三浦綾子のレビュー一覧

  • 塩狩峠

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    生き方を学ぶ

    主人公永野信夫がとにかく思慮深く、自分自身にとことん正直な人間で、そこに惹かれるものがある。
    とにかく馬鹿正直で、誰しも経験し得る感情でありながらも言葉にする程の事でもないようなことを、丁寧に気持ちを紐解いて赤裸々に語る場面がたくさんあり、良い意味でなんだかむず痒い気持ちにもなる。

    キリスト教の考えについては正直よくわからないのだか、信夫の生きる道、死生観というのは、自分ごととして深く考えされられた。

    個人的には、父の貞之の遺書が泣けた。

    私の読書家としての経験の少なさ故か、後半は疲れて読み飛ばしたくなるようなところもあり、感動も何故か薄れてしまった。

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    2025年07月29日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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     自己犠牲って、独りよがりだなと思っていた。偽善とまでは言わないが、主人公の選択は良いことだったのだろうか。でもそうしたら、どうするのが善だったのかという話にもなってくる。何もしない人間が口を出せる領域ではないなと思った。

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    2025年07月28日
  • 塩狩峠

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     自己犠牲って、独りよがりだなと思っていた。偽善とまでは言わないが、主人公の選択は良いことだったのだろうか。でもそうしたら、どうするのが善だったのかという話にもなってくる。何もしない人間が口を出せる領域ではないなと思った。

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    2025年07月28日
  • 塩狩峠

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    決して明るい作品ではないけれど、登場人物はみんな根が真面目で、ひねくれた人もどこか真っ直ぐなひねくれ方をしている。
    物語が進む中で「人を許す」ということを身につけた主人公を見て、「人としてすごく強くなったんだなぁ」と少し置いていかれたような感覚になった。

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    2025年07月26日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    決して明るい作品ではないけれど、登場人物はみんな根が真面目で、ひねくれた人もどこか真っ直ぐなひねくれ方をしている。
    物語が進む中で「人を許す」ということを身につけた主人公を見て、「人としてすごく強くなったんだなぁ」と少し置いていかれたような感覚になった。

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    2025年07月26日
  • 夢幾夜

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    三浦綾子の著作を読んできたけど、これは異色中の異色。「よくもまぁ、本になったな!(褒め言葉)」が率直な気持ち。「十五、六の少女がライフル銃を構えて、道の真ん中に転がっている鮭に乱射している。」で始まる話が1番好きです。

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    2025年07月16日
  • 三浦綾子 電子全集 夢幾夜

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    三浦綾子の著作を読んできたけど、これは異色中の異色。「よくもまぁ、本になったな!(褒め言葉)」が率直な気持ち。「十五、六の少女がライフル銃を構えて、道の真ん中に転がっている鮭に乱射している。」で始まる話が1番好きです。

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    2025年07月16日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    SNSで泣ける本と見たため読んでみました。
    時代的に前のお話で宗教に対する知識が欠けていたため難しかったです。
    ただ人間の欲は不変だなぁと感じました

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    2025年06月18日
  • 塩狩峠

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    SNSで泣ける本と見たため読んでみました。
    時代的に前のお話で宗教に対する知識が欠けていたため難しかったです。
    ただ人間の欲は不変だなぁと感じました

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    2025年06月18日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    ネタバレ

    下巻は、夏枝の年齢を重ねても変わらない、精神的な幼さと、傲慢さによる言動に辟易してしまった。

    陽子や徹、北原の若さ故の思い込みや一途な感情は、なんとなく理解できるのだが、啓造や夏枝、そして村井ら大人達が自分の欲望や嫉妬に突き動かされ、起こしてしまう行動や発してしまう言葉に、衝撃を受けた。

    この罪の感情がこの作品のテーマ「原罪」という事なのだそうだ。

    自己愛に支配された大人達のなかで、辰子さんが唯一の救い。

    そしてラストは衝撃の真実が待っていた。

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    2025年06月13日
  • 氷点(下)

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    ネタバレ

    下巻は、夏枝の年齢を重ねても変わらない、精神的な幼さと、傲慢さによる言動に辟易してしまった。

    陽子や徹、北原の若さ故の思い込みや一途な感情は、なんとなく理解できるのだが、啓造や夏枝、そして村井ら大人達が自分の欲望や嫉妬に突き動かされ、起こしてしまう行動や発してしまう言葉に、衝撃を受けた。

    この罪の感情がこの作品のテーマ「原罪」という事なのだそうだ。

    自己愛に支配された大人達のなかで、辰子さんが唯一の救い。

    そしてラストは衝撃の真実が待っていた。

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    2025年06月13日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    ネタバレ

    宮部みゆきさんとどなたかの対談動画を拝見し、そこでこの本が紹介されており、手に取りました。

    感想…。

    なんだこの夫婦!?が率直な思い。
    人間の愛と罪と赦しに真正面からむきあう不朽の名作…と背表紙に記されてはいるが、幼い妻夏枝と嫉妬深い夫啓造のヤバイ夫婦の物語としか…。一昔前の昼ドラのようです。

    とりあえず気になるので下巻も読みます。

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    2025年06月11日
  • 氷点(上)

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    ネタバレ

    宮部みゆきさんとどなたかの対談動画を拝見し、そこでこの本が紹介されており、手に取りました。

    感想…。

    なんだこの夫婦!?が率直な思い。
    人間の愛と罪と赦しに真正面からむきあう不朽の名作…と背表紙に記されてはいるが、幼い妻夏枝と嫉妬深い夫啓造のヤバイ夫婦の物語としか…。一昔前の昼ドラのようです。

    とりあえず気になるので下巻も読みます。

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    2025年06月11日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

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    新約聖書入門というタイトルですが、三浦綾子による聖書の各記事に対しての思いを語った本という感じ。

    でもざっくりとですが、どういう内容かという事と、三浦綾子がどう捉えているかの解釈が知れて興味深かったです。

    神学的というよりも、あくまで一般信者としての感想なのでとても読みやすかったです。

    三浦綾子ファンならぜひ

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    2025年06月07日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    宗教色強め。
    結局、史実ではなぜナガノ氏が死を遂げたかは諸説ある。
    とはいえさすがの三浦綾子、心理描写は稀なるもので、すさまじい。
    主人公の幼少期から思春期に感ずる死への概念は、自分の幼い時からの気持ちを順に掘り起こされるようだった。
    私は「まじめか!!」な主人公よりも、実直で欲張らないのにずば抜けている吉川修、素直であるがままの隆志が好きだな。

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    2025年06月06日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    宗教色強め。
    結局、史実ではなぜナガノ氏が死を遂げたかは諸説ある。
    とはいえさすがの三浦綾子、心理描写は稀なるもので、すさまじい。
    主人公の幼少期から思春期に感ずる死への概念は、自分の幼い時からの気持ちを順に掘り起こされるようだった。
    私は「まじめか!!」な主人公よりも、実直で欲張らないのにずば抜けている吉川修、素直であるがままの隆志が好きだな。

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    2025年06月06日
  • 続 氷点(下)

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    陽子の出生に関わる問題と、それにまつわる周囲の人々との関係。
    結末は、あまりにも残酷な感じがしたがラスト数ページは陽子が長年悩み考え続けていた「許し」の答えを見つけた気がして少し救われた。

    夫婦の在り方についても考えさせられたなぁ。
    意外と、ドライというか割り切りも大事だなと。

    ★ おかあさんの未知の世界に、おとうさんだけが入って行く、それに抵抗を感じているんじゃないのかな。自分とは遠い世界の人になるような不安と、ジェラシーに似た感情の入りまじった、複雑な抵抗をね。

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    2025年05月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    陽子の出生に関わる問題と、それにまつわる周囲の人々との関係。
    結末は、あまりにも残酷な感じがしたがラスト数ページは陽子が長年悩み考え続けていた「許し」の答えを見つけた気がして少し救われた。

    夫婦の在り方についても考えさせられたなぁ。
    意外と、ドライというか割り切りも大事だなと。

    ★ おかあさんの未知の世界に、おとうさんだけが入って行く、それに抵抗を感じているんじゃないのかな。自分とは遠い世界の人になるような不安と、ジェラシーに似た感情の入りまじった、複雑な抵抗をね。

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    2025年05月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    『氷点』の続編。
    陽子が主人公となる話。
    「私の心は凍えてしまった」と述懐した陽子に突きつけられたのは、自分自身では解決しようのない問題だった。
    許しとは何か。
    生きるとは何か。
    を問われる作品。

    大人になりきれない母親がいちいちイラつく。

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    2025年05月12日
  • 続 氷点(上)

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    『氷点』の続編。
    陽子が主人公となる話。
    「私の心は凍えてしまった」と述懐した陽子に突きつけられたのは、自分自身では解決しようのない問題だった。
    許しとは何か。
    生きるとは何か。
    を問われる作品。

    大人になりきれない母親がいちいちイラつく。

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    2025年05月12日