谷瑞恵のレビュー一覧

  • めぐり逢いサンドイッチ

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    【あらすじ】
     靭公園で小さなサンドイッチ専門店〈ピクニック・バスケット〉を姉妹で営む笹子と蕗子。
     お店にやって来るお客様のちょっとした変化や悩みを抱えている様子を見ると放っておけない姉妹が織りなす人間模様を描いた連作集。
    【感想】
     書店で見かけて購入したのが本シリーズの3冊目でした。
     1、2冊目は在庫切れのようで、電子書籍で購入したのですが、初めて読む作者さんだと思っていたら、以前に読んでいた『思い出のとき修理します』の作者さんでした。
     お店を訪れるお客様や定連さんたちとの交流を描いていて、ほっこりします。
     欲を言えば、登場するサンドイッチの紹介がもう少し詳しく書かれていたら、もっ

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    2025年10月16日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    馴染みのある料理や思い出をパンにはさむと新しい料理になる。今まで考えたこともなかったサンドイッチの魅力を描きながら、ほのぼのとした優しい雰囲気に癒された♡
    一点、〖タマゴサンドが大きらい〗の中盤から後半にかけての某女性二人との会話を読んでた時に、「これはどっちの女性の発言なんだ?」っていうのが分かりづらくてちょっと混乱したかな。他はとてもほのぼの読めました✩.*˚笹ちゃんは絶対もてるし可愛い!基本的にみんな小野寺さんに辛辣でちょっと笑っちゃったw

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    2025年08月24日
  • 思い出のとき修理します

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    越してきた子どもの頃の思い出の街の商店街を歩いていると目に止まったのは「思い出の時修理します」との看板。
    時計の修理はもちろん、本当に思い出まで修理する凄腕の時計屋さんですね。
    時々オカルトチックな展開もありますが、そこも含めてこの商店街の味なのでしょう。
    シャッター街は閉まっているのではなく眠っているだけという表現が素敵でした。

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    2025年08月07日
  • 思い出のとき修理します

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    子どもの頃、預けられていたおばあちゃんの家が借りに出されていて、引越してきた美容師の明里。その古い商店街の祖父母のヘアーサロン由井の斜め向かいに「おもいでの時 修理します」という看板がかかっている時計屋さんがあった。
    引っ越してきた明里、時計屋さん、津雲神社にいる太一の3人が、様々な人の思い出を『修理』していくハートフルな小説。
    さっくり読めて良い。

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    2025年07月27日
  • 思い出のとき修理します

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    おすすめに上がったのもあって読んでみました。

    この作家さんは初めてだったのでどんなものか分からなかったのと、検索?してみたら日常謎っぽいのかなって思ったのもあったので、それとは少し毛色が違うかなー?という印象。
    どちらかというとファンタジーめいている?みたいな感じで、なんだか心霊的な神霊的な不思議なことがあって、それを解き明かしていく感覚にどちらかというと近い気もする。
    ミステリーや日常謎好きとしては、物足りない感はあったけど、読んでいくとキャラの愛着だったり、この子何か今後もあるんだろうな感があるので、とりあえずの導入部分として1巻は楽しませてもらったとして、次の巻も楽しみに読む予定なんじ

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    2025年07月15日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    ネタバレ

    「私が死んだらこの手紙を投函してほしい」と中学時代に手紙を預かった友人が自殺で亡くなり、手紙用品の店を経営する詩穂は、その手紙を投函するか悩む。
    ふとしたことから店の常連である城山がその手紙を読むこととなり、友人の自殺について疑問を持つようになるが…。

    2章目から違う手紙の話が始まったので、連作短編集だったのかなと読み進めていたら、段々友人の自殺の真相に迫っていき、新たな事件まで。

    モラハラ気質の嫌な奴ばかり出てくるので、あまり読んでいて気持ちよくない部分も。優しい人みたいになってるけど城山の過去の話も大概だと想う。

    そんな中優しく育った城山の息子の手紙の話が好き。父からもらったものは名

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    2025年07月12日
  • 神さまのいうとおり

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     昔から伝わるおまじないや呪文。
     特別信心深くなくても「神さまのいうとおり」で何かを決めたり、娘の災難を肩代わりしてもらうためにお雛様を飾ったり、無くした物が出てくるおまじないを唱えたり。
     そんな小さな拠り所ともいえる「神さま」にまつわる話が6話描かれている。

     「絡まりほどける」では、毛糸が絡まってほどけなくなった時の呪文が、友情の絡まりをもほどいていく。
     「背を守る糸」の服の背中に縫い目や刺繍を施す事により、その人を危険から守る言い伝えは、私も知らなかった。

     おばあちゃんやひいおばあちゃんからなんとなく聞かされていた言葉に、登場人物たちが支えられていく姿に私自身も勇気をもらった

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    2025年06月23日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    シリーズ二作目。
    気楽に読めてそこそこ面白いので寝る前に読むのにちょうどいい本。明里と秀司の関係がどのように進展していくのかと太一が何者なのか気になるので、時間がある時に続きを読みたい。

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    2025年06月22日
  • 思い出のとき修理します

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    タイトルと表紙の絵に惹かれて読んでみようと思った本。

    私が好きなブタブタシリーズや、マカンマランシリーズなんかと同じジャンルかなと思います。

    ちょっとファンタジーなところがあり、それが自分の好みとは少し違いますが、気軽に読めてそこそこ面白いので続きも読もうと思います。

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    2025年05月31日
  • あかずの扉の鍵貸します

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    【収録作品】
    一章 開けっぱなしの密室
    二章 地下室の向こうへ
    三章 天の鍵穴
    四章 いつかオルゴールが鳴る日
    五章 木犀の香に眠る

    高校生のときに、火事で家族を失った朔実は、引き取ってくれた遠縁の不二代に頼まれ、幻堂設計事務所、通称「まぼろし堂」を訪れる。
    そこは、下宿を営むと共に、「あかずの扉」を貸し出しているところだった。

    様々な事情から隠れ住まねばならない人たちがいる。安心して休める場所があることはよいが、下宿するのは簡単そうで危機管理が甘い。
    ささやかなコミュニティに共感する。

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    2025年04月24日
  • 木もれ日を縫う

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    行方不明のだったのに突然現れた母、故郷と母から遠く離れ遠ざけてきた娘三人。母親の言う「山姥になった」という言葉の意味は?母親が子供を思う気持ち、どこまでも深い思い。親子、姉妹を繋ぐパッチワーク。手芸の趣味はないけどとても魅力的でやってみたくなる。
    母親の文子と三姉妹を繋ぐ照美。
    著者らしい不思議なファンタジー色のあるストーリーだった。

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    2025年04月16日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    思い出のおかずがサンドイッチになるとちょっと違った視点で向き合わせてくれる、個人的には「え〜そうかなぁ?」という感じで現実感が乏しいけど、物語としては実際効果を発揮しているから読む分には面白かった。

    おかずがサンドイッチになってるような変わり種を食べてないから想像出来ないのかもしれない。
    それかパンが普通だから?なんの変哲もない食パンにおかず挟んでもおかず味のサンドイッチやんとしか想像できない悲しみ。

    笹子と蕗子の姉妹は二人で一緒にやってるのがバランスいいんだろうなぁと思う。
    笹子だけだとイラッとする事があるかもしれないし、蕗子だけだと面白みに欠ける気もする。

    続編あるようなので、次は男

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    2025年04月06日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

    購入済み

    軽く読むには良いと思う。

    期待しすぎで読み始めたので 期待通りと ん? とありました。
    童話を題材にした 短編なのだから。
    設定 時間の流れをつけて 童話のニュアンスも入れるのだから。

    #ほのぼの

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    2025年03月07日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    心が温かくなる物語。なんてことはないやり取りだけど好みのタイプを聞かれて「ほっぺたがやわらかそうな人」って答えるのがなんかいいなって思った。

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    2025年02月24日
  • 思い出のとき修理します

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    秀司と明里の過去が繋がってハッピーエンド。短編が5つですが2人の過去のお話2つが良かったです。
    どんなに辛い過去も今が幸せなら「あの過去のおかげ」になるし今が不幸せなら「あの過去のせい」になる。過去は変えられないけど今や未来が幸せになれば嫌な過去の思い出も修復されるんですね。
    素敵なタイトルだと思いました。

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    2025年02月24日
  • 神さまのいうとおり

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    高校生の友梨はひいおばあちゃんの家に引っ越して来た。会社を辞めて主夫をしていた父親が農業をしたいと言い出し、その場所としてひいおばあちゃんの住む土地に越す事になったのだ。 
    その暮らしやそこで起きる様々な出来事を描いた作品。
    昔からの言い伝えを教えてくれるひいおばあちゃんとの暮らしがとてもいい感じに描かれていて興味深い作品だった。主夫をしている父親を疎ましく思ったていたり、距離を置いていた友人と誤解を解き再び付き合うようになったりと友梨の成長譚として読める。

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    2024年12月31日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    『おそろいの黄色いリボン』が好き。
    先に『ふれあいサンドイッチ』を読んでいたので、小野寺さんのコロッケサンド好きの理由も分かったし、笹ちゃんと蕗ちゃんの関係も深く知れて良かった。

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    2024年11月24日
  • あかずの扉の鍵貸します

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    不思議な空間がある洋館で、下宿を営みながら、あかずの扉を貸している風彦。
    あかずの扉を借りる人は、過去を封印したかったり、未来へ繋げたいものがある人だったり… 思いはそれぞれ。
    あかずの扉にあるものを探るミステリーも少し含みながら、穏やかな気持ちになる話ばかり。
    ランさんと、旦那さんの話が一番好きだった!

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    2024年10月31日
  • 木もれ日を縫う

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    ギクシャクした家族関係の中で生きてきた母と三姉妹が、山姥伝説を通して母との気持ちが通じ合えて、自分自身を見つめ直していく。
    少しミステリアスな内容でしたが、各地に伝わる伝説に興味がわきました。

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    2024年10月15日
  • 語らいサンドイッチ

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    ネタバレ

    お客様の気持ちに寄り添うサンドウィッチ屋さん第2弾。今回も美味しそうなサンドウィッチの数々。蕗ちゃんと川端さんのもだもだが増しましたがあまり進展はなし。笹ちゃんの長い恋は終わったので、小野寺さんにはこれから頑張ってほしいところ。お客さんだけでなく、みんなはやく幸せになってほしいです。

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    2024年09月04日