椹野道流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大阪府T中市にある、O医科大学基礎研究棟の法医学教室。
この法医学教室の新米大学院生である伊月崇と、同教室の助手で伊月を厳しく指導する伏野ミチルを主人公に、持ち込まれた遺体の不審な点を発端として、事件の謎を解くという形式の医療ミステリー!?です。
僕にとって、法医学がテーマのフィクションとして真っ先に思い浮かぶのは、深津絵里さん主演のTVドラマ「きらきらひかる」や、比較的最近では石原さとみさん主演の「アンナチュラル」がありますが、そういえば小説では脇役、添え物的な印象が強く、ちょっと新鮮なテーマでした。
個人的には、伊月の素直でないちょっと拗れた感じのキャラ設定が、若干苦手に感じられましたが、時に厳しくはあるものの、概ね和やかな教室のメンバーと、彼らが醸し出す物語の雰囲気はとても好みでした。
本巻の大半は、それぞれの死の直前の言動と、その遺体に共通した不審な点がある、若い女性の連続死を扱っていて、それが不可思議犯罪のような様相で、かなり引き込まれて読み進めました。
ただ、評価が5つ星といかなかったのは、そのオチのためです。
自分史上最大級の賛否両論(「向日葵の咲かない夏」や「葉桜の季節に君を想うということ」と同等)を(心の中で)巻き起こすもので、普段なら「充分アリ」で好みでもあるのですが、この物語に関しては納得いかないところがあって、とてもモヤモヤとしてしまいました。
ただ、それ以外はとても面白く読めたので、シリーズ続巻は絶対読んでしまうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズの中でも面白かった。
アスマの悩みは読んでる側も気にはなっていたので、世界に許されているというのはなかなか良い落とし所。
後半の「南からの風の備えよ」に対するところは、みんなそれぞれが出来るをして悲壮感がなく面白かった。事前にヨルビトン村の人たちがクリスたちを疑って、自分たちから闇木材の話してしまう辺りに憎めなさが出てる。
作品紹介・あらすじ
嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。その災害復興に必要な労働力確保のため、ロデリック王は遊馬の進言を受け入れ、囚人たちの更正に取り組むよう宰相のフランシスに指示する。国を復興させるために学び、働き、良き心を一欠片でも持っていることを示した者は、たとえ罪人であっても再び国民のひとりとみなそうとロデリック王。さらに遊馬は、災害復興にかかる資金を集めるため、マーキス島の「観光資源」を発掘し有効に使うべきと進言し、例えば伝説の王子が閉じ込められていた地下牢も、異国から見物客が集まる良い「観光スポット」になると提案したところ、ロデリック王もフランシスもそれを妙案だと受け入れ、「観光地図」の作成をクリストファーと遊馬に命じる。マーキス島に来て初めての休日をもらった遊馬は、魔術師ジャヴィードに会いに行くのだが、そこで「南からの風の備えよ」とロデリック王に伝えるよう言われて・・・!? 大人気!法医学者が描くタイムスリップ法医学ミステリー第8弾!