おかざき真里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全然的を外した慰めなのに、だからこそ少し救われるような気持ち、よくわかる。
男の人の無邪気さが微笑ましいからだろうか。
仕事っていうのは100%好きなことでできてるわけじゃない。
そんなことを言うと甘いって言われることもあるけれど
別に楽しいことばかりがいいと言っているわけでもない。
ただ、間違っている・良くないとわかっているのにそれをやるしかないのは、摩耗する。
若いころは仕事っていうのはやればやるほど積みあがっていくものだと思ってた
でもそのうち気付く
仕事には2通りある 経験が積み上がるものと自分が摩耗するもの
この言葉はグサッときた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ先生ご自身に博報堂での勤務経験があるだけあって
あまりにもリアリティがあり過ぎて読んでいてしんどくなる。
自分はそんな大手ではないものの近い業種での勤務経験があるので
こうやって身を削って翻弄されつつも仕事でストレスを解消するような
働き方が普通である世界をよく知っているので、
古いとかリアルじゃないという感想を見かけてちょっと驚いた。
男の人ばかりの職場でそこそこ仕事ができるポジションにいる女性には
かなり刺さる内容だと思う。
藤井さんが真面目過ぎて不器用なのが、可愛いけれど見ていて
辛そうにも思えてしまう。
ばりばり働きながら恋愛も両立させるのは、なぜか女には難しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3人が美味しそうにご飯を食べている笑顔にほっとする。
大人になると色々ある訳で、一人暮らしをしていると
ご飯が疎かになったり、それどころではなかったりして、
表面上は問題なさそうに見えても
誰しも何かを抱えていて。
でも、誰かと美味しいねと言い合いながら食べる時間が
問題の解決にはならなくてもこの上もなく大事だったりする。
「それでも今日も生きていく。 ご飯を食べる。」
”大人”の人には多かれ少なかれ刺さると思う。
嫌なことがある中でバターチキンカレーを仕込んで
翌日にそのおかげで起きれるというのも
社会人あるあるな感じ。
英治は 食材やお酒を 持って来て後片づけもしてくれて
ナカムラは -
ネタバレ 購入済み
それぞれの深い所が表現された
ハッピーエンドが好きな私。
勿論みんなが目に見えて幸せな結末を期待していましたが、そうではないのが言葉を選ばず言えば残念だった、、だけど
ハッピーエンドではないのが違う見方をすれば、心に頭に残る作品でした。
幸せな結末だけではないよなーと。
好きだけど、好きだった?とか
これでいいの?これでいい。とか
頭でぐるぐる考えて決断する時、その時から
新しく生きて自分で地に足をつける感じ。
願った結末では無かった分、自分でまた物語の続きを想像してしまいます^ ^
何年も前に完結した話だけど、、続編、見てみたいなぁ。 -
購入済み
うー。せつない…。
基本、漫画は単純でハッピーエンドで幸せになれるものを読むのに無料で3巻読んだら気になって購入してしまってました。
胸がぎゅーっと苦しくなる…。泣いてまう。
かなり薄い期待ではあるけど最後実は…。なんて思って読んだけどやはりそう甘くはなかった。
☆5の作品だとは思うけど、私にはせつなすぎるので☆4になってるだけです。 -
購入済み
雑誌ならではの楽しみ
水谷緑先生の『こころのナース夜野さん』の単行本を持っており、こちらの作品を追いかけたくてはじめてスピリッツを買いましたが、他の連載作品もとても面白かったです。特にお仕事や研究を題材にした作品は、一話を作り上げるのにどれほどの取材をされたのだろうという読みごたえで、通読してみたくなりました。
単行本派で普段はほとんど雑誌を買わないのですが、自分が知ろうとも思わなかった分野に、お話しの展開の面白さや情動を誘う作画で連れていってもらえるは、雑誌を読むからこそ味わえる楽しみなのかなと思いました。 -
購入済み
差
この作品を読んでいると今まで知らなかった最澄と空海の関係性が伺える。
大乗戒壇設立運動を起こした最澄を理解できる人間はごく僅か、だからこそ苦労も多かったのだろうとも予想できる。二人が互いの理解者の一人になり得る存在だったはずなのに、溝も見える。歴史にたらればは無いが、もし少しでも違っていればとも思う。 -
ネタバレ 購入済み
悲喜交交
仏道の真理へと進む空海と最澄。
久々に二人が相見えたのは、後に袂を分つことへの始まり。
二人を取り巻く状況も含め、大きな悲しみが近付いているように思えるけれど…悲しみではなく喜びなのか、このあとどのように進むのだろう。 -
ネタバレ 購入済み
最澄と空海
最澄の真っ直ぐさは綺麗ではある。
空海も真っ直ぐではあるけれども、欲望・渇望への真っ直ぐさのように思える。それは自然のある様にも思える。一方で最澄の真っ直ぐさは澄んだ真っ直ぐであり、脆さも含む。
2人の天才と言うより、天才と天才に近い秀才。 -
購入済み
空海の明るさ
平安初期の律令制再編期。
やっぱりドロドロしてるけど、そのドロドロさがうまく表現され、人の陰の部分がよくわかる。一方で陽の部分との対比によってある種の清々しさも感じられる。 -
ネタバレ 購入済み
力
ここまで読んでふと思ったこと。
同じことを学んで何故差が生まれるのか。
それはいつの世でも、現代の教育においても差は生まれるが、人の力の差に何が影響しているのか。
持てるものと持たざるものと。持たざるものにとっては残酷だなぁと思いつつ、持てるものが進むべき道に出会い進むのも力だなぁと。
一言でまとめると、空海は凄い。笑 -
ネタバレ 購入済み
置かれた立場
最澄があと数年遅く生まれていれば。
桓武天皇の精神力が保っていれば。
平城天皇ではなく嵯峨天皇であれば。
たらればではあるけれど、たった数日、数時間、数分、たった数秒のタイミングが違えば。
そう思えてならない。
-
ネタバレ 購入済み
運も強いのか
南路・南島路をとる遣唐使の成功率は約5割。
それだけでも大きな危険が伴い大変なことはわかるが、そこから先もこんなに大変だったのかと思うと、当時の唐の先進性がよくわかる。
この先、空海が恵加の下でどのように大きくなるのかが楽しみ。 -
ネタバレ 購入済み
肩透かし
どこまでも慈愛に満ちた最澄と真っ直ぐな空海とを対比的に描いているが、少し淡白な感じもし、もう少し踏み込んでくれたらなぁという印象もある。
-
ネタバレ 購入済み
天才の存在感
空海が「空海」となる場面が描かれる。
ただ、天才を側で見る人間というのは常に羨望と絶望が入り混じった感情を持つのだろうと思うと、複雑な気持ちになる。
そして、いよいよ最澄と空海が交わるとなるとワクワクする! -
ネタバレ 購入済み
引き込まれるが
圧倒的なスピード感とスケールで引き込まれる。
若き日の最澄と空海の苦悩と救いが力強く描かれており、この先の展開が楽しみ。
ただ一つ、現代語(英語)だけはやめてもらいたい。 -
ネタバレ 購入済み
一長一短あるけれど
最澄と空海。
平安仏教界の巨人二人が大きくなっていく様が興味深い。
一方でエリート等の使われている言葉は若干残念な気がする。