【感想・ネタバレ】三浦綾子 電子全集 忘れてならぬもののレビュー

あらすじ

さまざまな新聞や雑誌に掲載されたエッセイの中から選び抜かれた珠玉の21編。

「対話が成立しないのは、必ず自分の立場に固執し、耳をふさぎ、頑迷になっている人間たちに多いに違いない。つまり、おのが立場にしがみついて、動きの取れなくなった不自由な人間が対話を失うのだ。」(「対話し得るものは誰か」)。『氷点』『塩狩峠』などの作品が生まれた背景や執筆の動機、夫・光世氏や家族のこと、出会った人々への感銘など、著者の初期のころのエッセイ集。

「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「韓国旅行を終えて」を収録!

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Posted by ブクログ

三浦作品を何冊か読んだいまの自分に、実にいいタイミングでこの本に出会えた。他の著書でも同じようなことが書かれたとしても、毎回、新鮮な気持ちで読むことができる。というか、何度読んでも飽かない文章であることに驚く。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 殺人犯の娘陽子を通して原罪というテーマを扱った「氷点」、長野政雄氏の生涯を描いた「塩狩峠」、明智光秀の娘「細川ガラシャ夫人」、天塩と北見に股がる膨大な原野「天北原野」。肺結核、脊椎カリエス、13年間の大病を患った三浦綾子さん(1922~1999)「忘れてならぬもの」、2002.2発行。①対話とは、単に言葉が通ずることではなく、心情が通ずることが第一 ②自分をほめる人は、ひとには決して、ほめられない。自分をせめる人を、ひとは責め立てない。

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2023年10月28日

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