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スコットランドのエジンバラ近郊の町に住むリディアは、妖精について何でも知っているという妖精博士(フェアリードクター)の看板を掲げて、妖精がらみのあれこれを解決する仕事をしようとしているが、産業革命によって街灯が輝き、鉄道が走るようになったヴィクトリア朝のイギリスでは妖精はすっかりおとぎ話扱いで、村人から変わり者の娘として遠巻きに見られるばかり。ある日、ロンドンで博物学の教授をしている父からイースターを一緒に過ごそうと誘われてロンドンへ向かうものの、途中でトラブルに巻き込まれて知り合ったエドガーという男性から、自分が妖精国に領地を持つ伯爵家の子孫であることを証明するために力を貸してくれと頼まれ、フェアリードクターの仕事として引き受けることにするが…という形で始まる長編ファンタジー小説です。
妖精が見えることで人間とうまくやれないリディアと貴族らしい見た目と言動にもかかわらず闇を抱えているエドガーが、徐々に明らかになる彼の過去や妖精の絡む事件などを通じて、本当に少しずつ心を通わせていく描写が細やかで、読んでいてグッときます。主人公以外の登場人物も個性豊かで、かなりの長編にもかかわらず、スムーズに読み進めることができますが、先が気になり過ぎて夜更かししてしまうかも。個人的には、鉱物好きにもオススメしたいお話です。
Posted by ブクログ 2014年02月09日
ついに片思いコンビであるケルピーとアーミンの初会話の話ですね!
私は、割と最初に伯爵と妖精を読み始めた時はこの2人があまり好きではありませんでした。まぁ、主役の恋敵にあたいするので。ですが、話が進んでいくとなんだか普通の恋敵と異なっていて、恋敵であるはずの相手を助けるとか、だからこそその献身ぶりが分...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月15日
とうとうケルピーが表紙に登場~(*´▽`*)ノ⌒☆
しかし、こちらのウキウキ感とは裏腹な、本編のエドガーとリディア。
近寄ったようで、すれ違って。
まるで大きな渦潮の中で、互いに手を伸ばしその手を取り合おうとしながら、その次の瞬間、奔流に引き離されてまたぐるぐる流されていくようなもどかしさ。
大事に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月29日
エドガーの昔馴染みという海賊ご一行はちょっと苦手だけど、アーミンのあちら側的な行動にもいらっとくるけど、エドガーとリディアの仲はいいかんじで好き。
相手のことを思いやるようになって二の足を踏み出したエドガーと、かなり前に気持ちが進んでるがために、エドガーの本意を汲み違えて踏み出せないリディア。
い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月06日
よっしゃあ!!(ガッツポーズ)
今くらいの二人の揺らぎが超御馳走です。
本当は信じてもいいのか、彼を好きになってもいいのかと揺らぎ始めたリディアと、手放したくない、側に居て欲しい、でもリディアを守れるのか、自分の復讐に彼女を巻き込んでいいのかと迷うエドガー。
初読の時も、最初は「魔女の結婚」の方が...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月19日
青騎士伯爵エドガーの顧問妖精博士で、エドガーの婚約者ということになっているリディアは、領地で妖精が人間の赤ん坊を丸太や石、ときには妖精の赤ん坊と取り換えてしまう「取り換え子」が起きているらしいことを、依頼人マーサからの手紙で知る。リディアは一人で問題の領地へと向かおうとするが、船に乗った途端に海賊た...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
チェンジリング!な話。それだけじゃわからん。あらすじまとめるの苦手です。
エドガーが本気出してリディアを守りたいと思うけどメロウの剣使えないし彼女がすごく好きなのにどうしようと悩んで、リディアはアーミンのことを気にしてどうしても踏み切ることが出来ないで。前に進んだというよりは深く沈んでいった感じ。で...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
前々作で“生きてたよ〜!”と喜んだのも束の間、アーミンにまた裏切りの気配が…!?
アレが自らの意思なのか、毛皮以外にもユリシスに弱みを握られていてなのかは判らないが、不穏なのは確か。
しかも、ユリシスは青騎士伯爵の庶子の血筋だと言う。
だとすると、彼のあの力はフェアリードクターのモノではなくて、青騎...続きを読む
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