三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 積木の箱(上)

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    何というか良い人すぎる先生とお金持ちひねくれ者の話。先生が心配する気持ちが高校生にとっては、うざったくもあり理解されないと思う。当事者の心理とはそういうもので、心を閉ざしてしまうとそれ以上は入り込めなくなってしまうものなのだろう。昔の自分のことを考えるとわかるような、わからないような。

    三浦綾子さんの本は愛が根底にあるけれども、同時に人間のねたみや恨みを素直に出してある。もちろんそこに共感する自分もいれば、人間って卑劣だなと思うこともある。2015/3/18

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    2015年03月18日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    揺れて望む、真理の先にある心。

    (以下抜粋)
    ○生まれた者は死ぬ。若い者は老いる。健やかな者も病む。美しい花も散る。
     すべてが無常と知ること、それが真理を知ることじゃ(P.17)

    ○卑下はせぬが、謙った思いで生きている。
     謙遜ほど人間を美しくするものはない。(P.64)

    ○死ぬつもりで生きるところに、本当の生き方があるのかも知れぬ(P.117)

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    2014年12月31日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

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    キリスト教について興味があり、ふと手に取った。さすが作家なだけあって、こちらが知りたいと思うことを面白く教えてくれる。著者の経験を交えての解説にも好感がもてた。心に触れる言葉も数多くあり、実際に聖書を読んでみようと思った。

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    2014年12月04日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    (レビュー・感想というより、読むに至った経緯)
    夏。
    表紙の白に惹かれ、あらすじを読み、読むにいたる。

    ただただ、理性や分別を失くしたくはないなと思いました。

    なまなましい。そんな小説。

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    2014年11月06日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    玉子の覚悟と信念に最後の十数ページは、涙をためながら一気に進んで、気がついたら終わっていました。
    この後の天下分け目の戦いが、玉子の姿勢で影響されたかもしれないというのも知らなかったので、あらためて立派な人だったんだな、と思いました。

    そして、キリスト教についても学んでみたくなります。
    戦国を知るには大事なところだよなぁと。

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    2014年10月26日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

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    ネタバレ

    「人間はいつでも人間でなければならない。獣になったり、卑怯者になったりしてはならない。(中略)苦しくても人間として生きるんだぞ。人間としての良心を失わずに生きるんだぞ」

    文中のこの言葉が心に残る。私がなりたい人間と重なっている部分がある。

    主に旭川を舞台に、神、キリスト教、宗教、戦争が主なテーマ。

    特に日々の生活のなかで戦争が忍び寄ってくる様子がじっとりと書かれています。
    力ずくで他人の思想を縛ろうとしている世相など。
    この本を読んで、どんな戦争も反対したいと改めて実感しました。

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    2014年10月10日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (上)

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    ネタバレ

    教師を目指し、教師になった竜太の話。
    三浦文学によくみられる潔癖さと優しさを持つ主人公と恋人。
    戦中戦後の治安維持法(大正14年)、言論統制、国家総動員法が施行される前後の話。教師になった竜太にも暗い影が覆いかぶさる。

    暗い世相になっていく時代については知らないことが多かったので、なんとなくでも知ることができて勉強になりました。

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    2014年10月05日
  • 三浦綾子 電子全集 帰りこぬ風

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    ネタバレ

    日記を書いて自分自身と向き合いながらも悪い男医者に騙されていく若い女性看護師。

    本当の愛への気付きと、心からの神への祈りが同時に訪れるラスト。

    三浦綾子は日常をすくって精神世界を味わせてくれる。

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    2014年09月25日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    細川ガラシャの生き方が強くて美しい。なんでキリスト教を望んだのか。キリストの教えを信じることで必死に自分を保とうとしていたんだろうな。ガラシャが関ヶ原の戦いの行方を握っていたというのも納得。戦国の女性の強くて美しい生き方にどっぷり浸った。あっという間に読み終えてしまった。

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    2014年08月14日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

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    明智光秀について本能寺の変を起こした人..という認識しかなかった。この本を読んでいかに明智がすごい人かわかった。妻を家臣を大切にしていたり秀吉以上の出世頭だったり。現代に秀吉いたらすごいモテるだろうなー

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    2014年08月14日
  • 三浦綾子 電子全集 嵐吹く時も(下)

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    ネタバレ

    出生にまつわる運命に翻弄されながらも生きる、2つの家族の物語。
    「人間ってあやまちを犯さなきゃ生きていけないんだなあって」
    幸せに見える家族であっても、生き方も考え方も少しずつ違う。問題もある。
    誰もが、その場の感情で流され、過ちを犯す。思いも変わる。
    過去の過ちを悔いて苦しんでいたりもする。
    家族の過ちを責め続けていたりもする。

    読んでいて、章の途中で唐突に10年の月日が流れていたりするので、戸惑うこと有。

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    2014年08月05日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

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    三浦綾子さんの三部作、久しぶりに読み返してみた。私には神を信じる勇気が今はないけれど、三浦さんの作品を通して、キリストに大いに興味を引かれるようになった。聖書を読んでみようと思って手元においてあるけど、もう一回開いてみようかな。

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    2014年06月20日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

    購入済み

    文語訳!

    私も読んでみます! 旧約と新約!

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    2014年03月05日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(下)

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    綿密な調査に基づいた史実と創作の混成は流石。千利休の凄絶な最後は茶道に参じる者として矢張り格好良い。後半は史実として明らかになっている部分が多い所為か、その説明が主になり創作要素が減ったのが唯一残念な点。事実は小説ほどエキサイティングではない、といったところか。それでもなお、利休の生き様は見事。

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    2014年02月26日
  • 三浦綾子 電子全集 旧約聖書入門 ―光と愛を求めて

    購入済み

    神の言葉!

    只、一途に想い信じること!

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    2014年02月10日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(上)

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    愛にも美を追求する利休の物語。『利休にたずねよ』より先にこっちを読みたかった。章ごとに数年の時間間隔がある三浦綾子の文体も読み慣れてくると心地良い。上巻終えてまだ序盤、というところで星4つ。

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    2014年01月29日
  • 三浦綾子 電子全集 生きること思うこと わたしの信仰雑話

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    『塩狩峠』や『氷点』などの評判が高い著者が夫婦の信仰生活を綴ったエッセイ。
    旭川の山奥で暮らしていることもあって、特に前半部分の頑固な時代批評にはやや隔世的なものを感じてしまうが、読み進めていくうちにそれらは鳴りを潜めて穏やかな文になってゆく。中盤で著者が自らの生活を省みたときにふと思い至ったこととして、「思い立ってすぐ実行に移す人間は必ずしも実行力があるとはいえず、むしろ意志薄弱型の人間なのだ。本当の実行力とは一つのことを実行に移すにあたって綿密な計画と周到な準備をもってなされるものでなければならない。」と書いているが、この部分には大いに同意させられた。
    敬虔なクリスチャンである著者とその夫

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    2014年01月17日
  • 草のうた

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    作者の作品は、氷点や塩狩峠といった代表作を知りつつも、これまで読んだことが無かった。
    メジャーなところにはいかず、ボリュームが少なそうなこの作品を全く事前情報なしで読んでみたのだが、作者自身の幼年期を振り返るものだったので、少し驚いた。(これもまた小説というのだと思うけれど、よく考えるとここまで自分自身を振り返っている作品は初めて読んだように思われる。)

    冬の北海道の厳しさと当時の世相、その中で育つ子供の強さと普通さを感じることができた。よくこんなに自分の昔のことを覚えているなあと純粋な感心もあった。

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    2014年01月05日
  • 三浦綾子 電子全集 草のうた

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    作者の作品は、氷点や塩狩峠といった代表作を知りつつも、これまで読んだことが無かった。
    メジャーなところにはいかず、ボリュームが少なそうなこの作品を全く事前情報なしで読んでみたのだが、作者自身の幼年期を振り返るものだったので、少し驚いた。(これもまた小説というのだと思うけれど、よく考えるとここまで自分自身を振り返っている作品は初めて読んだように思われる。)

    冬の北海道の厳しさと当時の世相、その中で育つ子供の強さと普通さを感じることができた。よくこんなに自分の昔のことを覚えているなあと純粋な感心もあった。

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    2014年01月05日
  • 三浦綾子 電子全集 帰りこぬ風

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    人間とは何か、生きるとは何かを、平易な文章から鋭く問うてくるのは流石に三浦綾子。
    憧れの医師に純潔を奪われつつ、その男がどうしようもない男だと承知しながらも愛に溺れていく若き看護師が綴る日記という設定。
    ハイローの無い日記調の文体が、堕落していく(そしてそれに気付かない)人間の恐ろしさを感じさせる。

    しかし、注目すべきは、主人公の働く病院に入院する広川さん。私と同じ年齢でありながら達観した思想と精神的厚みを兼ね備えた彼が、めちゃめちゃかっこいい。一方で、いわゆる世間知らずのお嬢様である主人公にに恋心を抱きつつも、「心の教師」として振る舞ううちに、そのポジションから抜け出せず…といった弱さも見

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    2013年12月03日