谷瑞恵のレビュー一覧

  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は学園に重きを置いたストーリー。
    ここ最近のシリーズに比べると、
    図像がかなり絡んでいて、興味深かったです。

    主人公のキャラに慣れてきた、と
    前作までの感想に何度か書いていたのですが、
    この性格で高校生になじむのは……
    かなり無理があるような気がして、
    今回ちょっと苦しかったような気がしました。

    0
    2018年03月01日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    永遠の時を一緒に刻みたい。

    うーん、完結。いい話、というか、いい着地点だった。結局太一の正体はなんだったのか、そこが気になるけれど、まあ、ふわっとしたままで終わってもいいか。

    相手のために、自分の夢をあきらめる選択を、秀司も明里もしなくてよかったと思う。ここから先、もしかしたらハッピーエンドじゃない道もあるかもしれないけれど、選択は間違っていないと、信じて読み終える。ちょっと『LA LA LAND』的なものも感じた。

    0
    2018年02月19日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    思い描いていた猫話とはちがった……。
    (ほのぼの猫話を想像していた私です)

    「白い花のホテル」はさすが、としか言いようがない。

    ハケン飯友★★★☆☆
    白い花のホテル★★★★☆
    猫町クロニクル★★☆☆☆
    縁切りにゃんこの縁結び★☆☆☆☆
    神さまはそない優しない★★☆☆☆

    0
    2018年02月11日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    「白い花のホテル」は一捻りあってよかった。こんなホテルがあるなら、私も会いたい猫はいます。「縁切りにゃんこの縁結び」はただただ読みにくかった。ごちゃごちゃでキャラも視点も整理できてないし、商業小説の体をなしてない。
    生まれ変わりがあったり、人に化ける話があったり、意外に猫を愛でる系の話はない短編集でした。

    0
    2018年01月31日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5弾。
    近くの高校の美術部で起きた呪われた絵をめぐる事件。その真相を探るため、千景が学園に潜入する。

    このシリーズ、ミステリー部分は薄め。なので、図像術の有無と主要キャラの関係をメインに楽しむことに。

    作を重ねるごとに、千景の刺々しい部分がなくなり、柔らかくなってる印象。
    それでも透磨にだけは、感情が“怒”のほうに振れてしまうようだけど、無意識のうちに透磨を頼るようになっているのが微笑ましい。
    そして透磨も、千景の同級生相手に嫉妬したり。まだまだお互いに距離の計り方に戸惑っているふたり。

    そんな中ダークホース?のカゲロウさんが今作も登場!相変わらず謎の多いカゲロウさんと千景の過

    0
    2018年01月29日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

    Posted by ブクログ

    絵画を巡るミステリー第5弾。
    透磨と千景の間は進展といえる進展はないけれど、少しずつ千景がいろんなことを感じて、柔軟になっていく感じがするのが何だか柔らかくていい。
    高校生として潜入した千景が、ひとりで動くことも多くてちょっとハラハラしたけれど。
    最後、透磨の思いが切なかった。

    0
    2018年01月23日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

    Posted by ブクログ

    うーん。なかなか話が進まないような…(´・ω・`)
    透磨よ、君はもっとガツガツいきなさいよ!と背中を蹴りたいくらいだわ。
    これ長引くようなら手を引こうかなぁ。でも途中で投げ出すのもなぁ。10冊以内で終わってくれますように。

    0
    2018年01月02日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

    Posted by ブクログ

    異人館画廊からほど近い高校の名門美術部で、
    呪いの絵画を描くという噂の少女が自殺未遂し、
    件の絵画が消えた。図像術の関係が疑われる
    この事件を、千景が転入生として潜入調査
    することになり…。

    0
    2017年12月18日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

    Posted by ブクログ

    糸紡ぎ、白雪姫、毬の蛙、眠り姫
    ヘンゼルとグレーテル、シンデレラ。

    物語を題材にしているだけ、なのもありましたし
    ほぼそれをなぞっていっているものも。
    一番の驚きは、響野さんの話。
    そもそも原作のお姫様もどうかと思いますけれど
    この話の主人公はさらにすごい。
    題名を見て気が付けばよかったのですが
    最後に行きつくまで、まったく気が付かず。

    シンデレラ、は現実を見るか否か、という教訓に。
    そこだけにこだわってはいけない、のだと痛感できます。

    0
    2017年11月13日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

    Posted by ブクログ

    全巻読破にむけて再読中。
    だんだん、偶然が偶然ぽくなくなってきて、ちょっと違和感がある。綺麗な面がたくさん描かれているなという印象。
    2017/11/8

    0
    2017年11月08日
  • 異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵

    Posted by ブクログ

    英国で図像学を学んだ千景は祖母の営む『異人館画廊』で暮らしている。
    ブロンズィーノの贋作の噂を聞いた千景と幼馴染の透磨は高級画廊プラチナ・ミューズの展覧会に潜入するが怪しい絵は見つからなかった。
    が、ある収集家が所持していた呪いの絵画が、展覧会で見た絵とタッチが似ていることに気づく。
    しかも鑑定を依頼してきたのが透磨の元恋人らしいと知って!?

    0
    2017年11月07日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

    Posted by ブクログ

    今出てるのは、ここまで?
    もっと読みたい。
    郁実の存在にはもやもやしたけど、明里と秀司が少しずつ成長し、2人の仲が少しずつ縮まっていくのが微笑ましい。
    ーーー
    穏やかに交際を続ける明里と秀司。ある日「秀司の時計店を女が手伝っている」と教えられた明里は、店で骨董店の娘・郁実と出会う。東京での仕事を辞めて帰ってきたという彼女は、商店街のお祭り準備で秀司が不在がちの今だけ、店番をしているのだという。自分と境遇の似た彼女に共感を覚えつつも、秀司との関係に少しだけ不安を感じて……。切なく温かく、心を癒す連作短編集、シリーズ第3弾。

    0
    2017年07月13日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み進む内に、続きが読みたくなるストーリー。
    明里と秀司の関係が大分進展していて微笑ましかった。
    ーーー
    寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思いーー家族や恋人、大切な人との哀しい過去を修復できるとしたら? 切なく温かく、心をいやす連作短編集、シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。

    0
    2017年06月23日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

    Posted by ブクログ

    もう2人の行末より何より太一の正体が気になって…。
    太一に関しては作者の手の上で転がされた感じでスッキリしませんが、2人に関しては納得できる終わり方をしてくれたので良かったです。

    0
    2017年06月04日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

    Posted by ブクログ

    ついにシリーズ完結。

    「思い出」は日々の暮らしの中で美化されたり、歪められたりする。
    そして、そのどちらも時に自分や大切な人を苦しめる。
    そんな、悲しみと苦しみの中にいる人の思い出を修理するのがこの場所だった。

    本書は『昼と夜のエタニティ』『幸運のタイムカプセル』『パートナーのしるし』の三編からなる。

    『エタニティ』はペアウオッチにまつわる話だ。
    理想の夫婦であったはずの両親が離婚することに......。
    だから二人の思い出の品であるこの時計を直したら、もしかしたら二人の関係も修復できるかも!
    そんな子供じみた発想にもすがりたい和歌。
    その思い出は太陽と星の時計によって、過去ではなく、未

    0
    2017年05月18日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間の本質はいつも同じ?

    グリム童話を題材にした短編集。初めて読んだ作家さんもいたが,これがその人のスタイルなのか,グリム童話が元だからこうなったのか,考えるところはありつつ。

    谷瑞恵「ルンペルシュティルツヒェン なくしものの名前」就活が上手くいかない亜美に,不思議なメールが届く。それは小学生のときに出会ったカメに関するものかもしれない。亜美は少しずつ当時のことを思い出していくが。金の布を紡ぐ,名前を思い出す,童話のキーワードを元にささやかな恋愛モノになっている。ルンペルシュティルツヒェンは少しマイナーで,モチーフとしては弱かったかも。

    白川紺子「白雪姫 白雪姫戦争」一番好きな話かも。文

    0
    2017年04月21日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少し変わっていきそうな二人の関係の行き先が気になります。
    またカゲロウの存在がどう、二人に影響を与えるのかもきになります。

    0
    2017年03月31日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

    Posted by ブクログ

    悪い人が出てこない。あたたかい昔ながらの商店街、懐かしい感じ。時計屋さんが大変よくできた彼氏。。穏やかでよいわ。

    0
    2017年03月25日
  • 異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女

    Posted by ブクログ

    評判が良かったため購入。図像学をテーマにしており珍しい。元がコバルト文庫なだけあって少女漫画の文脈になっている。両親から疎まれ幼い頃誘拐され、祖父母に育てられて英国で留学していたヒロインが日本に帰国して……というものだが、約束されたいい人がいるところや、その人が一見いじわるだけど実は優しいところとかがとても少女漫画ちっくだと思った。図像学もそんなに興味を持てず。公になっていないだけあって曖昧な学問なのね。

    0
    2017年03月22日
  • 異人館画廊 当世風婚活のすすめ

    Posted by ブクログ

    シリーズ4弾。
    イギリスで図像学を学んだ主人公と、幼馴染である画廊経営者の2人を中心に、絵に関するミステリを解決していく話。
    今作は、代々旧家に受け継がれている禁断の絵を探す依頼を受けることから始まる。
    消えた絵、殺人、宗教的儀式、そしてその関係者が主人公を昔誘拐した人と関係があるなど、主人公の過去もだんだんわかってくる。
    心理的にも、人間的にも前に進もうとし、少しずつ色々解き明かされていく。
    ライトノベルなので、主に10代の女の子向け。
    だけど、絵に関することが色々知れるので、絵に興味がある人が読んでも面白い。

    0
    2017年03月04日