三浦綾子のレビュー一覧
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ある書評によると、この小説は、キリスト教で言うところの「原罪」がテーマ。原罪とは、平たく言うと“人が生まれながらに背負う罪”。陽子は、自分が無垢に純粋に正しく生きていても「実娘の殺人の娘」という事実によって「自分の存在そのもの」が周りを傷つけてしまう、生まれながらの原罪を持っていることに絶望するのです。この小説の主人公は、夏江でなく、陽子なのだ。‼️
氷点(下) なんか心持ち文体が固く?なった、(上)はなんとなく、動きがなく、夏江が陽子の正体を知ってしまって、夫が青函連絡船が座礁して、死海を彷徨う所で終わった。
陽子除く関係者全員、陽子の過去を知ってしまって、夏江は陽子を陰ながら、嫌がらせ行為 -
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ある書評によると、この小説は、キリスト教で言うところの「原罪」がテーマ。原罪とは、平たく言うと“人が生まれながらに背負う罪”。陽子は、自分が無垢に純粋に正しく生きていても「実娘の殺人の娘」という事実によって「自分の存在そのもの」が周りを傷つけてしまう、生まれながらの原罪を持っていることに絶望するのです。この小説の主人公は、夏江でなく、陽子なのだ。‼️
氷点(下) なんか心持ち文体が固く?なった、(上)はなんとなく、動きがなく、夏江が陽子の正体を知ってしまって、夫が青函連絡船が座礁して、死海を彷徨う所で終わった。
陽子除く関係者全員、陽子の過去を知ってしまって、夏江は陽子を陰ながら、嫌がらせ行為 -
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三浦綾子『塩狩峠』。
一度読まないと、と思っていた作品。
祖母・トセの影響からキリスト教嫌いだった永野信夫。トセから亡くなったと聞かされていた母・菊だったが、父・貞行が菊と別れることができず、別のところに家庭を設け、妹・待子も設けていた…
真実を知り、母・菊にもキリスト教にも反感を覚える信夫だったが…
小学生時代からの親友・吉川の住む札幌に移り住んで、吉川の妹・ふじ子と再会し、ふじ子が肺病とカリエスに侵されてながらも…
信夫は本当に純粋でまっすぐな人間だった。
祖母・トセの教えを守り、親友・吉川との約束を守り、お坊さんになろうとしたり、他人の給料を盗んだ同僚・三堀の救おうとしたり…
トセの -
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三浦綾子『塩狩峠』。
一度読まないと、と思っていた作品。
祖母・トセの影響からキリスト教嫌いだった永野信夫。トセから亡くなったと聞かされていた母・菊だったが、父・貞行が菊と別れることができず、別のところに家庭を設け、妹・待子も設けていた…
真実を知り、母・菊にもキリスト教にも反感を覚える信夫だったが…
小学生時代からの親友・吉川の住む札幌に移り住んで、吉川の妹・ふじ子と再会し、ふじ子が肺病とカリエスに侵されてながらも…
信夫は本当に純粋でまっすぐな人間だった。
祖母・トセの教えを守り、親友・吉川との約束を守り、お坊さんになろうとしたり、他人の給料を盗んだ同僚・三堀の救おうとしたり…
トセの -
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現実に合ったことをベースにした物語であることは何となく知っていたのだが、まさか最後の最後に塩狩峠の事故が起きるとは思っていなかったので意表をつかれた。
士族の子として男たるものこうあるべきと育てた祖母、
信仰のために子を捨てた形になってしまった母、
その間で自分なりの形で家族を愛し、人間は平等と教えた父
に囲まれて育った信夫を通して、明治の頃のキリスト教と仏教、時代と人権、生きること死ぬこと、自我と欲望、友との約束、神、愛、赦し、色々なテーマが展開されて一気に読んだ。
キリスト教信者ではないが、押し付けがましい宗教的なものではなかったので読み進めやすかった。 -
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現実に合ったことをベースにした物語であることは何となく知っていたのだが、まさか最後の最後に塩狩峠の事故が起きるとは思っていなかったので意表をつかれた。
士族の子として男たるものこうあるべきと育てた祖母、
信仰のために子を捨てた形になってしまった母、
その間で自分なりの形で家族を愛し、人間は平等と教えた父
に囲まれて育った信夫を通して、明治の頃のキリスト教と仏教、時代と人権、生きること死ぬこと、自我と欲望、友との約束、神、愛、赦し、色々なテーマが展開されて一気に読んだ。
キリスト教信者ではないが、押し付けがましい宗教的なものではなかったので読み進めやすかった。 -
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夏江の娘ルリが誘拐され殺害て、犯人が子供残して自殺した。父親の知り合いがその娘のせわをしていて、夏江が、代わりの子供欲しくて啓造に頼んで、出生明かさないで、殺されたルリの代わりに育てて、ある日夏江は出生を知ってしまい、啓造は夏江と出口の逢引きが原因で、娘が殺された恨みで、犯人の娘を貰ったのだが、夏江は犯人の娘と知ると、啓造と高木の罠だと激怒して、陽子をいじめ出す。
遠くで祭りの五段雷が鳴った。昭和二十一年七月二十一日、夏祭りのひる下りである。
辻口家の応接室に、辻口啓造の妻、夏枝と、辻口病院の眼科医村井靖夫が、先程から沈黙のまま、向いあって椅子に座っている。
資産家の一人娘藤尾辰子は、夏 -
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夏江の娘ルリが誘拐され殺害て、犯人が子供残して自殺した。父親の知り合いがその娘のせわをしていて、夏江が、代わりの子供欲しくて啓造に頼んで、出生明かさないで、殺されたルリの代わりに育てて、ある日夏江は出生を知ってしまい、啓造は夏江と出口の逢引きが原因で、娘が殺された恨みで、犯人の娘を貰ったのだが、夏江は犯人の娘と知ると、啓造と高木の罠だと激怒して、陽子をいじめ出す。
遠くで祭りの五段雷が鳴った。昭和二十一年七月二十一日、夏祭りのひる下りである。
辻口家の応接室に、辻口啓造の妻、夏枝と、辻口病院の眼科医村井靖夫が、先程から沈黙のまま、向いあって椅子に座っている。
資産家の一人娘藤尾辰子は、夏