えてしまいました。
我が家ではできるだけ(多少の秘密は持つことがあるのは仕方ないとしても)オープンでいたいと思います。
そうそう、この作品に関して書きたかったことがひとつ。
作中、悠二が担任を持つ生徒の保護者に、非常に自分勝手で息子のことしか見えていなくて、やたらと担任に難癖をつける親が登場します。
当時に比べてこんな親が増殖している今っていったい・・・・。なんて考えてしまいました。
この作品をもし、現代版にリメイクしたら・・・と時々考えることがあるのですが、おかしな親が多すぎて話にならないかも・・・(笑)