あらすじ
寂れた商店街の片隅に佇む。「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い――家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら? 切なく温かく、心を癒やす連作短編集、シリーズ第2弾。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
『おもいでの時 修理します』のプレートに惹かれてやってくる、様々な人達の思いや記憶を巡る物語の第二弾。今回もちょっとした不思議さを醸し出しつつ、過去に言えなかった気持ちやすれ違ったてしまった気持ちの数々をゆっくりと掬いあげ、未来へと続けるための歯車として当て嵌めていく。
今回も素敵な話ばかりでしたが、前作から関係が進んで恋人同士になった秀司と明里のやり取りにもほっこりさせて頂きました。
また神出鬼没キャラである太一が自分はけっこう好きなのですが、今回はかなり彼の謎めき度があがったような気がします。この実は不思議なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないという、どっちつかずの絶妙さがこの小説の世界観の魅力の一つなのかもしれないですね。次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
さびれた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い----家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら?
【感想】
Posted by ブクログ
良かった
赤いベリーも、森村さんも。
なんて優しくて素敵な物語たちなんだろう。
秀司と明里の恋も、しんみりと素敵な感じだ。
ちょっと、古い感じがしなくもないけど(笑)
寂れた商店街が舞台なので、登場人物もそれなりにお年を召して、神寂びている。
ちょっと、若い人には分からない心理描写もあるかも知れない。
そこはそれ、もう少し歳取ったら、また読んでみて下さい。
しかし、ますます謎が深まるのが太一である。
彼は…人間なのでしょうか???