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スコットランドのエジンバラ近郊の町に住むリディアは、妖精について何でも知っているという妖精博士(フェアリードクター)の看板を掲げて、妖精がらみのあれこれを解決する仕事をしようとしているが、産業革命によって街灯が輝き、鉄道が走るようになったヴィクトリア朝のイギリスでは妖精はすっかりおとぎ話扱いで、村人から変わり者の娘として遠巻きに見られるばかり。ある日、ロンドンで博物学の教授をしている父からイースターを一緒に過ごそうと誘われてロンドンへ向かうものの、途中でトラブルに巻き込まれて知り合ったエドガーという男性から、自分が妖精国に領地を持つ伯爵家の子孫であることを証明するために力を貸してくれと頼まれ、フェアリードクターの仕事として引き受けることにするが…という形で始まる長編ファンタジー小説です。
妖精が見えることで人間とうまくやれないリディアと貴族らしい見た目と言動にもかかわらず闇を抱えているエドガーが、徐々に明らかになる彼の過去や妖精の絡む事件などを通じて、本当に少しずつ心を通わせていく描写が細やかで、読んでいてグッときます。主人公以外の登場人物も個性豊かで、かなりの長編にもかかわらず、スムーズに読み進めることができますが、先が気になり過ぎて夜更かししてしまうかも。個人的には、鉱物好きにもオススメしたいお話です。
Posted by ブクログ 2024年03月25日
ヴィクトリア朝あるある…階級制度。
平家にあらずんば人にあらず、ならぬ
貴族にあらずんば人にあらず。
貴族階級は貴族と結婚が基本だったんですよね。
この辺の知識があると、より楽しめます。
個人的にメイド頭はリディアに一言謝罪してほしい。
そしてまさかフィクションとはいえヴィクトリア陛下が登場するとは...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月27日
シリーズの中でも一番読み返しているぐらい大好きな作品。
ルシンダに苛々させられつつも、リディアのお人好しさが際立ち、そして健気。そりゃあエドガーでなくても可愛く見えるわ…と思わず突っ込みたくなる。
エドガーが鍋を洗うシーンが好きです。
そして「出来ない事は、変わってもらえばよいのです。」の台詞...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月19日
エドガーのプロポーズを受け入れたリディアだが、身分の差を思うと、早くもマリッジブルー。
対してエドガーは、リディアが社交界で傷つかなくていいように、と最善を尽くす──。
エドガーのそんな思惑から、今回の花嫁修業が始まるわけだけれど、ボタンを掛け違えたように不運なアクシデントが重なって、リディアはなぜ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月10日
貴族の花嫁修業がメイドとか有り得んだろ、それ。
というか、部屋に閉じこもった夫人の態度はあからさまにチェンジリングのようなものでは…というツッコミはなしなのね。
それがあると、物語進みません(でもツッコむ)
と初っ端からツッコミでしたが、この話は好きです。
というのも、メイドをしていて嫉妬でいじめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月19日
やっとリディアの記憶も戻り、結婚が決まったエドガーとリディア。貴族に嫁ぐ苦労をしみじみと感じていたリディアは、堂々と社交界デビューできるようにメースフィールド夫人のもとで教育を受けることになる。しかし花嫁修行に訪れた屋敷でなぜかメイドとして働くことになってしまい・・・。おまけにエドガーのもとには婚約...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
やっと両想い編(そんなんあるのか?)スタート。リディアが典型的ないじめに合うのが可哀想で今までで一番ヒロインな感じがしましたw んでもエドガーに泣きついたりしないし、彼に見合う立派な女性になろうと頑張る彼女の姿がやっぱりいつも通り素敵でした。まあ勿論、大半は落ち込んでるんだけど。そんでもってエドガー...続きを読む
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