三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 われ弱ければ-矢嶋楫子伝

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    女子学院初代学長である矢嶋楫子の伝記です。
    ほとんど校則がないという女子学院に興味を持ち、読み始めました。

    40歳まで一主婦として夫の暴力に耐えるという辛い体験をしながらも、その後教師となり、女子学院の学長・日本キリスト教婦人僑風会の会頭として活躍しました。
    89歳になっても渡米し(船で、ですよ!)、活動を行う楫子に心から感服します。

    また、ミッションスクールの意義についても考えるきっかけとなった一冊です。

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    2010年05月13日
  • 三浦綾子 電子全集 この土の器をも ―道ありき 第二部 結婚編

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    道ありきに引き続き、作者の半生を綴った作品です


    病気も回復し結婚後の生活から、作家として歩み始めるまでの話
    キリスト教を信仰しながらも日々の生活の中でなかなか正しくあることが出来ないもんなんですね


    幾つかのエピソードがとても日常的なところから書かれていて、それと聖書の教えとを上手に対比しているのですっと入っていきました



    僕は彼女の作品を見てからキリスト教のイメージが良い方に変わりつつあります
    とても素直に誠実な文章で書かれてるし、宗教ものと身構えないで読めるのもいいかと思います

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    2010年05月06日
  • 果て遠き丘

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    初めてこのような文庫本を読んだが、とても読みやすく一気に読み終えてしまった。

    香也子は何故そんなにまでして人の不幸を楽しんでいるのか最初はわからなかったが、物語が進むに連れなんとなくわかるような気がした。
    人間誰しもが香也子のような気持ちを、気付かないだけであって心の奥底に眠らせているのではないか。
    人の幸せを願っているようで、実はそうでない部分が自分にもあるような気がした。

    恵里子と西島はできすぎたカップルだと思ったが、そんな理想のカップルは今の時代いないだろうと思い羨ましく思った。
    様々なタイプの登場人物がそれぞれの役割で上手く登場しているように感じた。

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    2010年05月03日
  • 三浦綾子 電子全集 果て遠き丘

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    初めてこのような文庫本を読んだが、とても読みやすく一気に読み終えてしまった。

    香也子は何故そんなにまでして人の不幸を楽しんでいるのか最初はわからなかったが、物語が進むに連れなんとなくわかるような気がした。
    人間誰しもが香也子のような気持ちを、気付かないだけであって心の奥底に眠らせているのではないか。
    人の幸せを願っているようで、実はそうでない部分が自分にもあるような気がした。

    恵里子と西島はできすぎたカップルだと思ったが、そんな理想のカップルは今の時代いないだろうと思い羨ましく思った。
    様々なタイプの登場人物がそれぞれの役割で上手く登場しているように感じた。

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    2010年05月03日
  • 三浦綾子 電子全集 この土の器をも ―道ありき 第二部 結婚編

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    『道ありき・青春編』の続編
    結婚してから、小説の大賞に選ばれるまでが描かれており、
    一気に引き込まれて読み上げた
    健康に恵まれなくても、なんとも心の美しい夫婦の物語
    キリスト教信者でなくとも教えられることは多い。

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    2010年01月27日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

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    教師を一生の仕事と心に決めた少年の一生。成長し、教師になり、治安維持法のもと教師の職を追われ、兵士として満州へ行き、日本へ帰ってきて再び教鞭をとる。

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    2010年01月07日
  • 銃口 上

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     戦時中の昭和を舞台に、主人公が教師を目指し、そして戦争に巻き込まれていく。
     言論統制により、見に覚えのない罪に問われ、教壇を下りることとなる主人公。自由に、ものを言えない、思想を抱くことのできないことの恐ろしさを感じさせられました。
     本書の中に度々出てくる「神」というテーマ。正しい行いをしている者が必ずしも幸せな生涯を送るわけではない。神がいるならば、正しいものにこそそれに見合った幸せな人生が与えられるものではないのか・・・。正直、私もそう感じます。しかし、「見返りを期待して、正しい行いをしているわけではない」のです。自分の中の神様に背かない生き方をしたいと感じました。常に、自分に向けら

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    2009年11月21日
  • 三浦綾子 電子全集 この土の器をも ―道ありき 第二部 結婚編

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    13年間の闘病生活後、三浦光世氏と結婚。その愛と信仰に満ちた新婚生活を、時にユーモラスに語る。信仰というものがよく解らない私ではあるが、それがもし本当にここで語られるような人間関係を支えるものなら、扉を開けてみたいと思ったりもしてみる。自身の不徳から逃れる術はあるのだろうか? 

    「真実の人」という表現にエラく感動してしまった。底知れぬ魂への評価の言葉なのか? 

    朝日新聞の1000万円懸賞小説に応募するくだり、『氷点』誕生、作家三浦綾子誕生のいきさつは興味深い。

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    2009年10月16日
  • 三浦綾子 電子全集 自我の構図

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    既婚者同士の恋愛。お互い家族がある。
    伴侶の監視、嫉妬がある。
    だが、そんな制限があると、より一層燃えてしまう。
    当事者は切なく、大変苦しい。
    苦悩する気持ちは分かる…。

    第三者からすれば、
    「あんたたちいつまで何やってんですか?」と思う。

    ぐいぐい引っ張られるように読めてしまう。

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    2009年10月07日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    ネタバレ

    「蟹工船」の作者、小林多喜二の母、セキの話です。
    この本を知ったきっかけは、「平台がおまちかね」という本。
    私は蟹工船を読んだことがなく、「ああ、学校の授業で習ったなぁ」くらいにしか覚えてなかったのですが、「母」を書いたのが三浦綾子さん、ということで興味を持ちました。
    昭和初期、というのはどうも、どの本を読んでも思うことだけど、嫌な、暗い時代だったんだなと思う。
    言いたいことを自由に言えない時代。
    正しいことを言うと捕まる時代ってなんなのだ。
    もしタイムマシンでこの時代に行けたなら、日本をこんな国にした奴(誰だか知らんけど)のところへ行って、「バカ」と頭を叩いてやりたい。
    小林多喜二がどういう

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    2023年09月20日
  • 母

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    ネタバレ

    「蟹工船」の作者、小林多喜二の母、セキの話です。
    この本を知ったきっかけは、「平台がおまちかね」という本。
    私は蟹工船を読んだことがなく、「ああ、学校の授業で習ったなぁ」くらいにしか覚えてなかったのですが、「母」を書いたのが三浦綾子さん、ということで興味を持ちました。
    昭和初期、というのはどうも、どの本を読んでも思うことだけど、嫌な、暗い時代だったんだなと思う。
    言いたいことを自由に言えない時代。
    正しいことを言うと捕まる時代ってなんなのだ。
    もしタイムマシンでこの時代に行けたなら、日本をこんな国にした奴(誰だか知らんけど)のところへ行って、「バカ」と頭を叩いてやりたい。
    小林多喜二がどういう

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    2023年09月20日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

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    キリスト教とはいったい何なのか?
    を分かりやすくかいてある。

    単なる説明書ではなく、筆者の体験に基づいているので、
    キリスト教を知りたい人には納得できるおススメの一冊。
    クリスチャンが読んでも学べる点が多い書である。

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    2009年10月04日
  • 雨はあした晴れるだろう

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    ネタバレ

    三浦綾子さんの初期作品3編を集めた短編集です。
     これらの作品は、三浦綾子記念文学館設立を機に、原稿を整理していたら出てきたものや、不完全なままだったものを東西奔走しながら復元したものであるらしい。特に「茨の陰に」の復元にはかなりの労力をかけたとのこと。
     
     表題作「雨はあした晴れるだろう」は義理の兄に密かに憧れている主人公がある事件をきっかけに彼に失望、同級生の男の子とほのぼのとした関係が始まりそうなところまでを日記形式で書かれている作品。「この重きバトンを」は、主人公が父の半生を知り、父に対する見方が変わるという作品。「茨の陰に」は町長一家を描いた作品。

     初期作品と言うことはたぶん

    0
    2014年02月16日
  • 三浦綾子 電子全集 雨はあした晴れるだろう

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    ネタバレ

    三浦綾子さんの初期作品3編を集めた短編集です。
     これらの作品は、三浦綾子記念文学館設立を機に、原稿を整理していたら出てきたものや、不完全なままだったものを東西奔走しながら復元したものであるらしい。特に「茨の陰に」の復元にはかなりの労力をかけたとのこと。
     
     表題作「雨はあした晴れるだろう」は義理の兄に密かに憧れている主人公がある事件をきっかけに彼に失望、同級生の男の子とほのぼのとした関係が始まりそうなところまでを日記形式で書かれている作品。「この重きバトンを」は、主人公が父の半生を知り、父に対する見方が変わるという作品。「茨の陰に」は町長一家を描いた作品。

     初期作品と言うことはたぶん

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    2014年02月16日
  • 三浦綾子 電子全集 果て遠き丘

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    ネタバレ

    大学時代、三浦綾子さんの著作を読みまくっていた時期があり、この作品もその時に読んだもののひとつなのです。いわゆる純文学風でない作品であるゆえ、太目の文庫なのに妙にとっつきやすかったように思います。


    この作品の説明をする時に私は、
    「確かねー、「悪徳の栄え」のような姉妹が出てきて(姉がいい人で妹が極悪人ちゅう感じね)最終的には姉が幸せになって、妹がギャフンと言わされるという話だったと思います」なんて言い方をしてしまいます。さらっと読んだ時の印象はまさにこんな感じだったのです。ところが2回目に読んでみたらもっと複雑で奥が深い作品でした。


    主人公香也子は、自分より美しいものが嫌いで、また、他

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    2014年02月16日
  • 果て遠き丘

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    ネタバレ

    大学時代、三浦綾子さんの著作を読みまくっていた時期があり、この作品もその時に読んだもののひとつなのです。いわゆる純文学風でない作品であるゆえ、太目の文庫なのに妙にとっつきやすかったように思います。


    この作品の説明をする時に私は、
    「確かねー、「悪徳の栄え」のような姉妹が出てきて(姉がいい人で妹が極悪人ちゅう感じね)最終的には姉が幸せになって、妹がギャフンと言わされるという話だったと思います」なんて言い方をしてしまいます。さらっと読んだ時の印象はまさにこんな感じだったのです。ところが2回目に読んでみたらもっと複雑で奥が深い作品でした。


    主人公香也子は、自分より美しいものが嫌いで、また、他

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    2014年02月16日
  • 三浦綾子 電子全集 積木の箱(下)

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    「氷点」の三浦綾子の作。

    姉だと思っていた人が、親父の愛人だった!
    という衝撃の事実を知って、ウツウツと過ごす中3の一郎君。
    父・豪一の鬼畜っぷりが見事。

    一郎と同じ立場にある姉みどりの態度が小気味よい。一郎はヘタレ。

    全体的に、男性がヘタレあるいはクズに、女性が強く美しく描かれている。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(下)

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    全く知らなかった茶道の世界の奥深さを知った。
    日本人の繊細な生き方が如実に現れる茶道に
    感動した。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 旧約聖書入門 ―光と愛を求めて

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    非常に抑えた表現、かなりロックな内容だと思いました。
    購入した場所は「オカルトショップ」です。
    つまりは、そういう内容です。

    でも、色々勉強になって面白かったよ〜。('∀`)
    アレなのは著者の人だと思う。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 自我の構図

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    三浦綾子の小説は登場人物のそれぞれの心の動きがよくわかって読書に集中できる。
    登場人物を自分と照らし合わせて考えさせてくれる。

    あらすじ
    島壮吉と南真一郎は、旭川北成高校で働く同僚教師であり、日本画の師弟であり、友人であった。藤島と慎一郎がともに藤島の妻美枝子をモデルに描いた絵のうち、真一郎の絵が日展入選協会賞に輝く。弟子真一郎の快挙を喜ぶ師藤島であったが、この時より藤島と真一郎の友情に亀裂が入る。
     藤島は表面上では真一郎の日展入選を喜んでいたが、その内心では暗く荒んだ嫉妬の炎が燃え上がっていた。その嫉妬は真一郎の才能と真一郎と美枝子の間の秘めた恋情に向けられていた。藤島は真一郎を秋の天人

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    2009年10月04日