あらすじ
「会社を辞めて農業をしたい」。父親が突然宣言し、高校生の友梨は曾祖母の暮らす田舎に引っ越すはめに。主夫となった父親や同級生との関係に悩む友梨に曾祖母が教えてくれたのは、絡まってしまった糸をほどくおまじないだった。最初は、疑心暗鬼な友梨だったが......。代々伝わる暮らしの知恵、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる物語。
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Posted by ブクログ
じじばばっ子で、迷信をよく聞かされた私にはなんだか懐かしい感じがして、すごく合う本でした。
でも、もしかしたら読む人によっては、つまらないと感じるかもしれません。
ひいばあちゃんが教えてくれる迷信は「困った時のおまじない」。
おまじないだから、効いても効かなくてもいい。
ただ、そこには願いが込められていて、大切な人を災いから守るためのものも多い。
意味がわからなくても、聞いたことがある。
そうやって、口伝えで残っていく迷信は、今では少ないかもしれない。
でも、意味を知ると、大切な人を守りたくてやってみたくなる。
私は子どもの服に、刺繍がしたくなりました。笑
ほんわかほっこりして、今年の読書始めの本に選んでよかったです。
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「会社を辞めて農業をしたい」
父親が突然宣言し、曾祖母の暮らす田舎に引っ越して住むことになった友梨。主夫となった父親や同級生との関係に悩む友梨に曾祖母が教えてくれたのは、絡まった糸をほどくおまじない。
代々伝わる昔からの言い伝えやおまじない・風習が物語に出てきます。
そんな言い伝えやおまじない・風習には「神さま」がいて、「神さまのいうとおり」にすると良いことがあったり、気持ちが楽になったりすることがあります。
この本の紹介文にもあるように、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる優しく不思議な物語です。
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初。谷瑞恵さん、どこにも引っかかりもなくって違和感なくて、おばあちゃんの言い伝えの話なんだけど、知恵袋というかもはやおばあちゃんが神様では。縁側から出て縁側から入るとか背中の刺繍とか知らずに初めてだから、目から鱗、やっぱり昔の人が言うのには何かしら意味があるからね。題名通りに上手い事物事を解決するし、実際に全部が収まる。瑛人も素直だし高校生らしいし癖もないし雑学博士では。という事で次回作は何がいいかという事ですよね
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懐かしい感じ
うらやましい家族
子どもの頃、母からいろいろ聞いた
新しい靴は夕方におろすものじゃない墨をぬらなくちゃ
夜口笛を吹くと蛇がくるよ
ひいばあちゃんやおばあちゃんと生活しなくても
母が教えてくれた
それを私は子どもたちに伝えていない
時代は変われど
八百万の神さまはいる
自然と一緒に生きているのだから
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橋の下で拾った子だと言われて育った主人公は高校生。単なる言い伝えなのだろうけど、同じことを言われて育った自身に重なる。他にも耳にしてきた言い伝えを、この本が温かく解き明かしてくれた。昔から人はこうして見えない何かに守られてきたんだと今になって思う。こんなひいおばあちゃんがいたら家族は心強いね。
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農業やりたくて田舎には引っ越してきた主人公。
ひいばあちゃんが教えてくれる、神さま?のおはなし。
神さまは、すごい?神さまじゃなくて、引用するなら「どちらにしようかな、天の神様の言うとおり」の神さま。
不思議だけど、ホンワカするお話でした。
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普通ってなんだろう。
考え方・見方によって、見えるもの・感じるもの様々ですよね。
昨今薄くなってしまったと感じる事もある、ひとの繋がりの暖かさにホッとする一冊です!
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橋の下で拾った子、これたまに見かける親が子供に言う言葉、今は虐待と言われてしまう?でも本当は子供の無事な成長を祈っての言葉。このほかにも古くから伝わるおまじないや言い伝え、その意味。このような言葉には人々の知恵や願いが込められているんですね。
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キリスト教や神道みたいなきっちりとしたいわゆる宗教ではなく、もっとゆるい意味での神さまっていうのは、かつての日本には確かにいたし、それは今にも繋がっているのかもしれない。そんなゆるく存在する神さまや、ともすれば迷信とも思えるおまじないなんかが、とんがってすり切れた主人公たちをゆっくり癒していく。そんなお話です。
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お父さんが仕事を辞めて農業をやりたいと言い出したので、お母さんの実家に引っ越して、そこでひとりで暮らしていたひいおばあちゃんと一緒に住むことになった友梨。
友梨は幼い頃遊んだ田舎の友人たちとすぐにうちとけ、ひいおばあちゃんから不思議な言い伝えを聞かされる。
専業主夫となった父に、いまひとつ寄り添えないまま過ごしている友梨たち家族だけれど、ひいおばあちゃんがそっと教えてくれるおまじないや風習を聞くと、しだいに心が和んでいきます。
窓の外には田畑が広がり、川が流れ、稲荷神社もある、そんなのどかな環境の中で、縁側のある日本家屋で暮らし始めた吉住家の人たちが、新しい場所に少しずつ馴染んで、絡まった糸がほどけるように、家族や友人との関係も良い方向に向かっていきます。
私自身も知らなかった風習や言い伝えが出てきて、とても新鮮な気持ちになれました。
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2026年一冊目。
なんとなく読んでいる間、自分も現実なのか夢をみているのか不思議な気分になった。確かに宗教うんぬんではなくて、新しい靴は夕方おろさないとか、夜に笛を吹くとへびが出るとか、小さい頃から知っている言い伝えみたいなことって身近に何かしらあるよなと思う。背守りは、今でもそんな風に刺繍を入れて服を作っている人を知っている。どれも何かしらの災いから守ってくれようとしているのかな。
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昔から伝わるおまじないや呪文。
特別信心深くなくても「神さまのいうとおり」で何かを決めたり、娘の災難を肩代わりしてもらうためにお雛様を飾ったり、無くした物が出てくるおまじないを唱えたり。
そんな小さな拠り所ともいえる「神さま」にまつわる話が6話描かれている。
「絡まりほどける」では、毛糸が絡まってほどけなくなった時の呪文が、友情の絡まりをもほどいていく。
「背を守る糸」の服の背中に縫い目や刺繍を施す事により、その人を危険から守る言い伝えは、私も知らなかった。
おばあちゃんやひいおばあちゃんからなんとなく聞かされていた言葉に、登場人物たちが支えられていく姿に私自身も勇気をもらった。
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高校生の友梨はひいおばあちゃんの家に引っ越して来た。会社を辞めて主夫をしていた父親が農業をしたいと言い出し、その場所としてひいおばあちゃんの住む土地に越す事になったのだ。
その暮らしやそこで起きる様々な出来事を描いた作品。
昔からの言い伝えを教えてくれるひいおばあちゃんとの暮らしがとてもいい感じに描かれていて興味深い作品だった。主夫をしている父親を疎ましく思ったていたり、距離を置いていた友人と誤解を解き再び付き合うようになったりと友梨の成長譚として読める。
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日常のちょっとしたトラブルやモヤモヤをいわゆる迷信のようなものを通してみることで、見方が変わったり気持ちが楽になったりして解決の方向に向かう様を書いている。基本的にほっこりした雰囲気で、劇的な解決もない、でもそれがリアルで沁みてくる。
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おまじないとか占いとか、あまり信じないたちだけど、昔からの言い伝えとか、おまじないとか、瑛人くんが友梨に教えた「結び目理論」の話のように、現代の科学で根拠のようなものがちゃんと説明できるものもあるのかも。
解説にも書かれていた「どちらにしようかな、神様のいうとおり」だったり、人の中にすむ“虫”だったり、言霊だったり、今を生きている自分にとっても案外身近で、信じるとも信じなくとも、時に委ねてみることで気が楽になったり、上手くいったりするのかもなぁ。
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言い伝えについて学べて為になった。でも友梨と瑛人がくっつくのがよくわからない。なんで瑛人は友梨に惹かれたんだろう。なんで友梨は瑛人を好きになったんだろう。なんだか友梨の妄想なのかなと読んでいて思っちゃった。
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神さまのいうとおり
何が「神さまのいうとおり」なのだろう。
また、この言葉から思い出すのは「どちらにしようかな、天の神さまのいうとおり」というフレーズ。
どんな話なんだろうと、読み始めた。
内容は、会社を辞めて農業をしたい。と宣言した高校生の友梨の父親。
そして曾祖母の暮らす田舎に引っ越して、農業を始めて主夫として家族を支えるようになった父親。
そんな家族の話。
物語の中には度々、迷信というか神頼み的な事が出てくる。
「そういえば、こういう事はあったな~。」と懐かしく思い出すものもあったし、初めて知ることもあった。
でも、それらのいわれを知ると納得の出来るものが多くあった。
こういう「言伝え」のようなものは大切にしたほうが良いのだろうなと思った。