三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦中、旭川の質屋の長男として生まれた、主人公。
質屋という商売だったが、人情にあふれる恵まれた環境で育つ。
戦中の理不尽な天皇崇拝の教育で、唯一の小学校の時の担任だった恩師は
納得できる思想・生き方、何が大事か?を教えられ、
主人公は憧れて教師を目指す。
とは言え、主人公は戦時教育に反していたわけではなく、
根本には天皇を崇拝する心は、多くの当時の国民と同じように持っていた。
まっすぐな心そのまま、教師になったが、
思想統制の波にかかり、どん底に落ちていく。
当時の思想統制の怖さと、今の自由さを実感させられ、
本当に今に生まれてよかったと思います。
主人公は当時の数 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何回読んだか分からないくらい何度も読んだ、
私の一番大切な本です。
中学の頃、何カ月もかけてバスの中で読んで以来、
私のバイブル。
「あー、この本にある言葉が私を作ってきたんだなぁ」
と思います。本当にすごく影響を受けた。
中学の頃好きだった話は、
●あの人どうしている。
●大きいミスを許し、小さなミスにはきびしく。
●行けばしゃんとなる。
●そこまでは覚えています。
●どうか一生幸せであるように。
●愛がこわれるから。
「そこまでは覚えています」の話は、
何度読んでも泣いてしまいます(;_;)
なんて温かな心なんだろう。
「行けばしゃんとなる」は、
中学時代いつも唱えていた気がする -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学生のころ、土曜日の夜に夜更かししていたらテレビ大阪でふるーい映画が放映されていました。その後高校生になって三浦綾子さんの著作をいろいろ読んでいたらあの時観ていた映画の原作を発見!さっそく読みました。そして、最近「氷点」をきっかけに再び読んでみました。
この作品は北海道ではかなり名の売れた実業家、佐々林一家を中心とした親と子、教師と生徒の交流を描いた作品です。
主人公の一人、佐々林一郎はある日、一番上の姉と思っていた奈美恵が実は父の愛人だったということを知り、それ以来、何事にもやる気を無くしてしまい、だんだん反抗的になっていきます。担任教師(これがもう一人の主人公)杉浦悠二は何とか彼を助