三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 ひかりと愛といのち

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    三浦綾子さんが修学旅行の作文を書くとき,あたり前の作文ではつまらないから
    温泉に入っている時の女学生の微妙な心理と姿を描いたら
    教師が照れて,いい評点がつかなかったという話が面白かった。
    でも,何よりも心に残ったのは,長谷氏のことば:
    「野球の試合の時,二死満塁と攻め続けて最後の一打を仕損じた零点もあれば
     三者凡退の零点もある。
     まぐれの一打や相手のエラーで点をあげることもある。
     一点がいつも零点に勝る内容をもっているわけではない。」
    こどもたちを点数や結果で評価することの危険性を示唆している。
    改めてはっとする。

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    2019年01月05日
  • 三浦綾子 電子全集 水なき雲

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    妹である母親と夫と息子二人の幼少期から受験期までの綿密で濃やかな日々にとても引き込まれた。古さは全く感じなかった。姉は狂気の母性を持ち妹は自己中心的。事故以来頭が悪くなったと言われる弟の自然な無垢さが眩しい。浮気をやめてくれと頼む優秀な兄の父親への根っ子の信頼が叶うと思えず読み進めながら苦しかった。

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    2018年10月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    十勝岳の大正噴火(上富良野を中心に死者144名の大災害)を扱った大作。30年以上開拓してきた土地・人がが山津波によって一瞬で流されてしまう。真面目に生きている人間がなぜこのような苦難を受けるのか。因果応報は人間の理想。現実は決して善因善果、悪因悪果ではない。東日本大震災を重ねて読んだ。

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    2018年10月09日
  • 三浦綾子 電子全集 残像

    購入済み

    久しぶりに、人間の本質に!

    どうにもならない、本性が
    描きぬかれて、人は、生かされているのだろう…自分の意思に関係なく生まれた時から、個性を、持って、それは変わらない!
    深く考えさせられました!

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    2018年08月29日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    ネタバレ

    再読。
    父光秀の起こした本能寺の変により暗転してしまったガラシャの運命。幽閉のために幼子たちと別れる場面が特に辛い。
    けれど、深い悲しみと苦悩のその先には信仰という光が待っていた。彼女が信仰に触れるきっかけとなった清原マリヤの「苦難を恩寵と思えるように祈る」という言葉は宗教色こそ強いが、これは考え方の違い、発想の転換なのかと自分もハッと胸を突かれた記憶。
    「散りぬべき時知りてこそ 世の中の花も花なれ人も人なれ」の辞世の句から滲み出るガラシャのひたむきな情熱と生き方の覚悟は、読む度に強く心に迫り訴えかけてくる。

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    2018年08月10日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    ネタバレ

    再読。ガラシャの波乱に満ちた生涯を通して、信仰に纏わる含蓄ある言葉が散りばめられた力作。とはいえ、上巻ではまだまだ人生は波立つ前。
    この本で彼女の父である明智光秀の印象が一番変わった。敵側の意のままにはならないと死を選んだガラシャと主君の意のままにはさせないと反旗を翻した光秀、二人の生き方の根底に流れているものが本当によく似ている。決して浅はかな人物ではなかったように思う。その光秀が、母の痘痕を笑った娘を厳しくも温かく諭す親心が印象的。
    夫の忠興が妻に贈った手づくりの百人一首にもホロリとさせられた。

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    2018年08月06日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(上)

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    利休の歴史を面白く読める1冊。濃茶の始まり、黒楽の始まり、大津袋の始まり、にじり口の始まりなど、宗恩の影響がこれほど大きいとは知りませんでした。

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    2018年07月10日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    ネタバレ

    心が洗われる。
    美しい日本語を話す機会はなかなか無いが、こんなふうに自然に喋れたらステキ。
    三浦綾子の本の一貫したテーマ、許すこと、赦すことは、なんと深く難しいことなんだろう…。
    古い本だけど、やはりいい。

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    2018年06月01日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

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    主人公の竜太が勾留、戦争により非常に苦しい状況に陥る。そんな中でも坂部先生、近堂一等兵、山田曹長、金俊明など竜太に優しく接してくれる人々がいる。竜太は自分の至らなさを嘆くが、竜太自身の思い、行動があったからこそ彼らの優しさを受けられたと思う。
    こんな時代もあったのか、と感動的な物語と受け取ることもできるし、今の時代に通ずる行動指針を学ぶこともできる良書。

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    2018年02月04日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

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     日露戦争の戦果として樺太の南半分を日本が取得したと歴史で習ったが、その樺太の南半分を舞台に繰り広げられる、昼ドラや韓流ドラマなみの愛憎劇。北海道と違って樺太は外国だからそうそう簡単に行けないんですよね
     主役のはずの綺麗な心持のご立派な貴乃と孝介よりも、その主役の敵となる完治とあき子の俗な物言いや行動の描写がはるかに嫌な面も含めて印象に残り、その部分もまさにドラマ向けといえる。
     昭和52年にドラマになったようで、ロケ製作費は大変だろうからリメイクとはいわないが、再放送の価値があるのでは、もろ昼間に。
     著者は虚弱だったので、取材は全て本で済ませたのはないかと推察するが、だとしても描写が素晴らしい

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    2018年01月20日
  • 石ころのうた

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     作家三浦綾子さんが,まだ,堀田綾子だった頃のことを綴った自伝です。
     描かれている時代は,幼少から,年若くして教員となり戦前・戦中を皇国史観の中で教育し,敗戦を迎えた頃までです。
     綾子は,全身全霊をかたむけて教育にあたり,子どもとともに成長していたからこそ,敗戦で受けた衝撃は大きなものでした。この生き方で間違いないと思っていたことが,脆くも崩れ去るとき,彼女は,教壇から去って行きます。たった7年の教師生活でした。

     昨日まで教えていた教科書に墨をぬらせたということは,わたしをして,単に国家や政治への不信ばかりではなく,すべての人間への不信に追いやっていたのである。p.339

     人間としても,どう生きていけば良いのか分からない状態になった綾子は,重い病気まで引き起こしてしまいます。

     自分の過去を客観的にふり返る姿は,時に大変赤裸々です。さすが作家さんだと感心します。
     遊女の意味も分からず,男女の関係も分からず,ただ純粋培養された娘が,どのように社会と交わって成長していくのか。現代では考えられない,10代前半から20代前半の少女の考え方が見えて,興味深いです。

     なお,三浦さんには,この続編となる自伝『道ありき』『この土の器をも』というのもあるそうです。

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    2017年12月14日
  • 三浦綾子 電子全集 石ころのうた

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     作家三浦綾子さんが,まだ,堀田綾子だった頃のことを綴った自伝です。
     描かれている時代は,幼少から,年若くして教員となり戦前・戦中を皇国史観の中で教育し,敗戦を迎えた頃までです。
     綾子は,全身全霊をかたむけて教育にあたり,子どもとともに成長していたからこそ,敗戦で受けた衝撃は大きなものでした。この生き方で間違いないと思っていたことが,脆くも崩れ去るとき,彼女は,教壇から去って行きます。たった7年の教師生活でした。

     昨日まで教えていた教科書に墨をぬらせたということは,わたしをして,単に国家や政治への不信ばかりではなく,すべての人間への不信に追いやっていたのである。p.339

     人間としても,どう生きていけば良いのか分からない状態になった綾子は,重い病気まで引き起こしてしまいます。

     自分の過去を客観的にふり返る姿は,時に大変赤裸々です。さすが作家さんだと感心します。
     遊女の意味も分からず,男女の関係も分からず,ただ純粋培養された娘が,どのように社会と交わって成長していくのか。現代では考えられない,10代前半から20代前半の少女の考え方が見えて,興味深いです。

     なお,三浦さんには,この続編となる自伝『道ありき』『この土の器をも』というのもあるそうです。

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    2017年12月14日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

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    ネタバレ

    粗野で下品、道徳観念なし、アクの強い登場人物が多い中で、主人公貴乃の真面目さ、純粋さ、やさしさがひときわ目立ちます。その貴乃とお似合いの孝介、結ばれるはずの2人は完治の悪巧みによって引き裂かれ、それぞれの運命が激変していきます。

    泣く泣く完治の家に嫁入りした貴乃ですが、主婦として立派に勤め上げることが驚きでした。運命に翻弄されて終わらず、「置かれた場所で咲く」ことのできる女性です。内心では恨み、つらみ、未練も多々あるのですが、それを押し隠して生きていく。誰にでもできることではありません。

    一方、孝介も樺太で実業家として成功。完治の妹あき子を嫁にもらうのですが、もしかして復讐のため?と思ってしまいました。お嫁にしていじめたりするのかなと。実際は何不自由のない暮らしをさせてあげるけれど、ある一点においては復讐ともいえるような気がしました。

    貴乃・孝介ともにそれぞれ配偶者の浮気があり、あき子は不倫の子を産むし、貴乃の息子に至っては完治の愛人と関係を持ったりと乱れた展開に。肝心の貴乃・孝介はお互いを思いながらもずっと清い関係のまま。2人は掃き溜めに鶴のような存在です。

    その後、第2次世界大戦へ。終戦間近にソ連が参戦、樺太は大きな被害を受けることに。終戦後のソ連の攻撃には本当に腹が立ちました。

    混乱期に貴乃・孝介それぞれが家族を失い、悲しみ・後悔に暮れるものの、最後になってやっとひとすじの希望が見えてきました。ようやく!と思った矢先に、また不幸が。

    貴乃のことだから、きっと毅然とした最期を迎えるのでしょう。でも、数々の艱難辛苦を耐え忍んできたのだから、戦後のこれからという時代を孝介と穏やかに笑顔で暮らしてほしかったと切実に思いました。

    上下巻で読みごたえある大作です。三浦作品の中ではキリスト教色がなく、読みやすかったです。

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    2017年10月14日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    女性が政治的戦略や人質として扱われていた戦国時代に明智光秀の娘として生まれ、細川忠興に異常なまでの執着心を持たせたガラシャ。

    両親から愛情深く育てられた少女時代、忠興を夢中にさせた美貌、本能寺の変の後、不安の中で暮らした様子など、周囲の状況で生き方が大きく変わる当時の女性の様子に胸が詰まるようでした。

    印象に残ったのは、キリスト教に出会ってから、自分自身の傲慢さや周りを見下していた態度に気がつき、慈愛の心で満たされていくプロセスです。
    姫として生まれ育ち、嫁ぎ先でも夫の愛情を受け、周りから美しさを讃えられる中で、侍女たちとは「主人ー仕える人」という人間関係が出来上がってしまいます。

    その中で、自分のわがままや傲慢さに自分で気づいて、侍女たちへの接し方を変えるというのはなかなかできないことだと思うのです。
    自分を束縛し、側室まで作った夫・忠興に対してもより甲斐甲斐しく接しています。

    この時代、神を信じて自分のあり方を確認するというのが、心の平穏を守る方法だったのかもしれません。
    強く切ない生き方でした。
    平和な時代に生まれた幸せを改めて感じます。

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    2017年06月10日
  • 三浦綾子 電子全集 それでも明日は来る

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    (01.14.2017)

    「主(神)吾を愛す、主は強ければ
    吾弱くとも 恐れはあらじ……」
    この歌が葬儀でうたわれた時、私は泣けて泣けて仕方がなかった。苦労つづきの中で、この讃美歌を愛唱したということは、すばらしいことだ。どんなに苦労がつづいても、とにかく神は自分を愛していると信じて、この歌を母は毎日うたってきたのである。だから私は、母の生涯は「勝利」の生涯であったと思うのである。

    今の私に必要なことをこの本から教わった。人生山あり谷ありという言葉通り、ここ一、二年なかなか思うように事が進まない日々が続いていて、精神的に弱っている。すぐネガティブになってしまったり、物事を悲観してしまうようになってしまっている。タイトル通り、それでも明日は来るという希望を持って生きる事が大事だと、改めて教わった。希望を捨てたら全てが終わってしまう。

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    2017年01月15日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    本能寺、忠興の異常な愛情、キリスト教への改宗、そして大阪での見事なまでの最期へと織豊時代の多様性を映した見事な生涯。

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    2016年11月12日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    乱世の不穏な世情ながらも幸せに暮らしていたのは上巻まで。
    本能寺の変から、一気に逆賊の娘として過酷な運命に
    翻弄されていく様が描かれています。

    歴史的にすでに知っている方でも面白く読めると思います。

    自分は何もしていない、穏かに暮らしているだけなのに
    次から次へと降りかかってくる火の粉。
    運命に翻弄されるってまさにこういう事ですよね。
    何かにすがりたくもなる気持ちはよく理解出来ます。

    ただなぜキリスト教なんでしょう?
    傾倒するまでの心の移り変わりはよく描かれているのですが、
    最後のところでやはり理解が及びませんでした。

    信者でない私には、熱心さ真剣さは頑固さにしか思えず、
    信者の心情を理解するには至りませんでしたが、
    それでも玉子の生涯には感動を覚えました。

    まっすぐに己の信念に従って進む姿は美しいです。
    ただ死を目前に周りの者にも信者になれなれコールが
    少しひつこかったかな・・・(笑)

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    2016年06月28日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    細川ガラシャ夫人とありますが、
    上巻はほぼ明智光秀が主人公って感じです。
    光秀の描かれ方がとても新鮮で面白く、一気に読めてしまいました。

    悪く言われがちな光秀がこの本では苦労人でありながら教養豊かで思慮深く、
    武勇にも優れた素晴らしい人物のように描かれています。

    史実的にと言うよりは作者の目線で描かれた光秀像ですが、
    玉子が父である光秀から多いに影響を受けた様子やら、
    かなりの信頼を寄せていたらしい記述を鑑みると、
    かなり美化されてる感は否めませんが、
    これに近い人物なのではないかなと思えてきます。

    戦国の世における家族や女性がどのようであるかなど、
    これも作者目線ではありますが興味深いです。

    下巻もとても楽しみです。

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    2016年06月28日
  • 三浦綾子 電子全集 積木の箱(下)

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    かつて、教育実習の指導教官に「すべての生徒に慕われるのは不可能だ。多くの生徒に慕われるよう努力せよ。」と言われた。本編も教師と生徒のすれ違いが、随所で発生する。思春期の体験が大きいがゆえに教師の態様が影響力大であり重要。2016.5.20

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    2016年05月20日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    修一おじさんが登場する度に涙が出そうになる。今の世で考えれば聖人のような、耕作と拓一と福ちゃんだけだと「作り話」感が否めないが、彼はとても人間らしく、重要な役回り。
    節子もいいキャラクターだと思う。

    「因果応報は人の希望」
    であって、現実はそうではない。
    なぜ、いい事ばかりしている人がこんなにも辛い目にあうのか。なぜ、悪い事ばかりしている人が悠々と生きているのか。
    このあたりを考えるのが終盤のテーマ。

    私は無宗教なので、人生の大道は「先祖の行い」で決まっているが、細かい部分は自分次第って考えている。ちょうどいいところ。笑

    ラストシーンは、情景が浮かぶ。
    白いハンカチかあ。映画で見たいなあ。

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    2016年02月09日