感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人間の欲を丸出しに生きる人々に時代を感じるが
現代でも人々の日常にこそドラマがあるとも思う
愛とは何かと難しく考えてもみたが
目の前にいる人を冷静にとらえ信じ慮る
それができる心こそ崇高な魂なのではないか
Posted by ブクログ
「井戸」、「足」、「羽音」、「奈落の声」、「どす黝き流れの中より」、そしてタイトルとなつてゐる「病めるときも」の六編からなる短編集です。
どの短編も人間の弱さやら傲慢さやらが、サラリと描かれてゐるかと思へば、エゲツなさ全開に描かれてもゐます。ただ、「病めるときも」は他の短編とは異なり、人間のさういふものを超えた奥深きところが描かれてゐます。
いづれにしても共通してゐるのは愛とは何なのか。…でせうかね。
また、どの編もハッピー・エンドとして描かれてはゐないやうであつても、文末の句点以降の書かれてゐない白紙部分をどう読むのか。ソレをどう受け容れるのか、受け容れられぬのかを作者から問はれてゐるやうです。
ボクはキリスト者ゆゑにソレは失望ではなく、夫々の先には希望があると信じてゐます。
Posted by ブクログ
少し古い作品だから読みにくいかな?と思っていたけど、内容が重く考えさせられる分、文は軽く読みやすかった。
表題作『病めるときも』を含め、「愛」がテーマの短中篇集。
人を愛するとはどういうことか、形のないものを信じることの難しさ、人によって違う価値観。いつの時代も変わらぬ「愛」に対する問が投げかけられていた。
肉体的なエロスのみを追求するのもまた愛だし、精神的に充足を求めるのもまた愛。正解はないけど、人は自分の答えを探し続けていくんだと思う。
貞操観念について考えることがあるけど、まさに、という作品が多かったなぁ。
Posted by ブクログ
短編集。
頼む、、次こそ幸せになってくれ…と思いながら読み続けた。
「愛」が難しい。
どんなことになっても愛し続けるっていうのは、難しいんだなって思う。
これを耐えると幸せになるの??とかを考えてしまう。。
難しかった。。
Posted by ブクログ
どの作品も人間の醜さのドス黒いところが感じられる作品です。
ただどの作品にも愛とは何かを感じさせる作品でもある。
タイトルになっている病めるときもはまさに愛とは何かを考えさせられる作品。
井戸
足
羽音
奈落の声
どす黝き流れの中より
病めるときも
の短編集