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精神の自由と情熱をつらぬいた茶聖・千利休の半生記を描いた歴史長編。
三好長慶を異母兄に持つお稲は、武力の強さにあこがれ、茶の湯の天才である夫・利休を軽んじていた。利休はそれでも家族を大切にしていたが、能の天才・宮王三郎の妻女・おりきに出会い、激しく心を奪われてしまう・・・。
利休の、反権力的な堺町人文化の一頂点でもある茶の湯の道を極めていく縦軸と、おりきへの激しい思いを横軸に、戦国時代を描いた歴史長編。精神の自由と情熱をつらぬく強さを持った男の半生記でもある。
「三浦綾子電子全集」付録として、著者が裏千家茶道の機関誌である月刊茶道誌『月刊淡交』に寄稿したエッセイ、著者の手によるぐい呑み写真を収録!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2011年03月19日
千利休の生涯を家族を中心に書かれた小説です。千利休や妻おりきのなりそめ等、とても身近に感じられて良い小説です。お茶の世界で今日まで伝えられている様々なエピソードも、いろいろな場面に織り交ぜられており、イメージが沸いてきます。特にこの小説を通しておりきに好感を覚え、ファンになる方などもいるかも...と...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
☆ユウ
お爺ちゃんの本棚を物色中に発掘した本。タイトルの”その妻たち”に何やらシンパシーを感じ読み出す。おおお爺ちゃんこの本ってばこの本もしかして。。官能小。。ではなかったけど俺には刺激が強かった。千利休って最後は切腹させられたんや。昔のことやのに現代の文体で書かれてるから引き込まれた。茶道にも興味...続きを読む
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