あらすじ
仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて……。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。
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ゆっくりとした時間に癒された
普段、恋愛小説っぽいストーリーは読まないんだけど、齷齪した毎日から逃避したかった気持ちの表れかな?
珍しく選んだ感じの本でした。
技巧に凝りに凝った難解な表現とかではなく、普段の生活の一部を綴りながら様々な人間模様をゆっくり紐解いているような印象の読みやすいストーリーでした。
ほのほの感が心地好いので、日々、忙しくしている人が癒しを求めて読むにはもってこい!な感じです。(でも1日で続編まで一気に読んじゃいましたケド)
また、時計屋さんが最高に癒しです。実在していたら是非ともお会いしたいです
私はこの物語とっても好きです。
幸せ感を味わいたい人にはオススメします。
Posted by ブクログ
過去の何かに囚われていて、そこに蓋をしてしまっていた登場人物達がその過去に向き合って前に進んで行く話。
私の苦手なファンタジー要素もあったが、気にならない程度でどんどん世界観に引き込まれていきました。
コテコテな恋愛物でもなく、とても読みやすかったので続きのシリーズを全部読んでみようと思いました。
Posted by ブクログ
エピソードが何個かあるなかで、「茜色のワンピース」はとても良かった。エピソードが変わっても明里と時計屋さんの関係は変化していくのが読んでいてとても面白かった。
Posted by ブクログ
心温まるおもいでの修復。登場人物は未来に向かうために過去を修復し前に進んでいる。
それぞれの思い出のお話が気になりすぎて一気に読み進めてしまった。
Posted by ブクログ
心の中に引っかかった過去に囚われた登場人物たちの思い出を修理する温かい物語。
寂れた商店街と優しい人たちのコントラストが心地良く、それを取り巻くちょっと不思議な出来事がファンタジーでない所がむしろドキドキします。
彼らの日常の続きをまた読みたいです!
Posted by ブクログ
初めは少女っぽい感じの
ライトなストーリーかなとおもったけれど…
誰でももっているちょっとした過去の傷。
立ち止まってしまいたくなる出来事。
そんな書き換えられない過去の記憶。
主人公の明里と時計修理屋の秀司、
津雲神社の太一たち、
そして、とりまく商店街の人々が
ほんのりと苦い思い出を書き換えていく物語。
やさしい気持ちになれる一冊。
つづきのシリーズも読もう。
Posted by ブクログ
意味深なタイトルに惹かれたのですが、これは偶然の産物だったのですね。
昔ながらの商店街。
以前は活気があったであろう場所って、どこか寂しげに感じますが、登場人物たちも何かしら過去を引きずっていて。
全体的に物悲しさを感じるストーリー。
連作短編集なので、とても読みやすいです。
それぞれ「思い出」に囚われていたり、傷ついている人たち。
ひとつひとつ解決していって、それに伴い少しずつ主人公の明里ちゃんと時計屋さんが変化していくのがいいなと。
途中さらっと爆弾発言というか、予想外の展開があり驚きましたが。
無事に解決されてよかったです。
過去は変えられないけど、思い出は修理できるのかもしれないですね。
Posted by ブクログ
心温まる連作短編集。ノスタルジックな舞台の中で、少し不思議なアクシデントに巻き込まれながら、主人公の過去が修復されていく。過去の辛い思い出が修復され、前向きに捉えられるようになったら、巡り合った人と共に新しい時を刻んでいく。
物語の設定条件(仕事も恋にも疲れた三十路女性がフラりと衰退した商店街に移住する)からして、何となく気だるいような、眠たげな雰囲気でスタートした小説だったが、読み進めるにしたがって、次第に眠りから覚醒するように、商店街と主人公の過去を知りたくて、ページをめくる手が止まらなくなった。最初は灰色・黒色だった物語も、茜色、水色と変化して、最後は虹色に見えている。読者の心象を操作する景色の描写仕掛けもニクい。
舞台となる商店街も、時代に取り残されて見向きもされないような衰退ぶりであるが、住民たちの優しさに溢れ、思い出が次世代に引き継がれてヒッソリと輝き続けている。私たちも同じで、たとえ地味な人生であっても1人1人が素敵なエピソードを持っていて、本人が気づいていないだけなのかも知れない。ありふれた日常の中で、一緒に向き合って修復の手助けをしてくれる人やキッカケを見つけていきたい。
Posted by ブクログ
時計の“計”が外れてしまい、『おもいでの時 修理します』の看板になってしまった。まず設定が素敵だと思います。偶然だけどその偶然が積み重なって、いつか来る未来の在りし日に、思い出を探す人が日常から少し外れたどこか不思議な雰囲気をまとう寂れた商店街に迷い込む。きっとこの看板は過去に何かを忘れてしまった、または欠けてしまった人のちょっとした拠り所なのでしょう。そんな拠り所に関わる人物達も素朴で優しくて温かく、時にミステリアスなのが何とも面白いです。
Posted by ブクログ
都会を離れた美容師の明里が引っ越した先は幼い頃に少しだけ過ごした商店街。
『おもいでの時 修理します』というプレートのある時計店を営む青年と知り合い、日常のちょっとした事件に巻き込まれる。
寂れてしまった商店街だが、周りの人達との関係性が良い。
今どきの子には苦手であろう昔ながらの付き合いも心がほっこり。
地元によく似た少し寂れた商店街があり、すごくイメージがわきやすい。
時計屋さんという癒しだけでなく、パンチのある太一の存在もあって、バランスが取れている。
思いがけず、思い出のときを修理している2人。
そして最後には2人の思い出も…。
時計屋さんの悲しい過去も明里によって前に進めるようになったし、今後2人の関係性の発展が楽しみである。
Posted by ブクログ
"思い出のとき修理します"
5つの短編になってますが、どの物語でも過去に囚われている人が、時計屋さんと明里ちゃんと出会う事で過去のわだかまりを解いていく。そんな心暖まる物語。読み終わった後は優しい気持ちになれた。
Posted by ブクログ
過去の暗い思い出を背負った二人が出会い、いろんな人の暗い過去の修復の手伝いをすることで、成長しお互いに惹かれていく
ほのぼのとした暖かさが底辺を流れていくような本
Posted by ブクログ
傷ついた過去を抱えた主人公が寂れた商店街にやってきて、不思議な謎に出会う。現実なのか幻想なのか良くわからない描写が、最後まで読むととても優しい気持ちになれる雰囲気を出している。
登場人物がみんなとても優しい人たちばかりでほっこりする。物語の最後、一歩を踏み出した主人公がいいなあ。
Posted by ブクログ
最初は、どうなっていく本なのか気になって読んだけど、読み易くて考えさせられる本だった。
きゅんきゅんしまくっていたけどね!(笑)
わたしはすごく好きな本当の1冊だな♡
Posted by ブクログ
失恋し、仕事にも自信が持てなくなった美容師の明里(あかり)は、子どもの頃過ごしたことがある商店街へ引っ越してきました。そこは一夏だけ明里が預けられた祖父母の家、「ヘアーサロン由井」でした。
近くに「おもいでの時 修理します」という奇妙なプレートがおいてある店があり、不思議に思っているとそこは明里と同い年の青年のお店、飯田時計店でした。
そして、明里はその商店街でさまざまな不思議な出来事に遭遇するのでした。
連作短編という形で、一つの事件が解決する度に、明里は“時計屋さん”こと飯田秀司に惹かれていきます。
秀司のところに朝ごはんを食べにくる大学生の太一も二人のことを応援していますが、明里には皆には言えない秘密を抱えていて…。
事件は思い出が修理されたかのように解決していきます。暖かさの中にほんのり物哀しさを残して。
特に時計師を目指していた秀司の心の傷の話『光をなくした時計師』と明里の言えない秘密の話『虹色の忘れ物
』は良かったです。
明里の問題が解決し、「それで、僕がふられる理由はなくなったのかな」と秀司が言ってからの展開が好きです。かわいいなぁ。
この二人が修理する思い出のときをまだまだ見たいと思います。
Posted by ブクログ
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「誰だって、修正したい思い出の一つや二つありますでしょう?」
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ずっと積読していた本。読み始めるとファンタジーが入り交じった作品だけど読みやすかった。
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過去の体験から偽った自分として過ごす主人公と心優しいが何かを抱えている時計屋さんの物語。
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太一の存在は明記されてないけど実はそういうことなのかなって感じで良かった。
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とても素敵なお話です
表紙買いで1、2巻を購入。
とてもホンワカなお話。笑顔や涙するお気に入りの小説です。しかし…
3巻の表紙の絵が変わった…
とても残念です…なので星4個
私だけでしょうか…
Posted by ブクログ
越してきた子どもの頃の思い出の街の商店街を歩いていると目に止まったのは「思い出の時修理します」との看板。
時計の修理はもちろん、本当に思い出まで修理する凄腕の時計屋さんですね。
時々オカルトチックな展開もありますが、そこも含めてこの商店街の味なのでしょう。
シャッター街は閉まっているのではなく眠っているだけという表現が素敵でした。
Posted by ブクログ
子どもの頃、預けられていたおばあちゃんの家が借りに出されていて、引越してきた美容師の明里。その古い商店街の祖父母のヘアーサロン由井の斜め向かいに「おもいでの時 修理します」という看板がかかっている時計屋さんがあった。
引っ越してきた明里、時計屋さん、津雲神社にいる太一の3人が、様々な人の思い出を『修理』していくハートフルな小説。
さっくり読めて良い。
Posted by ブクログ
おすすめに上がったのもあって読んでみました。
この作家さんは初めてだったのでどんなものか分からなかったのと、検索?してみたら日常謎っぽいのかなって思ったのもあったので、それとは少し毛色が違うかなー?という印象。
どちらかというとファンタジーめいている?みたいな感じで、なんだか心霊的な神霊的な不思議なことがあって、それを解き明かしていく感覚にどちらかというと近い気もする。
ミステリーや日常謎好きとしては、物足りない感はあったけど、読んでいくとキャラの愛着だったり、この子何か今後もあるんだろうな感があるので、とりあえずの導入部分として1巻は楽しませてもらったとして、次の巻も楽しみに読む予定なんじゃいฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
タイトルと表紙の絵に惹かれて読んでみようと思った本。
私が好きなブタブタシリーズや、マカンマランシリーズなんかと同じジャンルかなと思います。
ちょっとファンタジーなところがあり、それが自分の好みとは少し違いますが、気軽に読めてそこそこ面白いので続きも読もうと思います。
Posted by ブクログ
秀司と明里の過去が繋がってハッピーエンド。短編が5つですが2人の過去のお話2つが良かったです。
どんなに辛い過去も今が幸せなら「あの過去のおかげ」になるし今が不幸せなら「あの過去のせい」になる。過去は変えられないけど今や未来が幸せになれば嫌な過去の思い出も修復されるんですね。
素敵なタイトルだと思いました。
Posted by ブクログ
時計屋さんと明里さんは傷を抱えている者同士だったからこそ惹かれあったのかな、と思いました。数々のエピソードも「おもいでの時 終了します」になってしまった看板の意味そのままを表しているように思えます。
Posted by ブクログ
商店街の近くに住んだことはないけれど、
なんだか懐かしくてあったかい気持ちになるお話。
久しぶりに再読して、
直したい思い出を、悲しいものと捉えるのではなく、
ひとつひとつ受け止めて昇華していけばいいと
そんな気持ちにさせてくれました。
Posted by ブクログ
過去なんて変えられないけれど、
思い出に向き合う自分の気持ちを
修正する事で、明日からの未来が開ける。
昭和レトロ感満載の商店街。
運命的な再会を果たす時計屋さんと
美容師さんの話。
Posted by ブクログ
大きな手をした伏し目のイケメンに誘われて表紙買い。
何を以てして思い出の修理が行われたのか全く分からなかったけど、人情溢れる優しい物語には癒されました。
普段は殺伐とした本ばかり手に取るけれど、たまにはラノベみたいなゆっくりとしたお話を読むのも大切ですね。
ほっこり恋愛もの
題名通り、思い出を修理したいような色々な事情のある人がお店に訪れる短編集みたいな感じ。その中心軸で主人公の女性と時計店の若い主人との恋愛が少しずつ進んでいく。分かるひとにとっては先の展開の予想が簡単だけど、丁寧な作りの作品なので苦にならないと思う。
Posted by ブクログ
表紙の絵に引かれて購入。谷さんの作品を読むのは初めてで、ライトノベル作家ということで、これもそういう系統なのだろうと思ってましたが、予想に反して中身がぎっしり詰まった小説でした。明里ちゃんが時計屋さんを好きになる過程も自然で共感できます。続編が出るようなので、そこでは「時計屋さん」じゃなくて「シュウ」と呼んでいて欲しいです。