谷瑞恵のレビュー一覧

  • 異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景

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    一冊の中で同じことを何回も繰り返さなくていいよ…、くどい。
    それが無ければ流れの良い作品になるのでは。

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    2018年09月15日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    シリーズ5作目。
    主人公、此花千景、女子高生になる!

    今回の絵画は、「ユディト」。
    「ホルフェルネスの首を切るユディト」にまつわる呪いを解き明かす。

    高校三年生を対象にした虹展。
    これに入選すれば、輝かしい未来が待っている。
    しかしそれに水を差す出来事が。
    呪いがかけられたのだ。
    それを行なったとされるのが、飛び降り自殺を図り、未だ目覚めぬ山際由美。
    そして彼女にそこまで思い詰めさせたと思われる、疑わしい人物は三人。
    クラスメートの坂井有紗、海野カオリ、有紗の彼氏、誉田裕也。
    誰かが嘘をついている。
    一体誰だ。

    本筋と離れるが、透磨は嫉妬し、裕也に「チョウチンアンコウと同じレベルです」(110頁)と言ってのける。
    大人気ないが、冷徹に見える透磨の仮面が剥がれた瞬間に、ついニヤニヤしてしまう。
    「近くにいたいけれど、彼女のそばに自分の居場所がない。なら、むりやり場所をつくるしかない。彼女にとって不快な場所になっても、そこにしがみつくしかないんです」(214頁)
    裕也も透磨も不器用で愛おしい。
    でもそれにしたって、千景は気づかなさすぎる。
    少女漫画(本作は漫画ではないが)の主人公の王道パターンだけれども。
    ああ、もう!
    悶々としながら、この二人の行く末を見守ろう。

    千景の記憶が取り戻される日はいつなのか、そしてどうして絵が下手なのか。
    秘密はまだ、明らかにはなっていない。

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    2018年09月05日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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    思い出のとき修理しますシリーズ4作目にして完結編。
    寂れた商店街にひっそりと佇む時計店。
    このシリーズにあるゆったりと流れる優しい空気感、少し不思議な空気感が好きでした
    少女マンガチックな展開はあれど、良い終わり方だと思う。

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    2018年08月31日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    待望の5巻目をようやく読破。
    千景ちゃんの制服姿が見たいなぁと思ってたので、潜入とはいえ高校編入ありがとうございます!
    二人の関係に大きな進展はなさそうだけど、千景の失われた過去が徐々に明らかになっていく。
    相変わらず、京一兄さんは頓珍漢で透磨にいいように使われてて、何だか和む。
    キューブのメンバーはもちろん、登場人物たちから目がはなせない。

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    2018年07月29日
  • 伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて

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    一時期、大ハマりして貪るように読んでいたのですが、もう一度読んでみようかと。

    大分先に進んでしまってから、またこの2冊目を読んだので、リディアとエドガーの距離感に若干とまどいました。
    個人的に、エドガーはリディアを口説きつつ「僕は彼女のことが好きなのかな?」って思っている時期が好きだったし、反対にリディアはエドガーの口説き文句をことごとく跳ね返しているときが好きだった、つまり、両思いになる前が好きだったのですが。
    改めて読み返してみると、リディアは結構初期からエドガーのことが好きなんだな…と思い。しょせん顔かよ、なんてひねくれたことを思わないでもなかったです。

    谷瑞恵先生のお話を読むと毎回思うのですが、コバルト文庫で少女小説だから遠慮されてるのかな?と。もっと凄惨で、もっとやりきれない、もっとえげつなくて、もっとどす黒い展開でも、全然書けるんだろうな、そういうのも書いてみたいのかな?と。そして、個人的にはそういう展開を求めていたなあと。

    というわけで2週目はやや魅力が減ってしまいましたが、ニコは相変わらず可愛かったです。

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    2018年07月18日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    ネタバレ

    谷瑞恵さん以外は初めまして、の作家さん。

    ほのぼの系かと思っていたら、生まれ変わり的なものが多め。
    短編集ですが、読み進められないのでやめたのも。
    谷さんのは、途中でわからなくなって読み返し。

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    2018年07月16日
  • がらくた屋と月の夜話

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    あまり面白くはないと思いながら、続きが気になりスルスル読んだ。物が語ると書いて物語。それぞれのモノにもちゃんとした物語がある。モノを大事にしようと思った。
    色々な人間関係も交わりながら、最後の方は少し興味深く読めたかな。

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    2018年06月16日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

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    六編のグリム童話を下敷きにした物語。
    トップバッターは、谷瑞恵の『ルンペルシュティルツヒェン』。
    海外ドラマ、「Once Upon a Time」で知った、ルンペルシュティルツキン。
    シーズンを重ねて、私はだいぶ馴染みになったが、日本ではそこまでメジャーな主人公ではないかも。
    しかしあえて彼を選ぶことで、新鮮さがあってよかった。
    彼が紡ぐと言う、金の糸の先に美しい未来が見え、読後がよかった。

    『二十年』は『カエルの王様』がモチーフ。
    これは、ホラーだ......。
    特に、容姿に自信のある女性にとっては。
    いや、一人で生きていくと言う覚悟があれば、あるいは、それを楽しめれば、美の呪いなど恐るるに足らず。
    しかし、現実を見ようとせず、過去にとらわれ、王子様を待ち続けるだけの女性なら、それは......。

    『A Cinderella Story』はそのまま、シンデレラの物語。
    優しい人が必ずしも良い人ではない。
    現代のシンデレラは世間知らずのお嬢様。
    さて、ガラスの靴を拾ってくれるのは一体誰?
    古いお姫様像に縛られていたのは誰?
    それを手助けして、自らの足で歩けられるようにしてくれるのは、誰?
    さながら最近のディズニー映画のよう!

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    2018年06月16日
  • 思い出のとき修理します3 空からの時報

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    なぜだか、今回はあまり集中して読めなかったなー
    でもいつもハッピーエンドだし、安心して読める。ここに出てくる人たちはみんないい人で、みんな幸せになってほしいなと思える人ばかり。
    「コスモス畑とからくり人形」が好き。

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    2018年06月09日
  • がらくた屋と月の夜話

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    つき子のような真面目でうっかりしたお人好しが、最後にハッピーエンドを迎えられてよかった。

    つき子が仕事を押し付けられたり、盛り上げ役として合コンに呼ばれたりしてると、周りにいいように利用されてるように感じるんだよね。
    いや、本人は多分自覚してないだけで、そうなんだろうけど。
    そういうのって受け取りかた次第なんだなぁと思った。
    幼馴染みの件は、間違いなくただの立場を利用した詐欺なんだけど、それも、自戒の為に大事にするとかどんだけMなのか…。

    酔いざましに歩いて帰ろうとして、迷ってしまうという、実際にそうなったら途方にくれそうなシチュエーションの中、河嶋骨董屋や天馬との出会いになってて、ときめいてしまった。
    まだ、なにも始まってないのに(笑)

    温かい道具たちの物語の合間に入るドキッとする場面で、天馬の重そうな事情がかいま見えた時のつき子のためらいとか、骨董屋の物語を買った人
    の過去とか、読んでて感情移入しやすくて、よかった。

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    2018年05月24日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    シリーズ第5弾。
    絵画コンクールを目前に控えた美術系の高校で、生徒の自殺未遂が起こる。
    絵が消えたり、絵の呪い現象が起きたりと、絵に絡んだ事件も発生。
    千景は編入生として学校に潜入し、調査をする。
    同世代と付き合うことがなかった千景が、当たり前の高校生活を経験することにより、また成長していく。

    今回のテーマになる絵ももちろん実在するもので、私も好きな絵。

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    2018年04月24日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    ネタバレ

    今回は学園に重きを置いたストーリー。
    ここ最近のシリーズに比べると、
    図像がかなり絡んでいて、興味深かったです。

    主人公のキャラに慣れてきた、と
    前作までの感想に何度か書いていたのですが、
    この性格で高校生になじむのは……
    かなり無理があるような気がして、
    今回ちょっと苦しかったような気がしました。

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    2018年03月01日
  • 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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    ネタバレ

    永遠の時を一緒に刻みたい。

    うーん、完結。いい話、というか、いい着地点だった。結局太一の正体はなんだったのか、そこが気になるけれど、まあ、ふわっとしたままで終わってもいいか。

    相手のために、自分の夢をあきらめる選択を、秀司も明里もしなくてよかったと思う。ここから先、もしかしたらハッピーエンドじゃない道もあるかもしれないけれど、選択は間違っていないと、信じて読み終える。ちょっと『LA LA LAND』的なものも感じた。

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    2018年02月19日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    思い描いていた猫話とはちがった……。
    (ほのぼの猫話を想像していた私です)

    「白い花のホテル」はさすが、としか言いようがない。

    ハケン飯友★★★☆☆
    白い花のホテル★★★★☆
    猫町クロニクル★★☆☆☆
    縁切りにゃんこの縁結び★☆☆☆☆
    神さまはそない優しない★★☆☆☆

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    2018年02月11日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    「白い花のホテル」は一捻りあってよかった。こんなホテルがあるなら、私も会いたい猫はいます。「縁切りにゃんこの縁結び」はただただ読みにくかった。ごちゃごちゃでキャラも視点も整理できてないし、商業小説の体をなしてない。
    生まれ変わりがあったり、人に化ける話があったり、意外に猫を愛でる系の話はない短編集でした。

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    2018年01月31日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    シリーズ第5弾。
    近くの高校の美術部で起きた呪われた絵をめぐる事件。その真相を探るため、千景が学園に潜入する。

    このシリーズ、ミステリー部分は薄め。なので、図像術の有無と主要キャラの関係をメインに楽しむことに。

    作を重ねるごとに、千景の刺々しい部分がなくなり、柔らかくなってる印象。
    それでも透磨にだけは、感情が“怒”のほうに振れてしまうようだけど、無意識のうちに透磨を頼るようになっているのが微笑ましい。
    そして透磨も、千景の同級生相手に嫉妬したり。まだまだお互いに距離の計り方に戸惑っているふたり。

    そんな中ダークホース?のカゲロウさんが今作も登場!相変わらず謎の多いカゲロウさんと千景の過去も気になるところ。

    図像術を再現することができるとしたら…千景が記憶を取り戻した時、また彼女を捨てた父親や、利用しようとする大人たちが群がってくるのかも知れない。
    透磨と千景の関係だけでなく、そちらも進展が望めそう。

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    2018年01月29日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    絵画を巡るミステリー第5弾。
    透磨と千景の間は進展といえる進展はないけれど、少しずつ千景がいろんなことを感じて、柔軟になっていく感じがするのが何だか柔らかくていい。
    高校生として潜入した千景が、ひとりで動くことも多くてちょっとハラハラしたけれど。
    最後、透磨の思いが切なかった。

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    2018年01月23日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    うーん。なかなか話が進まないような…(´・ω・`)
    透磨よ、君はもっとガツガツいきなさいよ!と背中を蹴りたいくらいだわ。
    これ長引くようなら手を引こうかなぁ。でも途中で投げ出すのもなぁ。10冊以内で終わってくれますように。

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    2018年01月02日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    異人館画廊からほど近い高校の名門美術部で、
    呪いの絵画を描くという噂の少女が自殺未遂し、
    件の絵画が消えた。図像術の関係が疑われる
    この事件を、千景が転入生として潜入調査
    することになり…。

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    2017年12月18日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

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    糸紡ぎ、白雪姫、毬の蛙、眠り姫
    ヘンゼルとグレーテル、シンデレラ。

    物語を題材にしているだけ、なのもありましたし
    ほぼそれをなぞっていっているものも。
    一番の驚きは、響野さんの話。
    そもそも原作のお姫様もどうかと思いますけれど
    この話の主人公はさらにすごい。
    題名を見て気が付けばよかったのですが
    最後に行きつくまで、まったく気が付かず。

    シンデレラ、は現実を見るか否か、という教訓に。
    そこだけにこだわってはいけない、のだと痛感できます。

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    2017年11月13日