三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    読み終えて思ったのは、啓造も夏枝も、形は歪んでいても、どこかでまだお互いを愛しているんだろうと思った。
    愛は憎しみに変わるのか。それとも、憎しみという感情は、愛があるからこそ生まれるのか。
    愛憎劇が繰り広げられていた。
    その中で陽子と徹だけが、ただ翻弄されているようで、ひたすらに痛ましかった。

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    2026年02月28日
  • 氷点(上)

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    読み終えて思ったのは、啓造も夏枝も、形は歪んでいても、どこかでまだお互いを愛しているんだろうと思った。
    愛は憎しみに変わるのか。それとも、憎しみという感情は、愛があるからこそ生まれるのか。
    愛憎劇が繰り広げられていた。
    その中で陽子と徹だけが、ただ翻弄されているようで、ひたすらに痛ましかった。

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    2026年02月28日
  • 銀色のあしあと

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    星野富弘さんと三浦綾子さんの対談の様子がおさめられている本です。

    星野さんの詩は何度も読んだことがあるし、三浦さんの『塩狩峠』も読んだことがあります。

    対談の中から、星野さんはユーモアのあるかたなんだなというのが垣間見れました。

    「苦しみに会ったことはわたしにとってしあわせでした」

    星野さんは、なんて強い人なのだろう。すごく尊敬します。

    星野さんの詩も絵も素晴らしいです。僕は星野さんの字体も好きです。

    いつか、星野富弘美術館に行ってみたい。

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    2026年02月26日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    ネタバレ

    半分くらい読んで。
    明治から昭和初期にかけて貧しさゆえに理不尽で苦労しかない人たちが本当にいたなんて不憫でならない。自分は今の時代で恵まれているはずなのにしかしながら心からの感謝が持てない。理屈ではわかっていても幸せなはずなのにいくら教会で祈っても有り難みの実感がわかない。これが人間なのでしょうか。
    2/3くらい読んで。
    母親は息子が立派にならなくても生きていてそばにいてほしいと願うものなのですね。
    読み終わって。
    母と子の愛情の深さに感動しました。この時代の闇に輝く光。人の哀しみや不幸はたくさんありますが人には分かってはもらえない。でもイエス様はわかってくださる、共に歩んでいただけると知り母セキさんに助けられました。そしてルカの福音書23章34節があらためて胸に刻まれました。

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    2026年01月07日
  • 母

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    ネタバレ

    半分くらい読んで。
    明治から昭和初期にかけて貧しさゆえに理不尽で苦労しかない人たちが本当にいたなんて不憫でならない。自分は今の時代で恵まれているはずなのにしかしながら心からの感謝が持てない。理屈ではわかっていても幸せなはずなのにいくら教会で祈っても有り難みの実感がわかない。これが人間なのでしょうか。
    2/3くらい読んで。
    母親は息子が立派にならなくても生きていてそばにいてほしいと願うものなのですね。
    読み終わって。
    母と子の愛情の深さに感動しました。この時代の闇に輝く光。人の哀しみや不幸はたくさんありますが人には分かってはもらえない。でもイエス様はわかってくださる、共に歩んでいただけると知り母セキさんに助けられました。そしてルカの福音書23章34節があらためて胸に刻まれました。

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    2026年01月07日
  • 母

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     プロレタリア文学の小林多喜二の母が語る回顧録です。家族思いで、小説の力で貧困弱者を救おうとする小林多喜二が警察の拷問により獄死したことへの深い哀しみが繰り返し語られています。読んでいて胸がつまります。息子の姿を十字架に掛けられて死んだキリストになぞらえて、神ですら子が傷つけられて死ぬことを止められなかったのだからと、息子の死を受け入れていく場面が良かったです。

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    2025年12月20日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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     プロレタリア文学の小林多喜二の母が語る回顧録です。家族思いで、小説の力で貧困弱者を救おうとする小林多喜二が警察の拷問により獄死したことへの深い哀しみが繰り返し語られています。読んでいて胸がつまります。息子の姿を十字架に掛けられて死んだキリストになぞらえて、神ですら子が傷つけられて死ぬことを止められなかったのだからと、息子の死を受け入れていく場面が良かったです。

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    2025年12月20日
  • 三浦綾子 電子全集 石の森

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    命は神様から与えられたものなので、自分でどうしようこうしようと思うことすらおこがましいのである。
    主人公は私よりもだいぶんと年下なので「知らなすぎる」と感じるが自分も年上の人から見たらそうなのであろう。

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    2025年12月15日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    正編のあの終わり方が気になって、つい続編に手を出してしまった。
    うっすら展開がわかっているのに、手の上で転がされて、えー?はあああ?と叫びつつ読む。
    そんな三浦マジックである。

    続編の上巻では実の母とその家族、まさかの⚪︎⚪︎のリターンが大きなインパクトを残す。
    じわじわと読者の心に足跡を残す高木と辰子。
    すっかり影がうすくなった陽子世代。

    茅ヶ崎のおじいさまの言う通り、夏枝は甘やかされすぎだろ。
    夏枝の、彼女は貰い物を素直に喜ぶことはない、いつも必ずケチをつける、というエピソードが不快。
    夏枝は、細やかに女性らしい気遣いをみせるという長所と、ワガママで幼稚で人目をやたらと気にしている利己的だという短所があるが、まあ、短所が深刻に見える。

    上巻の終わりで、特に、誰も、何も、解決していない\(^o^)/
    この先どうなるのか、下巻が楽しみ。

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    2025年12月12日
  • 続 氷点(上)

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    正編のあの終わり方が気になって、つい続編に手を出してしまった。
    うっすら展開がわかっているのに、手の上で転がされて、えー?はあああ?と叫びつつ読む。
    そんな三浦マジックである。

    続編の上巻では実の母とその家族、まさかの⚪︎⚪︎のリターンが大きなインパクトを残す。
    じわじわと読者の心に足跡を残す高木と辰子。
    すっかり影がうすくなった陽子世代。

    茅ヶ崎のおじいさまの言う通り、夏枝は甘やかされすぎだろ。
    夏枝の、彼女は貰い物を素直に喜ぶことはない、いつも必ずケチをつける、というエピソードが不快。
    夏枝は、細やかに女性らしい気遣いをみせるという長所と、ワガママで幼稚で人目をやたらと気にしている利己的だという短所があるが、まあ、短所が深刻に見える。

    上巻の終わりで、特に、誰も、何も、解決していない\(^o^)/
    この先どうなるのか、下巻が楽しみ。

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    2025年12月12日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    【2025年137冊目】
    女学生の奈緒美は友人の京子の兄である良一の無垢なアプローチに心を動かされかけていた。一方、良一の友人である竹山もまた奈緒美に心を寄せていたが、そんな竹山を京子は一途に思っていた。一時の熱情的な判断、否定されるほどに募る感情、嫉妬と羨望と衝動。ままならない男女関係を描いた一作。

    いや、納得行かねぇ…なんで「なんだかんだあったけど、いい人だったよね」エンドになってるんだ。ダメだよ、灰皿投げてるんだよ?世の中灰皿投げない男の人もいっぱいいるし、女にだらしなくない人も、酒に溺れない人もいるのに役満だよ?死んで勝ち逃げみたいな扱い、納得いかなすぎる…まあ生者がそう整理をつけたのならいいっちゃいい気もするんですが、私だったら「自業自得では?」と思うかも。

    しかし、反対されるほどに躍起になる気持ちがわかりすぎて、共感性羞恥がやばかったです。今ならよくわかる過去の過ちがフラッシュバックしてもう。

    「愛することは許し続けること」ってその通りだなとは思うんですけど、そうは言ってもだめな奴はだめだよ。本当に許すのは生きて償い切った時だと思うけどなぁ。

    あと、全員うまい具合に思い通り言ってなくて、読んでるこっちがヤキモキさせられる建付けでしたが、読み終わってみれば上手く感情を翻弄される感じで作者さんの思うがままに踊らされた気がしました。上手い。

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    2025年11月10日
  • 三浦綾子 電子全集 人間の原点―苦難を希望に変える言葉

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    過去の作品からテーマに合わせて、集めた作品。
    それぞれの作品を読めば出会える言葉。
    私にとっては、微妙でした。

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    2025年10月03日
  • 人間の原点 苦難を希望に変える言葉

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    過去の作品からテーマに合わせて、集めた作品。
    それぞれの作品を読めば出会える言葉。
    私にとっては、微妙でした。

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    2025年10月03日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(上)

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    文章に慣れるのに時間がかかったり、昔ながらの価値観でさくさくと読み進められなかったりしたが、単純ではない人間模様を楽しむことができた。下巻を読むのが楽しみ。

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    2025年09月06日
  • 三浦綾子 電子全集 夢幾夜

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    三浦綾子の著作を読んできたけど、これは異色中の異色。「よくもまぁ、本になったな!(褒め言葉)」が率直な気持ち。「十五、六の少女がライフル銃を構えて、道の真ん中に転がっている鮭に乱射している。」で始まる話が1番好きです。

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    2025年07月16日
  • 夢幾夜

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    三浦綾子の著作を読んできたけど、これは異色中の異色。「よくもまぁ、本になったな!(褒め言葉)」が率直な気持ち。「十五、六の少女がライフル銃を構えて、道の真ん中に転がっている鮭に乱射している。」で始まる話が1番好きです。

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    2025年07月16日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

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    新約聖書入門というタイトルですが、三浦綾子による聖書の各記事に対しての思いを語った本という感じ。

    でもざっくりとですが、どういう内容かという事と、三浦綾子がどう捉えているかの解釈が知れて興味深かったです。

    神学的というよりも、あくまで一般信者としての感想なのでとても読みやすかったです。

    三浦綾子ファンならぜひ

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    2025年06月07日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    陽子の出生に関わる問題と、それにまつわる周囲の人々との関係。
    結末は、あまりにも残酷な感じがしたがラスト数ページは陽子が長年悩み考え続けていた「許し」の答えを見つけた気がして少し救われた。

    夫婦の在り方についても考えさせられたなぁ。
    意外と、ドライというか割り切りも大事だなと。

    ★ おかあさんの未知の世界に、おとうさんだけが入って行く、それに抵抗を感じているんじゃないのかな。自分とは遠い世界の人になるような不安と、ジェラシーに似た感情の入りまじった、複雑な抵抗をね。

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    2025年05月12日
  • 続 氷点(下)

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    陽子の出生に関わる問題と、それにまつわる周囲の人々との関係。
    結末は、あまりにも残酷な感じがしたがラスト数ページは陽子が長年悩み考え続けていた「許し」の答えを見つけた気がして少し救われた。

    夫婦の在り方についても考えさせられたなぁ。
    意外と、ドライというか割り切りも大事だなと。

    ★ おかあさんの未知の世界に、おとうさんだけが入って行く、それに抵抗を感じているんじゃないのかな。自分とは遠い世界の人になるような不安と、ジェラシーに似た感情の入りまじった、複雑な抵抗をね。

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    2025年05月12日
  • 続 氷点(上)

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    『氷点』の続編。
    陽子が主人公となる話。
    「私の心は凍えてしまった」と述懐した陽子に突きつけられたのは、自分自身では解決しようのない問題だった。
    許しとは何か。
    生きるとは何か。
    を問われる作品。

    大人になりきれない母親がいちいちイラつく。

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    2025年05月12日