あらすじ
空海と最澄の前に、権力者が君臨する!!
平安、嵯峨天皇の御代。
最澄は空海の密教を貪欲に学ぼうとするが・・・
法の真実を追求する二人に、
権力者・藤原冬嗣が絡み、状況は思わぬ方向に・・・
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最澄さま、もう3年も保たないのか。
終わりが見えていると生も凄味を帯びてくるのかもしれない…彼もすっかり怪物になって、凄絶な美を醸し出しています。
そんな最澄と空海が組むのを阻止してくる藤原冬嗣、政治家としては有能なんだろうけど人の心はあんまり無いんだなぁ、と思います。とうとう良房も出てきた。
終わりの方で念押しされる承和の変。
前の方の巻では確か、「私の名は残らないでしょう」って言ってた気がする光定さんが、めちゃくちゃ伸びてて嬉しいです。問答の場面よかった。
光定さんと良岑安世が文通したり仲良くしてるのもかわいい。
空海・嵯峨天皇・橘逸勢で三筆なのか。各時代に三筆っているらしいけど、特にこの御三方が書道に優れた人たちとされてるのすごいなぁ。
嵯峨天皇が書いた「哭澄上人詩」、切ない
Posted by ブクログ
怪物最澄、天を衝く巨木ほど地中深くまで根をはっているような凄みがある。
光定と泰範の新たな進路もうまくいくといい、義真お帰り。
冬嗣はおっかないが田村麻呂とお喋りしてるのはなんかいい、それは畏れか罪悪感か懐かしみか?
作者なのか編集者なのか
敢えてなのかはわからないが、所々漢字の振り仮名の間違いが見られることが気になる。
でも、普通そんなことがあるとは思えないのだけれども…
話自体は面白いのだけれども、それを打ち消すような部分が各巻に何カ所も見られて少し残念。