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スコットランドのエジンバラ近郊の町に住むリディアは、妖精について何でも知っているという妖精博士(フェアリードクター)の看板を掲げて、妖精がらみのあれこれを解決する仕事をしようとしているが、産業革命によって街灯が輝き、鉄道が走るようになったヴィクトリア朝のイギリスでは妖精はすっかりおとぎ話扱いで、村人から変わり者の娘として遠巻きに見られるばかり。ある日、ロンドンで博物学の教授をしている父からイースターを一緒に過ごそうと誘われてロンドンへ向かうものの、途中でトラブルに巻き込まれて知り合ったエドガーという男性から、自分が妖精国に領地を持つ伯爵家の子孫であることを証明するために力を貸してくれと頼まれ、フェアリードクターの仕事として引き受けることにするが…という形で始まる長編ファンタジー小説です。
妖精が見えることで人間とうまくやれないリディアと貴族らしい見た目と言動にもかかわらず闇を抱えているエドガーが、徐々に明らかになる彼の過去や妖精の絡む事件などを通じて、本当に少しずつ心を通わせていく描写が細やかで、読んでいてグッときます。主人公以外の登場人物も個性豊かで、かなりの長編にもかかわらず、スムーズに読み進めることができますが、先が気になり過ぎて夜更かししてしまうかも。個人的には、鉱物好きにもオススメしたいお話です。
Posted by ブクログ
きやぁ、ケルピー、カッコイイ……!(登場人物紹介の絵に撃ち抜かれた)
でも……凶暴なのか。
英国19世紀後半、ヴィクトリア朝。
「エマ」や「アンダロ」で知り得た上流階級の立ち居振る舞い。
それがどこまで真実かは判らないけれど、そういう意味では、このお話は緩いなぁ……と思ってしまう。
まぁ、お金で爵位を買い取る人もいたらしいし、
「青騎士伯爵の末裔」と名乗っているエドガーだって、そういうものだと思えば。
リディアは髪の毛を下ろしているけれど、
19世紀の英国。
ある程度の身分の女性、仮にも伯爵家に出入りしている女性は、髪の毛をまとめているものなのじゃないのかしら……とか、そういう本文とは関係のないところには、もう目を瞑っていて、わたしー!
話は戻るけれど、ケルピーの獣寄りの直情的(素直)なところや、妖精ゆえの気の長さは、さらに私を撃ちぬいた(ずきゅーん
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小説・文芸
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