谷瑞恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙絵に惹かれ、そして猫好きにはスルー出来なかった…
読んだことのある作家さんもいましたがほとんどは知らない方。新規開拓なるか、と思いつつ手に取りましたが自分にはちょっとだめだった。
手に取ってみて「ああ、自分ファンタジーっぽいものあんまりだめだったんだ、そういえば」と思いだしました。
一つ一つの作品はかわいらしく猫好きにはほっこり楽しめると思うのですが、いかんせん作家さんの力量に差があり過ぎる…
厳しい評価かと思いますが自分には物足りませんでした。
うーん、年齢的なものもあるのでしょうか。若い時に読んでたらもっと楽しめたのかな。
若い方やライトノベルが好きな方、さらにはあんまり小説読ま -
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。
主人公、此花千景、女子高生になる!
今回の絵画は、「ユディト」。
「ホルフェルネスの首を切るユディト」にまつわる呪いを解き明かす。
高校三年生を対象にした虹展。
これに入選すれば、輝かしい未来が待っている。
しかしそれに水を差す出来事が。
呪いがかけられたのだ。
それを行なったとされるのが、飛び降り自殺を図り、未だ目覚めぬ山際由美。
そして彼女にそこまで思い詰めさせたと思われる、疑わしい人物は三人。
クラスメートの坂井有紗、海野カオリ、有紗の彼氏、誉田裕也。
誰かが嘘をついている。
一体誰だ。
本筋と離れるが、透磨は嫉妬し、裕也に「チョウチンアンコウと同じレベルです」( -
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一時期、大ハマりして貪るように読んでいたのですが、もう一度読んでみようかと。
大分先に進んでしまってから、またこの2冊目を読んだので、リディアとエドガーの距離感に若干とまどいました。
個人的に、エドガーはリディアを口説きつつ「僕は彼女のことが好きなのかな?」って思っている時期が好きだったし、反対にリディアはエドガーの口説き文句をことごとく跳ね返しているときが好きだった、つまり、両思いになる前が好きだったのですが。
改めて読み返してみると、リディアは結構初期からエドガーのことが好きなんだな…と思い。しょせん顔かよ、なんてひねくれたことを思わないでもなかったです。
谷瑞恵先生のお話を読むと毎回 -
Posted by ブクログ
六編のグリム童話を下敷きにした物語。
トップバッターは、谷瑞恵の『ルンペルシュティルツヒェン』。
海外ドラマ、「Once Upon a Time」で知った、ルンペルシュティルツキン。
シーズンを重ねて、私はだいぶ馴染みになったが、日本ではそこまでメジャーな主人公ではないかも。
しかしあえて彼を選ぶことで、新鮮さがあってよかった。
彼が紡ぐと言う、金の糸の先に美しい未来が見え、読後がよかった。
『二十年』は『カエルの王様』がモチーフ。
これは、ホラーだ......。
特に、容姿に自信のある女性にとっては。
いや、一人で生きていくと言う覚悟があれば、あるいは、それを楽しめれば、美の呪いなど恐るる -
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つき子のような真面目でうっかりしたお人好しが、最後にハッピーエンドを迎えられてよかった。
つき子が仕事を押し付けられたり、盛り上げ役として合コンに呼ばれたりしてると、周りにいいように利用されてるように感じるんだよね。
いや、本人は多分自覚してないだけで、そうなんだろうけど。
そういうのって受け取りかた次第なんだなぁと思った。
幼馴染みの件は、間違いなくただの立場を利用した詐欺なんだけど、それも、自戒の為に大事にするとかどんだけMなのか…。
酔いざましに歩いて帰ろうとして、迷ってしまうという、実際にそうなったら途方にくれそうなシチュエーションの中、河嶋骨董屋や天馬との出会いになってて、ときめ