グロービス経営大学院のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
体系的に考え方が整理されていて、タメになった。
本書の章立ての順序とは違うが、
●問題点の解決 or 課題の解決 をイシューとする
●その原因を突き止めるため、仮説を立てて必要な情報の当たりをつけて情報収集する
●モレなくダブりのな(MECE)切り口と切り方で情報を整理・分析し、バラツキや特異点・差分分析で有意な情報を導き出す
●原因や解決策のヒントが見えれば、原因の原因を問い続けることで因果関係を明らかにし、真の要因を見つける。このとき、見かけの相関関係に騙されないよう留意する
●要因と対策ができれば、これをピラミッド構造の論理として構築し、関係者の理解を得てコトを進める
という流れ。 -
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Posted by ブクログ
幕末期の吉田松陰と松下村塾生らと坂本龍馬、松下幸之助や孫正義といった稀代の経営者。彼らは何れも口を揃えて志を立てる大切さを説く。しかし「志」とは何か。その志を体系的に言語化しようとしたのが本作だ。
主にグロービス経営大学院関係者のインタビューを基に、帰納的に「志」の定義や発生、実現を試みる。「志」というとどうしても命を賭す使命感のような重みを感じがちだが、『「小志」を積み重ねることで「大志」が生まれる』という分析は、志は特別なものではないという安心感を与える。後半の事例集などは第一線で活躍する人々の苦悩や挫折を知り、読者を鼓舞させ志について改めて振り返させる一助になる。
コンセプトは意欲的 -
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Posted by ブクログ
サービスのお勉強。
費用発想の弊害は、小倉昌男氏の次の言葉によく表れています。「(目先の)利益のことばかり考えていれば、サービスはほどほどでよいと思うようになり、サービスの差別化などできない。となると、収入も増えない。よって利益はいつまでたっても出ない。こんな悪循環を招くだけである。」
サービスの結果を決定づける要素は、「サービスを受ける顧客」や「サービスを担当する従業員」ばかりではありません。その他に「サービスを提供する設備や移設といった物的環境」「その場に居合わせた他の顧客」「サービス提供を背後で支える内部のシステムや組織」の三つが影響力を持ちます。サービス結果を決定づける五つの要 -
Posted by ブクログ
「これから」というほどにマネジャーの仕事を理解していないが、上司が置かれている状況を知るために読んだ。
「マネジャーの仕事とは、極めて複雑で一言で表すのは不可能」この言葉に全てが詰まっている。
ある意味、上司の苦労や苦悩はミドルマネジャーの正常範囲のようだ。
本書は下の疑問に答えるべく執筆された。
「イキイキと仕事に取り組み、周囲からの期待を超える活躍をしているミドルマネジャーと、そうでないミドルマネジャーの違いはどこから生まれるのか?」
グロービス経営大学院の学生40名へのインタビューをもとにしている。
期待を超えるミドルマネジャーの定義。
組織のしがらみの中で、環境に合わせて