【感想・ネタバレ】思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年10月12日

ゆるやかな時の流れが感じられるのが好き。時計師の秀ちゃんと明里ちゃん、太一くんに関わる人たちのいろんな思いをひとつひとつ大事にして、心と心をつないでいく感じが何ともいえず素敵♪秀ちゃんと明里ちゃんが寄り添って行く様も素敵です。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2018年03月14日

一応ミステリに分類しましたが、
なかなかファンタジー(^ ^

前作は、こんなにオカルチックだったかな...?
ちょっと「若い衆向け感」が強かった気が。
小説なのですが、読後感がマンガっぽい。
決して悪い意味ではなく(^ ^

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年07月15日

なんやろうもう・・・。今、ちょっと乱読気味に読書をしている自覚はある。
時間が限られているのに読みたい本はめちゃめちゃようけあるから、とにかくガーッと読もうとしてる・・・。
・・・んやけど、この本はそうやってガーッと読むのは勿体ないね・・・。

(ガーッと読んでも大丈夫な本っていうたら失礼すぎるな)...続きを読む
(すいません)

いやでも、パパッと気分転換に読んで楽しみたい読書もあるよね。それがいいとか悪いとか、面白いとか面白くないとかではなく!

タイトルどおり、「時」が関係する本だけに、しっとりと読みたいねんなあ。
この本もたくさんの人におすすめしたい! ちょっとファンタジーが好きで、昔、少女小説を愛読していたようなタイプの方に(笑)。

ほんで作中にもあったように、「自分の常識的感覚に自信がなくなる」。
自分が「当たり前」と、信じてきたことがほんまに「当たり前」なのかな? と、思うねん。
私は作中にシンクロする読み方が好きなので、私の「常識的感覚」を揺さぶるこの本はじっくりとシンクロしたいのかも。

太一はたぶん、・・・と、彼の正体を書くのは野暮らしいけれど(笑。解説も面白かった)、そんな、(おそらく普通の人間ではない)太一が普通に(?)暮らしていること、その太一を受け入れてる秀司とか、不思議なことがたくさんある。
もうほんと、正しい意味での「不思議」。

「不思議」といえば、過去は取り戻せないのに、「思い出」は塗り替えることができるっていうところから、不思議。だってそれってどういうこと。
ようは、「思い出」を塗り替えたら過去がまた違う色になり、そうすると未来も変わってくるってことをいいたいようなんやけど・・・。

未来も過去も、変えることは可能なんやって。ええそれってほんまに。そんな簡単な話?
じゃあ私の過去も変えてしまって、よりよい未来をぜひ、って思うんやけど、それはなんちゅうか簡単な話でもない。
難しいわけでもないねんけど。

そのあたりは、言葉で説明するより秀司と明里と、飯田時計店にやってくる人たちとの会話を見ていたらそれがよくわかるねんな。
ああ、そういうことか、未来も過去も変えられるってそういうことか、と、ひどく納得できる。

でも今回はちょっと込み入った話が多かったな。
化石の話なんて、ふたつの偶然が重なってできてるのでほとんど奇跡みたいな話やった。
それが面白いんやけど、時制も含め、結構難しかった。

ベリーの約束が一番わかりやすくて、シンクロしやすかったのは、すっかり私が恋愛脳になってるからかしら。笑

だって著者、思い出したように、秀司と明里のキュンを放り込んでくるからさあ・・・。
すごいよもう・・・。(*´з`)
飯田時計店にやってくるお客よりも、秀司と明里の未来のほうがよほど楽しみなんですけど。笑

前回で彼らの過去が明らかになったんやから、次は彼らの未来をこう、掘り下げていってくれてもいいんちゃうの・・・。

とも、思うんやけど、ほんまに時を刻むようにゆっくり、ゆっくりと、物語も気持ちも動いていっているのが、このお話の一番面白いところやと思う。

・・・ので、我慢する。笑

秀司の包容力はほんま、うらやましいわ・・・。
この二人って同い年なんやっけ、どうなんやっけ。

空想って、すてきやね。
本当のことがわからないからこそ、関わった人たちが幸せになれる空想をするっていうのが、とても、とても、すてき。

昨今は人間関係が(なぜか)ややこしすぎて、いっそ他人のことを考えるなというハウツー本すら多い。
他人は自分が思うほど他人のことを気にかけてやしないんやから、他人の気持ちを推し量りすぎて鬱々とするくらいなら、いっそ考えるな! と、いうもの。

それも確かにそう。無駄に鬱々とするなら考えないほうがよほどいい。

けれど、もっともっと幸せなのは、見えない、わからない部分を、「いい方」に空想できることやね。
他人の好意を信じられたうえで、あの人は(私の知らないところで)ああなのかもなあ、と、すてきな方向で空想できるなら、それはとっても幸せだ。

ちゅうか、想像っていうのは、そういうためにあるのかも。
ほんで、すべてを分かり合えるとか、すべてをさらけ出すような関係でもそうでなくても、他人との間にそのくらいの「空想」をする距離は残すべきだ。

その「空想」が、幸せになるための「空想」で、埋めることができたら、人間関係はもっともっといいものになるんじゃないのかな。

全ての人と分かり合えるなんて無理だもの。
いくら言葉を重ねても不安も誤解も生まれるのなら、「わからない」ことがあってもいい。お互いにそれを「幸せになるための空想」で、補えれば・・・。


そんなことも思った。

私もそうやって「空想」をしながら、人間関係を築いていこう。
非現実的かもしれへんし、おめでたいかもしれへんくても、たぶんその方が幸せやで。
幸せなんやったら、それで、いいのでは。

誰かの何かを待つ間、疑うよりも、信じるほうが、ずっといいよね。ほんまに、そうやわ。
同じ時が流れるなら、疑って疑ってすごす時より、信じてすごす時のほうが幸せやんか。
たどり着く結末が同じなら余計、信じてすごす時のほうが幸せやったという「思い出」になるし、幸せな「思い出」は新たな未来につながるのは、よくわかってる。


「不思議」じゃないのんか。「奇跡」なのか。
秀司と明里の歯車が動き出したのは太一という「奇跡」が気まぐれを起こしたことも、よかったのかな。
奇跡か。そうか。不思議よりも、なんだか、いい言葉やね。


(2017.03.23)

このレビューは参考になりましたか?
購入済み

あたたかい

風花 2015年08月08日

やっぱりこの作家さんのお話は好きだなぁ。優しくて温かくて、今までこんな風に時計を見たことがなかったけれど、最近触ってない時計を触りたくなってしまった。忘れがちな思いを思い出させてくれる、そんな本だと思う。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年09月14日

日常ミステリー色がぐっと強くなる2巻目。
4話ありますが、修理したい思い出を持つ人達のお話なのでどれもせつない。

恋人同士になった2人がホームズ&ワトソンで謎をときつつ距離をつめていくのが
ほほえましい。
穏やかといいつつ秀司が結構ぐいぐいいくのが良いです(笑)
前の恋との違いに幸せそうにワタワタ...続きを読むしている明里ちゃんが可愛い。

後、いわゆるシャッター商店街を表現した一文が凄く良くて印象に残りました。
良く買い物にいくうちの近所の商店街もそんな感じ。

「町にも老いがあるのだとしたら、ここは若き日を懐かしみつつもゆったりとした幸福に浸ってる晩年の町だ。」

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年09月08日

シリーズ2作目。
恋人となった秀司と明里を軸にして進む短編集。
心残りを抱えながら過ごす人達が、ふと飯田時計店に訪れて。
「おもいでの時 修復します」の言葉のもと、過去を乗り越え未来へ前を向いて進む。そんな姿が綴られています。
最後には心が温まる。いい1冊でした。
個人的には「赤いベリーの約束」が心...続きを読むに響いたかな。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年02月20日

いろんな〝やさしい〟というのが心に残りました。明里と香奈の関係性には涙が出ました。 本当にいい話の詰め合わせで心があったまりすぎました(* ॑꒳ ॑* ) 続きも買ってあるので読みたいと思います!

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2018年10月28日

津雲神社通り商店街にある時計修理店

おもいでの時 修理します

そんな看板を出す店、飯田時計店店主の秀司、
美容師で恋人の明里

時計の修理が持ち込まれるが、それがただの修理ではなく、思い出が絡むちょっぴり温かく

切ないそんな物語の数々

2人のもとにはおもいでの時 の修理を求めてまた1人お客様...続きを読むがやってくる

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年08月01日

【あらすじ】
さびれた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い----家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復で...続きを読むきるとしたら?

【感想】

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年03月14日

ずっと会っていなかった妹・香奈が突然に明里を訪ねてきた。
卒業を機に家を出てからは、ほとんど帰ることもなく過ごしてきた明里にとって、香奈は微妙な存在だ。
「一人娘だから」と言ってしまえる香奈は、やはり幸せな時を過ごしてきたのだろう。
もしも立場が逆だったら、その言葉にどれほど姉が傷つくかわからないは...続きを読むずがない。
咄嗟に出てしまった言葉は、どんなに取り繕っても本心なのだから。
「思い出なんて単なる過去の記憶だ」
この「単なる」という言葉がやっかいなのだ。
ただの過去の記憶・・・そう言っているのだから。
でも、思い出という言葉にはそのときの感情が必ずついてまわる。
嬉しかった思い出、辛かった思い出、悲しかった思い出。
過去の記憶というだけなら、履歴書にでも書き込むような事例の年表さえあればいい。
感情がそこにあるから、いつも思い出は特別なものなんだろう。
思い出は変えられないけれど、違う方向から見てみれば、まったく違う思い出が見えてくる。
記憶に残っているのは、きっとそれが自分にとって何か意味のある出来事だったからだと思う。
少しだけ素直になれが香奈の気持ちは、明里の心にも変化をもたらす。
人はひとりでは生きていないんだな・・・とあらためて感じた。
時計にまつわる物語の短編集。
どこか懐かしい、優しさに満ちた物語が並ぶ。
切ないけれどあたたかい、読んでいて優しい気持ちに自然になれる。
そんな物語だった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年02月09日

本作もいろんな人の思い出が良い方転がっていく。秀司と明里のふたりがいて、なんだか不思議な力が生まれてくるんだね。太一の一族とか過去もなんだか伏線がいろいろで、また次に繋がる感じだな。ふたりの柔らかく甘いやりとりが、ほっと癒してくれる。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年02月04日

シリーズ2作目ということもあり、話に入り込みやすかった。秀司と明里がお互いに過去を乗り越えようとし、想い合ってる感じがとても良かった。解説にある通り、単なる記憶が大切な思い出になる瞬間は感動的だと思った。自分にはまだ、その瞬間が訪れていないような気がするので、いつかその瞬間に出会いたい。本作も短編集...続きを読むとなっており、個人的には「未来を開く鍵」が好きでした。ボタンをかけ違えてきた時間も、何かがきっかけでかけ直すことができる。無理だと諦めてしまわないことが大切だと感じました。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年11月26日

2016/11/23
最近このタイプの小説よく読むなぁ。
増えてるのかな。
短編連作のちょっといい話。
御用人とか。
時計屋秀ちゃんが魅力的。
うっかりいい時計が欲しくなるのが困りもの。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年08月05日

やっぱり2巻も癒されます。
おもいでの時 修理しますという言葉に釣られて来るのはお客だけではなく、読者もかもしれない。飯田時計店に行きたい笑

解説は出だしの部分であまりにもかけ離れた話をしていたので読まなかった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年07月18日

今回は両想いに無事前回なれたこともあり、甘さが増えてます、ちょっとだけ。切なくなる話が多いですが、最後にはこれでよかったのかなと思う流れに進むので安心して読めます。時計、しばらく買ってないですが、読んだらほしくなりました。3も出てるのでまた続きを機会があれば読みたいです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年06月09日

良かった
赤いベリーも、森村さんも。
なんて優しくて素敵な物語たちなんだろう。
秀司と明里の恋も、しんみりと素敵な感じだ。
ちょっと、古い感じがしなくもないけど(笑)
寂れた商店街が舞台なので、登場人物もそれなりにお年を召して、神寂びている。
ちょっと、若い人には分からない心理描写もあるかも知れない...続きを読む
そこはそれ、もう少し歳取ったら、また読んでみて下さい。

しかし、ますます謎が深まるのが太一である。

彼は…人間なのでしょうか???

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年05月09日

話自体の面白さは1巻とあまり変わらなかったけど、1巻よりも明里と秀司が仲良くなっていく場面がイイ感じだった

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年04月21日

2作目
今回も人の思い出と物にまつわるお話し
姉妹や夫婦などのすれ違いから生じた思いのズレを戻したり、学生時代の苦い記憶の修正をしたりな今回

前作同様にクオリティは高い
明里さんと秀ちゃんの関係も進んだような進んでないような?

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月25日

今回のお話もすごくよかった。明里と秀司の関係も少しずつ変わってきて、温かさとにやける感じが倍増しました。太一は一体・・・。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年07月22日

シリーズ二作目。前作の流れを継いでいる話。ファンタジーと現実の狭間ある話だけど、どっちにも転ばず、ある意味不安定な感覚がある。

このレビューは参考になりましたか?