三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろいろどんでん返し、赦すとは何かと言うことを聞いてくるすごい本だった。
一方で、夏枝や恵子がめちゃくちゃ悪女で、啓造や村井を始めとした男どもが、客観的に見て本当にクソ野郎なのに、それぞれ違うアングルから憎めないやつ、みたいな感じな描かれた方になっていて、本の素晴らしさがちょっと薄められてしまったように感じた。そもそも、夏枝や恵子の罪深さは、女性らしさや母性を裏切っていることにたぶんに影響されていないかい??啓造も、いい印象持ってなかった相手に対しても美人だとか健気だと感じた瞬間、色々妄想したりしてさ…
陽子がどんなに健気で美人と言っても、男たちが夢中になって、本人の気持ちは置き去りにしながら、結婚!とか言ってるところもおいおい、と。。。
徹も、陽子が大好きな兄として素敵な感じに描かれてるけど、なかなか歪んでないか?笑
女性の著者がこのように描かざるを得なかった時代背景に、ゾッとする。 -
Posted by ブクログ
いろいろどんでん返し、赦すとは何かと言うことを聞いてくるすごい本だった。
一方で、夏枝や恵子がめちゃくちゃ悪女で、啓造や村井を始めとした男どもが、客観的に見て本当にクソ野郎なのに、それぞれ違うアングルから憎めないやつ、みたいな感じな描かれた方になっていて、本の素晴らしさがちょっと薄められてしまったように感じた。そもそも、夏枝や恵子の罪深さは、女性らしさや母性を裏切っていることにたぶんに影響されていないかい??啓造も、いい印象持ってなかった相手に対しても美人だとか健気だと感じた瞬間、色々妄想したりしてさ…
陽子がどんなに健気で美人と言っても、男たちが夢中になって、本人の気持ちは置き去りにしながら、結婚!とか言ってるところもおいおい、と。。。
徹も、陽子が大好きな兄として素敵な感じに描かれてるけど、なかなか歪んでないか?笑
女性の著者がこのように描かざるを得なかった時代背景に、ゾッとする。 -
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ネタバレ主人公である信夫の生涯を追いながら、この作品は描かれている。幼い頃から信夫やその周りで起こった出来事、信夫が経験した事が全てあのラストに帰結しているように感じられ、読後の胸を打つような感覚はなかなか消えなかった。それほどの結末だったと思う。結末の部分は本編中では僅かなページ数である。しかし、その僅かなページ数に自分が読みながら追ってきた信夫の人生の積み重ねが果たされたということに圧倒されてしまったのだ。
私自身はこの小説を読んで、これほどまでに人を変える信仰とは何なのかという疑問が生まれ、信仰そのものの意味やあり方が問われていたのかと感じたが、あとがきや解説にあるように、著者自身は「犠牲」をテーマとしてこの作品を描かれたそうである。まさしく信夫のラストは自身の命すらも顧みない「犠牲」そのものである。ここに至るまで、そして覚悟ある行動に身を移した信夫の心の純粋さの美しさが私には印象深かった。
ただ私には、信夫をしてそこまでさせた「信仰」というものは一体何なのか、ということが引っかかっている。 -
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ネタバレ主人公である信夫の生涯を追いながら、この作品は描かれている。幼い頃から信夫やその周りで起こった出来事、信夫が経験した事が全てあのラストに帰結しているように感じられ、読後の胸を打つような感覚はなかなか消えなかった。それほどの結末だったと思う。結末の部分は本編中では僅かなページ数である。しかし、その僅かなページ数に自分が読みながら追ってきた信夫の人生の積み重ねが果たされたということに圧倒されてしまったのだ。
私自身はこの小説を読んで、これほどまでに人を変える信仰とは何なのかという疑問が生まれ、信仰そのものの意味やあり方が問われていたのかと感じたが、あとがきや解説にあるように、著者自身は「犠牲」をテーマとしてこの作品を描かれたそうである。まさしく信夫のラストは自身の命すらも顧みない「犠牲」そのものである。ここに至るまで、そして覚悟ある行動に身を移した信夫の心の純粋さの美しさが私には印象深かった。
ただ私には、信夫をしてそこまでさせた「信仰」というものは一体何なのか、ということが引っかかっている。