【感想・ネタバレ】これからのマネジャーの教科書―自己変革し続けるための3つの力のレビュー

あらすじ

変化が激しく先行きが見えない時代に、なぜ、あの人は成果を上げ続けることができるのか?
キリンビール、パナソニック他、第一線で活躍するマネジャーには共通点と法則性があった。
10万人のビジネスパーソンが学んだグロービスの調査結果を初公開。

組織で成果を出す力[スキル]
仕事に対する想いの力[ウェイ]
周囲の考えとの違いを乗り越える力[ギャップ]

3つの力を獲得、強化し、自分自身を変えることで、「期待を超えるマネジャー」になれる!

上に合わせても下からは慕われない。下ばかり大事にしても横から足を引っ張られる。しかし、そうしたしがらみにとらわれながらもジレンマと戦い、上司、同僚、部下を味方につけて「周囲からの期待以上の成果を上げるミドルマネジャー」もまた存在する。こうしたミドルマネジャーからは何ごとも前向きに捉え、いかなる困難も成長の糧として、常に変化、進化、成長していこうという前向きなパワーを感じる。さらには、自らの志を持ち、働くことを楽しんでいるように見える人もいる。

「常にイキイキと仕事に取り組み、周囲からの期待を超える活躍をしているミドルマネジャーと
そうでないミドルマネジャーの違いはどこから生まれるのか?」

本書は、この疑問への答えを探るために、期待を超える成果を上げている40名以上のマネジャーインタビューを行い、その結果をまとめたものである。彼らは、それぞれ自分の価値観をベースに、自分なりの方法で、必要な能力を獲得し、未知を切り開いていた。しかし、そのような中でも、彼らから共通して学びうる大切なポイントがたくさんある。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

実例も交え、重要なエッセンスが多く書いてある。特に支援と支持の四象限における支援型、コーチ型、委任型、支持型の整理はすっきりした。

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2019年02月05日

購入済み

マネージメント初心者への優秀参

魂が揺さぶられる一冊。マネジャーになりたい人、これからなる人または図らずもなってしまった人にお勧め。ネガティブな印象しかなかったマネジャー職だったがやる気を起こさせられた。後半の実在者インタビューが秀逸でこの本の価値を高めている。

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2018年01月07日

Posted by ブクログ

野中先生のミドルアップダウンマネジメントのまとめ。期待を超えるマネジャーに求められる3つの力。組織として成果を出す力・強い想い・周囲との考えの違いを乗り越える力。その力を得るためには自己変革力(自己認識を深める・都合よく解釈する・持論を持つ)が前提。戦略的コミュニケーション。どれも良く聞くけれど、自分の力あるいは特性として根付かせるのは難しい。。様々な事例が紹介されるが、割と皆さんマッチョに感じる…

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2024年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

卓越したミドルに求められる3つの力の説明と、元となるインタビューが掲載されており、ミドルとして考える軸やロールモデルの設定に役立ちそう。
事例の卓越してミドル達がみんなMBAを取得しており、ミドルたるものMBAは必須なのか、、?と思ったが読み終わってから著者がグロービスで、インタビュー先が卒業生だからみんなMBAなのか、と納得した。

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

3M(当時)の井手さんのインタビューが素晴らしいですね。

戦略的コミュニケーションで大きなことを解決する。
自分の有りたい姿と相手の意識とのGAPを埋めるコミュニケーション。
2段階上の役職の人のコミュニケーションをウォッチして、良いところはどんどん取り入れ、だめなところも見つけだし、自分の形にしていく。

会社に雇われているのは会社のだめなところを変えるため。

自分の価値を考え続ける。
周囲に価値を提供することで自分も成長できる。

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2021年08月17日

Posted by ブクログ

まず冒頭の「ミドルマネージャは多忙である」に共感。反面、やりがいもあるという点も同意。
こういった前提のもと、マネージャに必要な能力を3つの枠組み(スキル・ウェイ・ギャップ)を定義している。
またこの能力を獲得・減退のプロセス軸でも整理されているのが面白い。
事例が多めなので1冊の中でロジックの検証もしやすいのも良い。

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2021年03月27日

Posted by ブクログ

『これからのマネージャーの教科書』

マネージャーってなんだろう?
定義ってなんだろう?
これからの時代に要請されるマネージャーの要件とは何だろう?
それが購読動機でした。

◆2タイプのマネージャー
①現行維持のマネージャー
②自己変革できるマネージャー

◆②の共通事項
環境と自己を対比し、内省できる力があること。

他社、他者との比較。
客観視するひとつの方法。

ツイッターやこのブックログも他者の関心の方向性を知ることができます。
ネットが作られて早いもので20年近く。

知的好奇心を加速させる意味でも有り難いことです。

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2019年09月29日

Posted by ブクログ

面白かった!最後の具体的な体験談はザッと読んじゃった箇所もあるけど、笑
自分の現在のスキル、ウェイ、ギャップを考える良い機会となった。
何よりミドルマネジャーを「かっこいい」とポジティブな捉え方ができるようになって良かった。笑
体験談で参考になった箇所は2点。
まず自分の目標を「すごい人」と曖昧な表現にしてる方。今まで自分は曖昧な表現は具体的な表現ができない勉強してない人、みたいな見方をしてるとこがあったけど、あえてそうしてる人もいるんだなって。今後はさらに柔軟な考え方ができそう。
もう1つはone panasonicの創業者の話。これは単純に社内でやってみたいと思った。

あとは参考文献の多いこと!
まだまだ勉強あるのみですね( ´˂˃` )
MBA興味あるなー

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2018年12月30日

Posted by ブクログ

管理に近しい目線で書かれていて、主に自分に対して次何をすれば良いかが分かり易い。

仕事をしていると、逆境で潰れそうになる場面は多い。
そんな時の回復方法などは知っておきたい所。

変化する環境に適応する重要性が特に印象に残った。

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2018年10月04日

Posted by ブクログ

これからのマネジャーということで、
中間管理職であるミドルマネジャーの在り方を示した本。

グロービスからの出版らしく、
多くの実例が記載されており、状況をイメージしやすい
ものがたくさんありました。

この本では、ミドルマネジャーは自身で
3つの力を定期的に振り返り、
自己変革力を高めていかなければいけないと言っていました。

●3つの力
①スキル(組織で成果を出す力)
②ウェイ(仕事に対する想いの力)
③ギャップ(周囲との考えの違いを乗り越える力)

つまりは上司と部下の板挟みになるけど、
自身で目的や思いを振り返り、さらに見直し、
自身で乗り越えていくべしと言う事なのかと思いました。

3つの力の話、非常に良いと思い、
自分も整理してみようかなと思いました。

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2017年03月25日

Posted by ブクログ

経営層と現場社員を繋ぎ、それぞれの言語を翻訳しながら、戦略の着実な実行を支えるミドルマネージャーという立場に着目し、現代における優れたミドルマネージャーが周囲の期待を超え続けるために「自己変革」するための必要な3つの力を、40人超のミドルマネージャーへのインタビューに基づく帰納的アプローチから抽出し、まとめあげた一冊。

3つの力は、
・スキル(組織で成果を出す力)
・ウェイ(仕事に対する思いの力)
・ギャップ(周囲との考え方の違いを乗り越える力)
であり、それぞれにどのような意味合いを持つかが丁寧にまとめられている。

また、本書に特徴的なのは、こうした力は一度兼ね揃えれば終わりというものではなく、仕事や私生活における紆余曲折の中で獲得・喪失・回復・維持・強化するという動的なプロセスを経るという点を明らかにしている点である。その長いキャリアの中で常に同じ力を維持し続け、活躍し続けるというのは現実問題として並大抵のことではないし、誰にも私生活が存在する以上、そこでの影響を受けないということはあり得ない。その意味で、短距離走ではなく長距離走として自身の能力開発を位置づけることの重要性が示されているように思う。

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2016年08月28日

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ネタバレ

・異動などの転機を都合よく解釈して行動を決める
・自分の強みを特定し磨いて行く
・「私はこのために働いている」と言えるものを作る

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

マネージャーに求められるスキル、考え方について、体験談をもとに学び考えさせられる本。
常に考えたいこととして、期待通りの成果を上げるのではなく、期待を上回る成果を上げる、ということ。そう考えることが、自身のスキルを上げ、ウェイを持ち、結果生じるギャップを乗り越えていくため、その3つの力を備えるための根本的な考え方である。
また、過ごす中でそれらを失いそうな時、自信消失してしまう時は訪れる。そういった時に自分を立て直すための方法、そもそも失わないための方法を自分なりに持っておく必要がある。
特に心身リフレッシュは必要だと感じた、今は仕事に勉強など追い込まれた生活をしているが、そんな時にこそリフレッシュする時間を設けること、それが逆に成長を早めることもあるのではないかと考えた。

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2023年05月01日

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リーダーの暗黙知を知れる良い本
ざっくり、以下2部構成
・体型的に学べるパート
・他のビジネスマンの経験から学べるパート

自分がリーダーになったら、読み直したい

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2022年03月22日

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マネージャーになる前となって1年経過した後に読んだが、感じ方が変わった。

マネージャーになる前は、会社と言う組織・取り引き先で様々な人に板挟みされながらいかに結果を出し続けるかと言う、とてもスケールの小さな話に見えたが、実際会社で結果を出すには必要不可欠なスキルであると実感した。

自分の強みとモチベーションの源泉を知り、壁にぶつかった時にどのように立ち直り、乗り越えるかを認識するという内容。

今年で30歳になったが、このタイミングで自分を見つめ直すいい機会になった。

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2020年01月03日

Posted by ブクログ

技術革新により会社に変革が求められていると同様に、個人も自己変革していかなければならないことを強く認識することができた。優れたマネージャーは困難を自分の成長の糧に変えてきたことを様々な実例から学ぶことができた。

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2019年07月15日

Posted by ブクログ

「これから」というほどにマネジャーの仕事を理解していないが、上司が置かれている状況を知るために読んだ。


「マネジャーの仕事とは、極めて複雑で一言で表すのは不可能」この言葉に全てが詰まっている。

ある意味、上司の苦労や苦悩はミドルマネジャーの正常範囲のようだ。


本書は下の疑問に答えるべく執筆された。
「イキイキと仕事に取り組み、周囲からの期待を超える活躍をしているミドルマネジャーと、そうでないミドルマネジャーの違いはどこから生まれるのか?」

グロービス経営大学院の学生40名へのインタビューをもとにしている。

期待を超えるミドルマネジャーの定義。
組織のしがらみの中で、環境に合わせて自己を変革し続けながら、組織として周囲の期待以上の成果を上げ続ける人。

期待を超えるミドルマネジャーに見られるスキル。
・組織で成果を出す力
・仕事に対する想いの力
・周囲との考えの違いを乗り越える力

ー本書での学びー
・経営者やマネジャーを見ているとスキルが足りないのでは?と思うことがある。その人の尖ったスキルと、私が考えるマネジャーのスキルとが一致しないだけのようだ。別の物差しで測る必要がある。

ーメモー
過酷なペース、細切れの仕事、守備範囲の広さ、頻繁な中断、行動志向の強さ、行動のコミュニケーションの重視、ヨコの関係の重要性、主導権を取りづらい状況で主導権をある程度確保するための苦心ーこうした要素がマネジメントという仕事の特徴である。

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

グロービス経営大学院のMBAカリキュラム「研究プロジェクト」の成果をベースに修了生4人が執筆し、経営研究科研究科長が監修した一冊であり、期待以上の成果を上げるミドルマネージャー41名へのインタビュー結果をベースとした分析レポートと主要インタビューのサマリーといった内容になっている。
卓越したマネージャーであるための要素とそれを身につけ、維持・強化し、また回復する観点から事例と解説がなされている印象であり、教科書というタイトルをつけるほど普遍化、理論化されているようには思えない。
逆に、マネージャーとして期待を超えるために必要なスキル、ウェイ(持論)、ギャップ対応がどのようなもので、どのように磨いていくのかの事例集としては参考になると感じた。
ただし、自分のスタイルを磨くには、メンター等の環境も含めた自助努力しかなさそうだ。
18-10

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2018年01月31日

Posted by ブクログ

30代までの若い方向けかと思いますが、事例研究としては面白いかもしれません。
結局、頭を使いながらもひたむきに続けられた人が成果を達成されていて、それは人それぞれなのではないかと思った。
ただ真似しているだけでは、到底その域には達することができないのでしょう。

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2016年10月10日

Posted by ブクログ

・期待を超えるリーダーは、「強い思いやこだわりを持っている」

【スキル】
・とがったスキルをもつ。8つスキルが必要なら2つだけとびぬけてればいい。
【ウェイ】
・4タイプ
What:何をするかに着目。どこでもいい、マーケティングをさせてくれ!
How:日系企業に多い、プロセス重視
Where:何するかよりも、どこで働くか
Who:誰のために、自分、同僚、顧客、社会のため?
・あのときの経験が今の自分をつくっているという経験が誰しもあるはず。

【ギャップ】
・自他の差をしる。そのためにも、まずは自分を知ること。周囲の考えを聞いても、まずは自分の意見を明確にしないとどれが正しいかがわからない。

・自己変革力を高めるために
1.振り返る習慣を。
特にひどく悪いと思った時にはやること。自己変革の時期に差し掛かっている?
2.自分にとって「都合よい解釈」をし、次のやることを決める。
これに意味がある、これでいいのだ、と自己肯定感を高めること。

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2016年06月30日

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