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Posted by ブクログ
名前とは裏腹にツキのない人生を送っていたつき子が道に迷って出会ったのは、がらくただらけのトランクを持ったひとりの老人。
そのがらくたは彼が営む骨董店の商品で、彼はそれを売るたびにがらくたたちの物語を聞かせるのだ。そして不思議とその物語は、買った人たちの心に響きわたってゆく…。
がらくたが語る自分の物語という視点が童話のようで、またその内容も暖かさに満ちています。そのうつつとは離れたやさしい物語によって、現実の生活に悩む人々の苦しさがやわらいでゆくので、とてもほっとさせられるというか、しみじみと良かったなあと思わせてくれるのです。
親と子の複雑な関係や過去の軽くはない出来事も描かれていて、ただやさしいだけの物語では終わってはいません。それでも、がらくたをきっかけに、前へ進む力を得られた主人公たちを自然と応援したくなるような、そんな気持ちにさせてくれるやさしさがいっぱいのお話だと感じました。
Posted by ブクログ
つき子のような真面目でうっかりしたお人好しが、最後にハッピーエンドを迎えられてよかった。
つき子が仕事を押し付けられたり、盛り上げ役として合コンに呼ばれたりしてると、周りにいいように利用されてるように感じるんだよね。
いや、本人は多分自覚してないだけで、そうなんだろうけど。
そういうのって受け取りかた次第なんだなぁと思った。
幼馴染みの件は、間違いなくただの立場を利用した詐欺なんだけど、それも、自戒の為に大事にするとかどんだけMなのか…。
酔いざましに歩いて帰ろうとして、迷ってしまうという、実際にそうなったら途方にくれそうなシチュエーションの中、河嶋骨董屋や天馬との出会いになってて、ときめいてしまった。
まだ、なにも始まってないのに(笑)
温かい道具たちの物語の合間に入るドキッとする場面で、天馬の重そうな事情がかいま見えた時のつき子のためらいとか、骨董屋の物語を買った人
の過去とか、読んでて感情移入しやすくて、よかった。
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小説・文芸
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