【感想・ネタバレ】思い出のとき修理します4 永久時計を胸にのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年03月14日

壊れた思い出ありませんか?

今は閑散としてしまった商店街に越してきた明里とこの商店街で時計屋を営む秀司の間に起こる心温まる物語。シリーズ完結。

印象に残った文
「時間を隔てていても、同じ場所に立てば、そばにいるかのように感じられるのではないだろうか」

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Posted by ブクログ 2023年05月16日

最終巻にして、ぎゅっと心を掴まれました。好きだから離れたくない、でも夢を諦めて欲しくない、離れると不安になる…色んな思いが詰まった本でした。
ハッピーエンドだったけど、こんなハッピーエンドもあるんだなと思いました。
素敵なシリーズ本でした。

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Posted by ブクログ 2022年03月22日

今回もファンタジーと現実が見事に融合してました。みんなが幸せになる、読み終わって心地よさを感じる、このシリーズが終わってしまったのは残念ですが、登場人物たちのその後を想像するのも楽しいです。

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Posted by ブクログ 2021年08月28日

時計というタイトルに惹かれて読み始めた、このシリーズ文庫本も、本書が4巻目で最終巻。昔ながらの機械式時計修理だけで商売が成り立たなくなり、日本全国各地の商店街には必ずあった時計店も、いまや姿を消している。一方、郊外大型ショッピングセンターの出現によって、シャッター通りかしている商店街の復興も、全国各...続きを読む地の深刻な懸案である。そうした向かいながらの人情通う商店街復興に向けての若者たちの動きも描かれている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月13日

大好きな人の夢を応援したい気持ちと、自分の夢を追いかけたい気持ち。両方を叶えようとすると、離れ離れになってしまう。お互いのことを思うと「行かないで」「一緒に来て」はなかなか言い出せない。
でも、素直な思いを言葉にして伝え合うことで、絆がより深くなる。お互いを心から大切に思って、信頼し合っているから。...続きを読む
そんな明里と秀司の関係がとても素敵だと思います。
そして、そんな二人の周りにいる太一や商店街の人たちが温かい。最初は問題があるように見えた人たちも、周囲の人たちとの交流の中でずっと抱えていた「問題」が解決して、次第に街に馴染んでいく。つくづく人との繋がりって大事だな、と思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月08日

日時計と星時計が婚約指輪代わりのペアウォッチなんていいね。
夫婦はべったり一緒にいる時期があっても、子供も独立して老夫婦になったら、お互いやりたいことを尊重するのもいいな、と思ったり。

そして、商店街に新たな店、というかかつての大判焼き屋を復活させようとする人。
明里もヘアーサロンオープン?

...続きを読む司の作るドレスウォッチが完成。
あんなプロポーズ憧れますねえ。
しかし、結婚して秀司はスイスに行ってしまうのか。
現実的な話をすると、子供どうするのか?ってことだけど。
これ、帰ってくるところまで読みたいから、番外編もう1冊書いてくれないだろうか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月24日

シリーズ完結。終わってしまってさみしいけれど、心が温まる終わりを迎えて、あぁよかったなぁと思う。すごく好きでした、秀司と明里の2人も、2人の友人も、商店街の人も。修理したい思い出を持つ人々は一筋縄ではいかないことも多かったけれど、その人たちとのかかわりを通して、秀司と明里も人生を拓いていったのかなと...続きを読む思う。あと、自分の気持ちに素直になることは悪いことではないと思った。ちゃんと伝えることで、深く話し合い、理解し合える。そんなことを学べました。シリーズが終わるといつもさみしい気持ちになるけれど、その先を想像して楽しんでいます。2人が夢を叶えられますように!

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Posted by ブクログ 2020年09月22日

シリーズ4作目。今回にて最終話。
回も商店街を基に様々な出来事はあったけど。 ただシンプルに。
2人なりの「Happy Ending」
素敵な4作品でした。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

?不仲に思えた両親の思いを感じる「昼と夜のエタニティ」?亡き妻への秘めた思いが浮かぶ「幸運のタイムカプセル」?時計職人としての成長と結婚に迷った中で見出した「パートナーのしるし」、とても素敵な3編。もちろん、対になった時計が2つとも修理する中で気付かされる夫婦の思いと旅立ちへの決断など?が一番素敵だ...続きを読むとは思うけれど、日時計に対して星時計があるなんて、とっても素敵です。

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Posted by ブクログ 2017年04月01日

完結巻。最後まで暖かくも癖のあるエピソードがつまってて面白かった!太一の謎はわかったような、わからないような?(笑)

谷さんの小説はコバルト含めとても好きなのでよく読むけど、ヒロインが毎回同じようなタイプ(有川浩さんの書くヒロインとか視覚探偵の陽子先生もこんなタイプだ)で、私の好みでないのがとても...続きを読む惜しい。駄目だって言ってるのに殺人事件モノで1人で行動しちゃうような感じ。こんなに色んな想いが交錯した個性的な話が書けるのだから、もう少し思慮深い(頭がいい、ではない)落ち着いた雰囲気のヒロインで読みたいなあ。
という、わがまま。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月18日

シリーズ完結編。
今まで楽しませてくれた御礼も含めて★5つ。
サブタイトルを見れば、結末もなんとなく想像もつくが…
収録された3編もすべて、永遠の絆、夫婦に関するものという点が共通していた。
離れているようで繋がっている、離れていることで繋がっている。
いろいろな形があっていいのだ。
そうして、苦い...続きを読むものを秘めながらも、お話は汚れる事がない。

作者は若い人を対象にした作品を書き続けていて、本作が初めての、大人に向けての物語だという。
しかし、大人も、不思議を見たい、汚れない昔を夢見たい。
そういう願いをかなえてくれる本だ。
大人になると見えなくなってしまうものもあるかも知れない。
しかし、ふとした瞬間に見えるかもしれない。
そして、大人になったからこそ初めて見えるものもあるのだと思う。

『昼と夜のエタニティ』
そういう“ペアウォッチ”もあるんですね。
同じ方を向いて、同じ方向に歩むのではなく、補い合って完成する時間。

『幸運のタイムカプセル』
女の方が一枚上手…そんな風に思ってしまった。
血のつながらない後継ぎ。もちろん、あり。

『パートナーのしるし』
思い切った。本当に。
どうなっても悔いは残らないだろう。

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Posted by ブクログ 2021年07月10日


「今すぐこれを買ってもらうよ。長期ローンでね」

ついにシリーズ最終作。秀司の元に、スイスの時計工房からの手紙が来ていて、スイスで修行をつむのか、商店街で一緒に暮らすのか、自分のために夢を諦めさせるのかなど、悩みの中で選んだ決断とは。
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明里も秀司も、色々な人の思い出を"修理&qu...続きを読むot;していく中で、自分と重ねながら二人で生きていく上での価値観を身につけてきてそれが最後の決断にも繋がってていい話だったなと思った。
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Posted by ブクログ 2019年08月21日

最終巻は想いが時を超えるという部分が強くでていて良かったですね。
全四巻でしたけど、個人的にはもう少しコンパクトにまとめた方が良い作品になったかなと思います。

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Posted by ブクログ 2018年11月07日

終わってしまったけど、満足な終わり。
まだシャッターが閉まっているお店が多いと思うけど、秀ちゃんが帰ってきたら、もっとお店が増えて、幸せな町になりそうな気がする。

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Posted by ブクログ 2018年07月31日

シリーズ第3弾、第4弾を続けて読みました。
お気に入りのシリーズですが、この第4弾で完結です。

シリーズ第1弾を読んだのは、2017年10月のこと。
5年前も前になりますね。

仁科明里の職業は美容師。
失恋を経験した彼女が引っ越した先は、シャッター通りと化した商店街。
その中で、今は店を閉めてし...続きを読むまっている「ヘアーサロン油井」。
通りを挟んだお向かいには「おもいでの時 修理します」という看板をだす時計屋さん。
その店の店主である秀司もまた、辛い過去を持つ。
「おもいでの時 修理します」
魅せにはその看板に魅せられた人たちがやって来る。
そして、様々な依頼、難題を持ちかける。

連作短編集である本シリーズ。
明里と秀司の恋も織り交ぜつつ、客たちが持ち込む日常のミステリーを解決していく二人。
時々、胸がキュンとしたり。

「おもいでの時 修理します」という看板の謎もまた面白い!
お店を訪れる人々はこの看板に魅せられ、私は『思い出のとき修理します』というタイトルに魅せられたわけで。
シリーズが完結してしまったのが、悲しい…

この作品、漫画の原作にもなっています。
装丁は漫画とはまた違うイラストで描かれている秀司。
本を読んでいる間中、イラストの秀司にずっと引っ張られてしまって…
イケメンではあるのですが…
私のイメージする秀司とは違うのに、他のイメージが浮かんでこなくなってしまって。
これはちょっと残念。

最近、本の装丁が漫画のようなイラストで描かれているものが多いように思います。
私の場合、装丁が素敵で本を手にすることもあるので…
個人的には漫画のようなイラストではない方が好みです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月09日

完結は寂しいけれど、これ以上続いてもダラけそうだし、ちょうどいいのかも。
でも、秀司が時計師になって戻ってきた話や太一についてもっと突っ込んだ話などの番外編があったらいいなと思う。

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Posted by ブクログ 2017年01月30日

とうとう完結なんですね。
通りすがりに古い時計店を見つけると、この作品を思い浮かべていました。

この物語のやわらかな空気が好きでした。
どことなくセピア色で、
淡々と時を刻む針の音が聞こえるような…。
時にじれったくなるくらい不器用な秀司と明里。
遠距離でも、この二人なら大丈夫ですよね。

そして...続きを読む、登場人物の中で特に好きだった太一。
彼の正体、本当は何だったんだろう…。
願わくば、大学の単位取得に苦しむ狛犬さんの化身ということで(笑)。

またまた大判焼きが食べたくなったのであります♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月29日

2017/1/23
シリーズ完結
最後、二人がどういう選択をするのかドキドキした。
もちろんハッピーで満足な選択なんだけど意外性はない。
意外性が必要とは思わないけどびっくりはしなかった。
この結末より悪い選択はいくらでも思いつくけど、私なんかじゃ到底思いつかないもう一段上のハッピーな選択肢を期待し...続きを読むてしまったりするのが読者のゴウと言うかサガと言うか。
とは言え幸せな気持ちで本は置けたのでした。
その後、秀ちゃんが立派な時計師になって帰ってきた話も読みたい。

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Posted by ブクログ 2017年01月07日

予想していたハッピーエンド。
太一君の招待も判明して
めでたしめでたし。
ぐーっとひきこまれるまではいかなくったけれど
ゆったりとした空気感を味わうのはこれで最後かと思うとさみしい。

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Posted by ブクログ 2017年01月04日

ずっと気になっていた太一の正体!
今までのようにどちらが本当か想像出来るようになっていて、さすがだなって思った。私はこういう現実とファンタジーが合わさった物語が好きだと実感できた作品。
良い意味で、これだけじゃ物足りない!もっと続きが読みたいと思う作品だった。
2016.12.23

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Posted by ブクログ 2017年03月09日

■夢をかなえることと、ふたりで歩んでいくこと。どちらかしか、選べないの_?

不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い…時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房...続きを読むから手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み…。ついに完結!

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Posted by ブクログ 2021年10月26日

トゥールビヨン
機械は重力の影響を受ける。
懐中時計は、6時の方向にずっと重力がかかることになる。
テーブルの上においていれば、裏蓋の方に重力がかかる。
そのわずかな力でも正確な動作に誤差を作ってしまうから、なるべく重力を分散して機会が正確に動くようにしようという仕組み

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Posted by ブクログ 2021年10月04日

ついに完結。明里と秀がすれ違ったり離れたりすることなくゴールできて本当に良かった。商店街のみんなも、秀のお祖父さんや明里を可愛がってくれたお祖母さんたちも喜ぶだろうな。
太一は結局は普通の人、でいいんだよね。何となくごまかされた気もするが、ずっとツクモさんに居てくれるならいいか。

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Posted by ブクログ 2020年05月27日

シリーズ最終巻。
収まるところに収まったので物語としてはこれで良かったのだろうけど、このシリーズに自分が感じていた魅力は壊れた時計を通して過去を知り、悩みを解決するという趣向だったので、すっかりラブストーリー寄りになってしまった本書に少し残念な気持ちを持ってしまった。
多くの読者がこの締め方を好意的...続きを読むに受け止めることが容易に想像できるので、たまにはこんな感想を持つ人がいてもいいでしょう。

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Posted by ブクログ 2018年08月31日

思い出のとき修理しますシリーズ4作目にして完結編。
寂れた商店街にひっそりと佇む時計店。
このシリーズにあるゆったりと流れる優しい空気感、少し不思議な空気感が好きでした
少女マンガチックな展開はあれど、良い終わり方だと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月19日

永遠の時を一緒に刻みたい。

うーん、完結。いい話、というか、いい着地点だった。結局太一の正体はなんだったのか、そこが気になるけれど、まあ、ふわっとしたままで終わってもいいか。

相手のために、自分の夢をあきらめる選択を、秀司も明里もしなくてよかったと思う。ここから先、もしかしたらハッピーエンドじゃ...続きを読むない道もあるかもしれないけれど、選択は間違っていないと、信じて読み終える。ちょっと『LA LA LAND』的なものも感じた。

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Posted by ブクログ 2017年06月04日

もう2人の行末より何より太一の正体が気になって…。
太一に関しては作者の手の上で転がされた感じでスッキリしませんが、2人に関しては納得できる終わり方をしてくれたので良かったです。

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Posted by ブクログ 2017年05月18日

ついにシリーズ完結。

「思い出」は日々の暮らしの中で美化されたり、歪められたりする。
そして、そのどちらも時に自分や大切な人を苦しめる。
そんな、悲しみと苦しみの中にいる人の思い出を修理するのがこの場所だった。

本書は『昼と夜のエタニティ』『幸運のタイムカプセル』『パートナーのしるし』の三編から...続きを読むなる。

『エタニティ』はペアウオッチにまつわる話だ。
理想の夫婦であったはずの両親が離婚することに......。
だから二人の思い出の品であるこの時計を直したら、もしかしたら二人の関係も修復できるかも!
そんな子供じみた発想にもすがりたい和歌。
その思い出は太陽と星の時計によって、過去ではなく、未来へと舵を切ることになった。

『パートナー」は明里と秀司の未来に続く物語。
秀司は独立時計職人になるのか。
明里は彼についていくのか。
夢か、現実か、そのどちらを選択するのか、二人は自分自身に迫られる。
いつまで待てばいいのか。
大切なものを、二兎を追うことは無理なのか。
いろいろな感情が溢れる二人。
二人の下した判断は......。

人には大切なものがいくつもある。
一つに絞れないことは往々にしてある。
自分を押し殺して誰かのためだけに生きるのも、自分のことだけを優先するのも、一つの生き方として尊重はするが、私は、それは対等な関係ではない気がする。

二人の未来に幸おおからんことを。

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Posted by ブクログ 2017年03月25日

悪い人が出てこない。あたたかい昔ながらの商店街、懐かしい感じ。時計屋さんが大変よくできた彼氏。。穏やかでよいわ。

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Posted by ブクログ 2017年01月22日

シリーズ最終巻。
想い出にまつわる謎と雰囲気はそのまま、秀司と明里の行方にも決着がついてというか、やっと落ち着いて。めでたしめでたし。
寂れてるけど、後継者問題とか山積だけど、なくなったりはしないだろうなあと思える商店街が素敵だ。

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