三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 裁きの家

    Posted by ブクログ

    久しぶりに三浦綾子を読んだ。最初は稚拙に感じたが、やはりすぐにハマった。キリスト教に惹かれる気持ちは昔より薄れたが、やはり考えさせられる。

    0
    2013年06月02日
  • 三浦綾子 電子全集 石ころのうた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    石ころのように平凡の一少女であったわたしは、軍国主義のさなか、女学校を卒業して小学校の教師となり、天皇への忠誠を信念にすえ日々を過ごしていた。しかし敗戦による激しい衝撃を受け、わたしは深い自己不信に陥った。そして教育者としても人間としても、女性としても迷いの中に入り込んでしまったーー。

    戦中、戦後という時代の波にもまれ悩み苦しんだ青春期を振り返る長編自伝小説。

    0
    2013年05月14日
  • 石ころのうた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    石ころのように平凡の一少女であったわたしは、軍国主義のさなか、女学校を卒業して小学校の教師となり、天皇への忠誠を信念にすえ日々を過ごしていた。しかし敗戦による激しい衝撃を受け、わたしは深い自己不信に陥った。そして教育者としても人間としても、女性としても迷いの中に入り込んでしまったーー。

    戦中、戦後という時代の波にもまれ悩み苦しんだ青春期を振り返る長編自伝小説。

    0
    2013年05月14日
  • 三浦綾子 電子全集 自我の構図

    Posted by ブクログ

    どうして今まであたしは
    三浦綾子を読まなかったんだろうと
    後悔しました。
    と衝撃を受けた一冊です。

    以下、読み終わった10年ほど前の文章。

    犯罪にならない罪が
    どれほど罪深いのか。
    罰することの出来ない罪が
    どれほど罰なのか。

    愛することってなんなんだろう?って
    考えさせられます。
    今本気で愛してると想ってる人がいたとして
    そう素直に疑問を持たずにいれることは
    幸せなのかもしれませぬね。
    ←めちゃめちゃ本を読んだ影響受けて
    軽く宗教っぽくなっていて恥ずかしい(笑)

    0
    2013年03月19日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(下)

    Posted by ブクログ

    ガラシャ夫人よりはキリスト教色が弱く読みやすかった。
    利休の考えで私も心に覚えて置きたい事は、常におごり高ぶらないない事、反省する事、新しいものを発見しようとする心、かな。茶道が宗教と同様だとは思っていなかったので茶道にも興味が出た。

    0
    2013年03月04日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(上)

    Posted by ブクログ

    利休さんの思想にどんどん心惹かれていく。
    茶道のことのみならず、禅の思想も勉強したいと思っている。
    おりきのような女になりたいもんだ・・・。

    0
    2013年02月10日
  • 三浦綾子 電子全集 母

    Posted by ブクログ

    死因・心臓まひ。実は特高警察による過剰な暴行が原因で、小林多
    喜二は築地署で命を落とした。

    その多喜二の母が本書の主役である小林キセ。88歳のキセが自分の生い
    立ちから息子・多喜二の死、その死後の生活を読み手に語る。

    生まれは秋田県角館。貧農であった生家から嫁いだ先も、貧困にあえぐ
    一家だった。

    明治のこの時代、東北地方の貧しさは今とは比べものにならない。家族の
    生活を支える為に娘たちは人買いの手に渡される。

    そう、あの頃は普通にそんなことが行われていたんだよね。女性が学校に
    行くことすら叶わなかった時代だ。

    貧しいながらも温かい嫁ぎ先、優しく思いやりのある夫。そして子供たちに
    囲ま

    0
    2017年08月17日
  • 母

    Posted by ブクログ

    死因・心臓まひ。実は特高警察による過剰な暴行が原因で、小林多
    喜二は築地署で命を落とした。

    その多喜二の母が本書の主役である小林キセ。88歳のキセが自分の生い
    立ちから息子・多喜二の死、その死後の生活を読み手に語る。

    生まれは秋田県角館。貧農であった生家から嫁いだ先も、貧困にあえぐ
    一家だった。

    明治のこの時代、東北地方の貧しさは今とは比べものにならない。家族の
    生活を支える為に娘たちは人買いの手に渡される。

    そう、あの頃は普通にそんなことが行われていたんだよね。女性が学校に
    行くことすら叶わなかった時代だ。

    貧しいながらも温かい嫁ぎ先、優しく思いやりのある夫。そして子供たちに
    囲ま

    0
    2017年08月17日
  • 三浦綾子 電子全集 帰りこぬ風

    Posted by ブクログ

    ナース千香子の院内恋愛日記。婚約までした医師に五股!され、揺らぎながらも真の愛を信じた末に裏切られる。患者広川の言葉を通して、人は弱く誤りもする存在であることを気づかせ、如何に生きるかを考えさせる作品。
    三浦綾子さんがこの本でいいたかったのは、他人に流されるな、本物かどうかを問え、自分を大事に、安売りするな、ということ。
    真贋を見極めることは容易ではない。基準となる自分の「真」はいつも揺らぐから。しかし自分を大事にできるようになれば揺らぐことはなくなるのだろうか。

    0
    2012年08月22日
  • 三浦綾子 電子全集 水なき雲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    常に人を羨ましがり、今の自分の生活に不満を持ち、そんな生活をしている女性の息子の目を通しての話。家に居場所の無い父親は不倫を装い、1人の時間を確保し、その真実を見抜けない母親は、裕福な姉を羨ましがり、優秀な甥に負けるなと長男に期待し、勉強の出来ない次男を馬鹿にし続ける。その上、義兄と不倫をはじめるなど・・・どこまでも救いようのない女性を母に持つ息子はそれでも母を捨てきれず。
    衝撃的なラストに息子との適度な距離を保つことの難しさと大切さを学んだ。

    0
    2012年07月27日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

    Posted by ブクログ

    苦難の中に生きる意味を問う。白々しくなくじっくりと読者の胸を打つ、著者の筆力。ラストシーンは「幸せの黄色いハンカチ」を彷彿させた。12.7.10

    0
    2012年07月10日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

    Posted by ブクログ

    一生懸命、真面目に生きている人に何故、辛いことばかり起きるのか。諦めずに生きていく事の意味を問わずにはいられない。お薦め。

    0
    2012年07月03日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

    Posted by ブクログ

    太古の昔から自然は美しいのに、人間は果たして。愛憎の中で、人を恨まぬ生き方ができる孝作がもっとも幸福なのかもしれない。12.6.3

    0
    2012年06月03日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

    Posted by ブクログ

    北海道、樺太の美しい自然の中で、人の愛憎が渦巻く。運命に逆らうことなく耐え忍ぶ姿が切ない。12.5.26

    0
    2012年05月26日
  • 三浦綾子 電子全集 丘の上の邂逅

    Posted by ブクログ

    慈悲の眼差しを持ちながら鋭い批判的な視点も垣間見えるエッセイ。邂逅の意味も読み方もわかりませんでしたが、最後にはわかったような気になりました。
    本書の中に家族との夕食が嫌いだという子供の話があります。それを我が家の夕食と思い浮かべながら身につまされる思いで読む自分が情けなかったです。

    全体的にはこの本を読むと気持ちが少しだけ解きほぐされるような感覚になります。

    0
    2012年05月16日
  • 裁きの家

    Posted by ブクログ

    祖母から本を貰い読みました。

    衝撃的なラストが待っています。
    人間はなんて自分勝手で自己中心的なのでしょう。

    氷点のさらに上を行くような
    人間の嫌な部分が描かれています。

    0
    2012年01月17日
  • 三浦綾子 電子全集 裁きの家

    Posted by ブクログ

    祖母から本を貰い読みました。

    衝撃的なラストが待っています。
    人間はなんて自分勝手で自己中心的なのでしょう。

    氷点のさらに上を行くような
    人間の嫌な部分が描かれています。

    0
    2012年01月17日
  • 三浦綾子 電子全集 遺された言葉

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ三浦綾子さんの本。
    三浦綾子さんのご主人に対する思いが素敵です。

    三浦綾子さんの著書は全て、その根底にキリストを伝えたいという、その思いが流れています。それ故に文壇からは「護教文学」と、敢えて無視され続けてきたと聞いたことがあります。

    それでも、書きつづけた三浦綾子さんのこの言葉が響いてきました。
    キリストを信じる者の強さを感じました。

     わたしの場合、護教文学かも知れない、宣教文学かもしれない。それは、文学的には邪道かもしれない。そのことを充分承知の上で敢えて、わたしは今まで書きつづけてきた。
     とにかく、わたしは、文学を至上とするのではなく、神を至上とする以上、信者と

    0
    2012年01月04日
  • 三浦綾子 電子全集 旧約聖書入門 ―光と愛を求めて

    Posted by ブクログ

     旧約聖書は、『パンセ』が全く理解できなかったので、やはり勉強しないといけないと思っている。

     阿刀田高さんの入門書は、コミカルで楽しい本だったが、三浦さんの本はくそまじめ。

     自分が高校生の時に『塩狩峠』で感動したときの、三浦さんのきまじめさとまったく変わっていない。

     こういう純粋な信仰心には正直あこがれる。

    ①わたしの目的は、とにかくつたなくても、あるいは誤っていても、旧約をあまり読んだことのない人が旧約聖書に興味を持ち、よみはじめてくだされば達せられるわけである。(p274)

    ②わたしたちの人生には「なぜこんな目にあうのか」という問いに、答えの得られぬことが多い。ま

    0
    2011年12月18日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

    Posted by ブクログ

    僕は信仰を必要とするほどの人生を歩んでないから、そこまで迫ってくる言葉はなかった。
    けど、「聖書は人生をひっさげて読むものだ」という言葉もすごく理解できる。自分の人生と向き合える書でもあると感じた。
    聖書買おうとまでは思わないけど、折りに触れてこの本を読み返すことを忘れないようにしよう。

    0
    2011年11月27日