谷瑞恵のレビュー一覧
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ついにシリーズ完結。
「思い出」は日々の暮らしの中で美化されたり、歪められたりする。
そして、そのどちらも時に自分や大切な人を苦しめる。
そんな、悲しみと苦しみの中にいる人の思い出を修理するのがこの場所だった。
本書は『昼と夜のエタニティ』『幸運のタイムカプセル』『パートナーのしるし』の三編からなる。
『エタニティ』はペアウオッチにまつわる話だ。
理想の夫婦であったはずの両親が離婚することに......。
だから二人の思い出の品であるこの時計を直したら、もしかしたら二人の関係も修復できるかも!
そんな子供じみた発想にもすがりたい和歌。
その思い出は太陽と星の時計によって、過去ではなく、未 -
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ネタバレ人間の本質はいつも同じ?
グリム童話を題材にした短編集。初めて読んだ作家さんもいたが,これがその人のスタイルなのか,グリム童話が元だからこうなったのか,考えるところはありつつ。
谷瑞恵「ルンペルシュティルツヒェン なくしものの名前」就活が上手くいかない亜美に,不思議なメールが届く。それは小学生のときに出会ったカメに関するものかもしれない。亜美は少しずつ当時のことを思い出していくが。金の布を紡ぐ,名前を思い出す,童話のキーワードを元にささやかな恋愛モノになっている。ルンペルシュティルツヒェンは少しマイナーで,モチーフとしては弱かったかも。
白川紺子「白雪姫 白雪姫戦争」一番好きな話かも。文 -
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Posted by ブクログ
美術ミステリーの4冊目。
千景と透磨の関係は少し進展し、千景の記憶が少しずつ戻ってきている。
透間は彼女の戻りつつある記憶と、現在の彼女との間でどう立ち居振舞うのか。
彼女を過去から守るために、彼は何をするのか?
千景の父、そして姿の見えないカゲロウなる人物も徐々に姿が見え隠れし、今後の展開が更に気になるところである。
本作では「禁断の絵」が鍵となる。
目隠しをした女は何を意味し、どこにいたのか。
それが明らかになったとき、千景自身が覆い隠していた過去が現れてくる。
目隠しをした女というとすぐに思い出すのがレディ・ジェーングレイの処刑を描いた絵画だ。
白く浮かび上がるジェーングレイ。
彼女 -