三浦綾子のレビュー一覧

  • 続 氷点(下)

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    人間と罪とを考える 話の盛り上がりは続に入って落ち着いてきたものの、最後となるこの巻も面白かった。また新たな局面になり、今後の展開が見えてきそうな感じで終わったが、人間と罪、を本当に面白く描いている。特に戦争を経験している時代を描くとより罪、について深く考えざるを得ない状況になるし、混沌として人間模様がこの時代はリアルにあったと思う。

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    2026年03月14日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    物語の山は越えた感はあるものの、その後の展開が。 続は、本編に比べたら刺さるポイントは減るものの、思わず読んでしまう面白さはある。若干、啓造のことが多く書かれているかな、という印象。

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    2026年03月14日
  • 続 氷点(上)

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    物語の山は越えた感はあるものの、その後の展開が。 続は、本編に比べたら刺さるポイントは減るものの、思わず読んでしまう面白さはある。若干、啓造のことが多く書かれているかな、という印象。

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    2026年03月14日
  • 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    前作「氷点」よりも興味深く読めた。前作はフィクションを読んでいるという感が大きく、テーマの「原罪」を意識することが難しかった気がするが、今作は「罪のゆるし」について漠然とだが考えながら読むことができた。
    登場人物それぞれの視点で描かれており、とある事象が夏枝としては考えがあってのことでも啓造視点では全く別のように捉えられている。どの登場人物も身勝手に都合の良いように考えていて、人間はそういう生き物なんだろうなと感じた。
    最終盤で陽子が「人間同士のゆるしには、恐らく完全を求めることはできないであろう」と考えているが、だから神という存在が生まれたのだと思う。神がゆるすとすれば人間の手の出しようがな

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    2024年10月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    前作「氷点」よりも興味深く読めた。前作はフィクションを読んでいるという感が大きく、テーマの「原罪」を意識することが難しかった気がするが、今作は「罪のゆるし」について漠然とだが考えながら読むことができた。
    登場人物それぞれの視点で描かれており、とある事象が夏枝としては考えがあってのことでも啓造視点では全く別のように捉えられている。どの登場人物も身勝手に都合の良いように考えていて、人間はそういう生き物なんだろうなと感じた。
    最終盤で陽子が「人間同士のゆるしには、恐らく完全を求めることはできないであろう」と考えているが、だから神という存在が生まれたのだと思う。神がゆるすとすれば人間の手の出しようがな

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    2024年10月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。
    順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。
    続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日でした。

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    2024年09月15日
  • 続 氷点(下)

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    陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。
    順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。
    続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日でした。

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    2024年09月15日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    純粋に「なぜ多喜ニは殺されなければならなかったのか?」その一言に尽きる。
    母親とは言え第三年者目線視点から小林多喜ニの人生が描かれている。
    読み手側は本書を通じて、小林多喜ニの人生とその時代を客観的に捉えることができる。

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    2024年08月04日
  • 母

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    純粋に「なぜ多喜ニは殺されなければならなかったのか?」その一言に尽きる。
    母親とは言え第三年者目線視点から小林多喜ニの人生が描かれている。
    読み手側は本書を通じて、小林多喜ニの人生とその時代を客観的に捉えることができる。

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    2024年08月04日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    ⭐︎4.6
    泥流地帯だけで完結してしまったら、なんと悲しいものかたりだったろうか。この続編があることで、救われた気がする。わずかな光でも希望が見えて、ものかたりは終わった。
    読後感はすこぶる良い。この時代背景のしかも北の大地が舞台のそれなので、明るい未来が想像できようはずがないが、一条の希望の光は差し込んだのだ。
    拓一はまさに聖人と言って良い人格の持ち主だろう。耕作は人間臭い、煮え切れない衆生の人の代表と言えるのかもしれない。ふくこは菩薩と思えた。キリスト教文学と言える本作に、菩薩である、多分日本人には受け入れやすいのだろうか、そのために登場させたのかとも思える。
    なんにしても、不幸不幸で終わ

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    2024年04月17日
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

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    ⭐︎4.3
    読み始めて、なんと印象に残る言葉の多いものかたりなのだろうと思っている。
    聖書(未だ通読したことはないのだが)を基本に置いたものかたりだと思っている。
    北の大地北海道で土とともに生き、土を生業に静かに生きている人々のものかたりだ。
    今まで生きてきて、幾つも、いく回も、後悔をしてその端端を時折思い出している。
    ふく子・せつ子・耕作・拓一彼等の将来はどうなるのだろう。

    楽しみ楽しみ。

    などと書いたが、楽しくはなかった。悲しく、寂しく、切ないものかたりだった。
    人生の後悔を思い起こさせるものかたりだった。
    我が人生に悔いはなしなどと謳った名優がいたが、私の人生は悔いばかりである。ただ

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    2024年04月13日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    キリスト教という宗教自体には疑問もあるけれど、永野の最期は感動的だった。
    学生のときに読んだ際も印象深かった記憶があり、よく覚えていた。
    テンポのいい短い文章が凝縮された緊迫した時間をうまく表現している。
    ふじ子たちの聞いた音、電車から降りる姿のことも覚えていて、学生の私も強く心を打たれたことを覚えている。

    真面目過ぎるほど真面目な青年だ。
    三堀の疑いは当然だと私は思う。

    この小説のもととなった人物についても、少し興味がわいた。


    2004.6.16
    信夫は真っ直ぐな人間だ。自分をごまかさない。あれほど嫌っていたキリスト教に入信しようと決意できる素直さに驚く。たいしたものだ、と思う。私な

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    2026年04月02日
  • 塩狩峠

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    キリスト教という宗教自体には疑問もあるけれど、永野の最期は感動的だった。
    学生のときに読んだ際も印象深かった記憶があり、よく覚えていた。
    テンポのいい短い文章が凝縮された緊迫した時間をうまく表現している。
    ふじ子たちの聞いた音、電車から降りる姿のことも覚えていて、学生の私も強く心を打たれたことを覚えている。

    真面目過ぎるほど真面目な青年だ。
    三堀の疑いは当然だと私は思う。

    この小説のもととなった人物についても、少し興味がわいた。


    2004.6.16
    信夫は真っ直ぐな人間だ。自分をごまかさない。あれほど嫌っていたキリスト教に入信しようと決意できる素直さに驚く。たいしたものだ、と思う。私な

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    2026年04月02日
  • 三浦綾子 電子全集 嵐吹く時も(下)

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    作者の本は
    いつでも「過ち」「罪」に向き合う人々が描かれる

    それぞれが心に抱く想いがすれ違ったり通じ合ったりして
    人間関係が築かれるということを考えさせられる

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    2024年03月30日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    余韻を残して終わった『氷点』の続編。
    自殺未遂を起こした陽子ちゃんが助かり、特に後遺症もなく暮らしていくなかで、より著者のキリスト教的な視点が強く表現されていく作品でした。

    キリスト教における「原罪」と「許し」をティーンエイジャーの陽子ちゃんがどう自分のなかで消化(昇華)していくのかのお話。

    陽子ちゃんが我が子を殺した犯人の子ではないと知ってもお母さんは未熟な人間のまま。これは一生変わらなさそう。
    医師のお父さんも良い人であろうとし過ぎていくつになっても迷いっぱなし。

    そこに暴動機関車のような陽子ちゃんの実の弟などが出てきて、とにかくお話としては飽きさせませんでした。
    ただ、陽子ちゃんま

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    2024年03月17日
  • 続 氷点(上)

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    余韻を残して終わった『氷点』の続編。
    自殺未遂を起こした陽子ちゃんが助かり、特に後遺症もなく暮らしていくなかで、より著者のキリスト教的な視点が強く表現されていく作品でした。

    キリスト教における「原罪」と「許し」をティーンエイジャーの陽子ちゃんがどう自分のなかで消化(昇華)していくのかのお話。

    陽子ちゃんが我が子を殺した犯人の子ではないと知ってもお母さんは未熟な人間のまま。これは一生変わらなさそう。
    医師のお父さんも良い人であろうとし過ぎていくつになっても迷いっぱなし。

    そこに暴動機関車のような陽子ちゃんの実の弟などが出てきて、とにかくお話としては飽きさせませんでした。
    ただ、陽子ちゃんま

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    2024年03月17日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    誰の中にも存在する罪を的確に書いている。人は愛とか憎しみといった感情を飼い慣らせないのに、愛と憎しみに好き勝手に振り回されてるている。

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    2024年02月13日
  • 続 氷点(上)

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    誰の中にも存在する罪を的確に書いている。人は愛とか憎しみといった感情を飼い慣らせないのに、愛と憎しみに好き勝手に振り回されてるている。

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    2024年02月13日
  • 病めるときも

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    少し古い作品だから読みにくいかな?と思っていたけど、内容が重く考えさせられる分、文は軽く読みやすかった。

    表題作『病めるときも』を含め、「愛」がテーマの短中篇集。
    人を愛するとはどういうことか、形のないものを信じることの難しさ、人によって違う価値観。いつの時代も変わらぬ「愛」に対する問が投げかけられていた。
    肉体的なエロスのみを追求するのもまた愛だし、精神的に充足を求めるのもまた愛。正解はないけど、人は自分の答えを探し続けていくんだと思う。
    貞操観念について考えることがあるけど、まさに、という作品が多かったなぁ。

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    2024年02月09日
  • 三浦綾子 電子全集 病めるときも

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    少し古い作品だから読みにくいかな?と思っていたけど、内容が重く考えさせられる分、文は軽く読みやすかった。

    表題作『病めるときも』を含め、「愛」がテーマの短中篇集。
    人を愛するとはどういうことか、形のないものを信じることの難しさ、人によって違う価値観。いつの時代も変わらぬ「愛」に対する問が投げかけられていた。
    肉体的なエロスのみを追求するのもまた愛だし、精神的に充足を求めるのもまた愛。正解はないけど、人は自分の答えを探し続けていくんだと思う。
    貞操観念について考えることがあるけど、まさに、という作品が多かったなぁ。

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    2024年02月09日