三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現実に合ったことをベースにした物語であることは何となく知っていたのだが、まさか最後の最後に塩狩峠の事故が起きるとは思っていなかったので意表をつかれた。
士族の子として男たるものこうあるべきと育てた祖母、
信仰のために子を捨てた形になってしまった母、
その間で自分なりの形で家族を愛し、人間は平等と教えた父
に囲まれて育った信夫を通して、明治の頃のキリスト教と仏教、時代と人権、生きること死ぬこと、自我と欲望、友との約束、神、愛、赦し、色々なテーマが展開されて一気に読んだ。
キリスト教信者ではないが、押し付けがましい宗教的なものではなかったので読み進めやすかった。 -
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現実に合ったことをベースにした物語であることは何となく知っていたのだが、まさか最後の最後に塩狩峠の事故が起きるとは思っていなかったので意表をつかれた。
士族の子として男たるものこうあるべきと育てた祖母、
信仰のために子を捨てた形になってしまった母、
その間で自分なりの形で家族を愛し、人間は平等と教えた父
に囲まれて育った信夫を通して、明治の頃のキリスト教と仏教、時代と人権、生きること死ぬこと、自我と欲望、友との約束、神、愛、赦し、色々なテーマが展開されて一気に読んだ。
キリスト教信者ではないが、押し付けがましい宗教的なものではなかったので読み進めやすかった。 -
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夏江の娘ルリが誘拐され殺害て、犯人が子供残して自殺した。父親の知り合いがその娘のせわをしていて、夏江が、代わりの子供欲しくて啓造に頼んで、出生明かさないで、殺されたルリの代わりに育てて、ある日夏江は出生を知ってしまい、啓造は夏江と出口の逢引きが原因で、娘が殺された恨みで、犯人の娘を貰ったのだが、夏江は犯人の娘と知ると、啓造と高木の罠だと激怒して、陽子をいじめ出す。
遠くで祭りの五段雷が鳴った。昭和二十一年七月二十一日、夏祭りのひる下りである。
辻口家の応接室に、辻口啓造の妻、夏枝と、辻口病院の眼科医村井靖夫が、先程から沈黙のまま、向いあって椅子に座っている。
資産家の一人娘藤尾辰子は、夏 -
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夏江の娘ルリが誘拐され殺害て、犯人が子供残して自殺した。父親の知り合いがその娘のせわをしていて、夏江が、代わりの子供欲しくて啓造に頼んで、出生明かさないで、殺されたルリの代わりに育てて、ある日夏江は出生を知ってしまい、啓造は夏江と出口の逢引きが原因で、娘が殺された恨みで、犯人の娘を貰ったのだが、夏江は犯人の娘と知ると、啓造と高木の罠だと激怒して、陽子をいじめ出す。
遠くで祭りの五段雷が鳴った。昭和二十一年七月二十一日、夏祭りのひる下りである。
辻口家の応接室に、辻口啓造の妻、夏枝と、辻口病院の眼科医村井靖夫が、先程から沈黙のまま、向いあって椅子に座っている。
資産家の一人娘藤尾辰子は、夏