椹野道流のレビュー一覧

  • 最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ

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    前作で淡海が引き起こした騒動を経て、今は芸能界に戻るのではなく、好きな芝居と料理、どちらにも関わっていこうと気持ちを固めた海里。
    出会った頃と比べ、格段に逞しくなり、自分の足で進んでいく海里を見て、自分も現状維持ではなく、前へ進もうと模索する夏神。
    支え合い、刺激を受け、互いに成長していく、この2人の師匠と弟子の関係は、見ていて本当に気持ちがいい。

    物語としては大きな進展はないけれど、海里に小さな舞台での朗読の仕事が決まり、着実に一歩進んでいる。
    今後どう進んでいくのかは分からないけれど、もう少しばんめし屋の面々を見ていたい気もする。

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    2019年12月02日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    縁切りにゃんこはちょっと私には合わなかったけど、
    他の4編はどれも好き。

    ハケン飯友は作者さんが好きだし、
    生まれ変わって猫になるっていうの、ちょっと悲しいけど身近だった人のそばにいられるっていうのはいいのかな。
    でもやっぱり切ないな。

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    2019年11月12日
  • ハケン飯友 僕と猫のおうちごはん

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    アンソロジーで1話目は読んでいたので、飯友だけじゃなく昼間の猫とも繋がりが続いているのは嬉しい。優しい青年のようなのに自分の祖母に会いに行かないのは理由があるのかしら?

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    2019年11月10日
  • 最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ

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    ネタバレ

    今回は、社員旅行と主人と逢えない黒猫の話。

    便利屋のバイトで、海里が出会ったのは、亡くなってからも、ずっと一緒に、と願った主人の傍らに居た黒猫。

    黒猫と主人の絆を知った、海里と仲間たちの手によって数年ぶりに出逢えた、主人と黒猫は思い出と共に、黄泉路に旅立っていくのだった。

    メインの3人の話が、半分くらい占めてたけど、あまり引き込まれなかったので割愛。

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    2019年11月08日
  • 最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり

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    ネタバレ

    前作の師匠の話が好みじゃなくて、ずっと読むのを控えていたシリーズを久しぶりに読みました。

    主人公 海里のミュージカル時代を知る人が、出てきて語る「五十嵐カイリ」への想い。

    そして、自分の中にしまい込んでいた、演劇への想いを自覚した巻だったのかな?

    今回の幽霊案件が、付喪神ネタで最初はガッカリしたけど、孤独な人形作家と寄り添う人形、その人形を通して見ていた、逝ってしまった少女への想いの話に、涙腺崩壊させられそうになりました(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑) 

    相変わらず、自分の好みとズレてる感じはしますが、海里と夏神さんがどうなるのか気になるので、諦めずに読み進めてみようかなと

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    2019年10月20日
  • 男ふたりで12ヶ月ごはん

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    眼科医遠峯は芦屋の古い一軒家で暮らしている。
    そこに高校の後輩白石が転がり込んでくる。
    彼は小説家だがもっかスランプ中。
    しかも東京のアパートが立て替えられるから追い出された。

    スイーツ大好き、そして美味しいものには目がない遠峯と、
    パパっとあるもので料理を作っちゃうし、料理エッセイなんかもブログで発信してる白石2人の、
    明るく楽しい日常。語りも軽妙でとっても楽しい内容です。

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    2019年10月16日
  • 最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ

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    夜だけ営業する<ばんめし屋>を舞台に、ちょっと不思議でちょっと温かいドラマが展開するシリーズ第11作。
    切りのいい10作で完結と思いきや、まだ続いている。
    だが読み終えてみると、そろそろ完結に向かっているのかなと思わせる。

    今回は父親の自殺の真相を知るために父親の幽霊に会いたい女子中学生カンナの話と、作家淡海五朗の新作出版に関する爆弾発言による海里たちの心の揺れを描く。

    これまでは偶然出てきてしまったりやって来たりした幽霊を絡ませてきたのだが、今回は初めて「出てきてもらう」幽霊。
    幽霊が出て来やすい場所にある<ばんめし屋>、ロイドの付喪神としての力、そして父親の幽霊に会いたいというカンナの

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト

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    夜だけ営業の「ばんめし屋」を舞台にした、少し不思議な事件とドラマのシリーズ第十作。

    海里の芸能人時代をモチーフに淡海が書いている小説はまだ途中のようだが、その淡海から「もう一度役者に戻る気はないのか」という質問を受ける海里に、今度は芸能人時代の後輩役者・李英から舞台の練習を頼まれ台本の読み合わせに付き合うことに。
    その最中、駆け出し役者青年の幽霊が現れる。


    この流れで行くと、やはり海里は役者の道に戻るのだろうか。
    李英の芝居への情熱、名もなき役者の幽霊の人生に触れ、さらに思わぬ舞台出演や因縁のあの人との再会もあり、改めて芝居への思いや自分自身を見つめ直すことになったようだ。

    海里の兄・

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん 海の花火とかき氷

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    夜だけ営業の定食屋〈ばんめし屋〉を舞台にした、ちょっと不思議な事件とドラマを描くシリーズ第9作。

    今回は海里が幽霊に襲われるという、なかなかハードな始まり。
    車道に突き飛ばされて車に引かれかけたり、首を絞められて殺されそうになったり。
    一体幽霊の女性は海里に対してどんな怨みを募らせたのか、プロローグに出てきた芸能人時代のラジオでの相談に関係するのかとあれこれ考えていたら、まさかの…。

    しかしこの幽霊女性の元カレはクズ過ぎる。女性も短絡的ではあったけれど。
    しかし考えようによってはこんなことで、プロローグに出てきたようなちょっとしたラジオ相談で怨みを買うこともある。
    人に注目されるということ

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    2019年09月16日
  • 最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ

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    夜だけ営業の定食屋〈ばんめし屋〉を舞台にした、ちょっと不思議でほんわかする物語シリーズ第八作。

    今回は塚本という青年の幽霊をメインに、シリーズの本来の形に路線を戻して展開する。
    塚本はこれまでの幽霊たちとは違い姿もはっきりしているし、普通に会話も出来る。
    彼はこの世に未練などないと言い切り成仏したがっているのだが、なら何故いまだにさ迷っているのか。

    久しぶりの奈津登場。
    暗い出自とは裏腹に前向きでサバサバした気持ちの良い彼女だが、やはり心に抱えているものはあるようだ。
    同時に海里自身もずっと抱えていた、母親に対する鬱屈した思いがあって、それが今回少し晴れたのは良かった。
    それにしても一憲・

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ

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    夜だけ営業の定食屋〈ばんめし屋〉を舞台にした、幽霊がらみのドラマシリーズ第七作。
    とは言え、今回はお店のシーンは殆どなし。

    海里の芸能人時代の後輩・季英に頼まれ便利屋バイトの助っ人中に黒猫の幽霊に出会う。
    動物は邪心がない分泣ける。子供の頃の約束を守ってずっとそばにいてくれるなんて。

    一方で夏神が冬山で亡くした彼女が最期にどんな想いだったのか、最後まで夏神を信じて逝ったのか、それとも裏切られたと思ったのか、気になる。
    猫と比べてはいけないものの、幽霊でも良いから会いたいと願う夏神の気持ちも分かる。
    幽霊が現れやすい〈ばんめし屋〉ですら彼女は来ないということは、無事に成仏したと良い意味に取っ

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華

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    ついに身バレ
    それもシリーズ的にはでかいネタだけど、淡海先生のエピソードが本巻の中心かな
    先生はこの後、準主役になっちゃうのかしらん

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    2021年02月20日
  • 時をかける眼鏡 魔術師の金言と眼鏡の決意

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    ネタバレ

    今回は、現代の知識をこの時代に持ち込むことに対する遊馬の悩みと、「町おこし」、及び疫学的知識の活用の回。上に立つ者がよければうまくいくという幸せな話。

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    2019年08月23日
  • 最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華

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    夜だけ営業する<ばんめし屋>を舞台に、訳あり店主の夏神と元顔だけ俳優の店員海里と眼鏡の付喪神ロイドが、様々な客や幽霊たちを相手に頑張るシリーズ第二作。

    これまで貸出中で借りられなかった第二作をようやく借りられた。

    第二作なので海里の芸能界追放騒動の直後。海里の後輩・俳優の李英が<ばんめし屋>を訪ねてきたことからマスコミに嗅ぎつけられ、あっという間に店が囲まれてしまう。
    このままでは店の営業にも支障が出てしまうと海里はこっそりと店から出ていこうとするが、師匠である夏神にズバッと言われてマスコミと正々堂々向き合うことにする。

    個人的にはこの辺り、もう少しキチッと書いて欲しかったなと物足りなさ

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス

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    夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>シリーズ第5作。
    今回は夏神の料理の師匠・船倉の登場により、以前から気になっていた夏神の過去が明かされる。

    夏神が山の事故で大切な人(やっぱり夏神の彼女だった)を亡くした後、どうして定食屋を開くことになったのか。
    夏神の料理の師匠の話でその理由が分かり、まるで海里の過去を見るかのような因縁話に上手くできてるなと感心する。
    自暴自棄になりながらもどこかで助けてほしいと叫んでいた夏神を船倉が助け料理を教え、その夏神はやはり自暴自棄で自分を見失っていた海里を助け、その海里は主を失って途方に暮れていたロイドを助け…こうやって巡り巡っていろんな人(だけじゃないけど)の繋

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    2021年02月27日
  • 最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ

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    ネタバレ

    この流れで一気に俳優人生に戻るのかと思ったけど、
    違うのね(笑)
    海里くんが俳優に戻る時がこの物語のクライマックスなのかな。

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    2019年08月01日
  • 最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ

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    夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>を舞台に、付喪神と幽霊とお料理とが絡んだ謎解き物語第四作。

    今回も前作に引き続き海里の兄絡み。主要人物は海里の兄の友人で刑事の仁木。冒頭にある緒川千世さんのイラストによるキャラ紹介によるとこれまたイケメン。
    しかしその仁木の体中に「マフラーの幽霊」が巻き付いているのが見えて…。

    前作でちょっと縮まった海里と兄一憲との距離がさらに良い感じになってきて安心する。冗談も言い合えるようになったのが良かった。

    しかし今回の事件の主軸は「マフラーの幽霊」。読んでる途中でその幽霊の真意に気付くのだが、何とも切ない。でも思いが伝わって良かった。
    だがそれ以上に、仁木の言動

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    2021年02月27日
  • 時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者

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    違う世界に飛ばされた主人公が医学生の知識で、事件を解明する話。とはいっても学生なので、治療、手術なんてやったことないので、ひたすら知識と記憶を頼りに奮闘します。
    ある意味JINより過酷です。
    今回はロデリックが王座に収まり、パーティを開いたところ殺人事件が発生。
    平和なこっちとは本当に世界が違います。

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    2019年07月26日
  • 最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵

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    夜から明け方まで営業している定食屋、その名も『ばんめし屋』を舞台にした人情的ファンタジー。
    一人で店を切り盛りしているワイルド系料理人の夏神留二と、仕立てられたスキャンダルで芸能界を追われて居候中の元俳優の五十嵐海里が主要人物。
    ファンタジーと書いたのは店に来るのは客だけでなく幽霊もいたりするから。

    ラノベというよりコミックを読んでいる感覚でサクッと読めてしまう。
    その割には海里の芸能界スキャンダルや兄との確執、『ばんめし屋』に現れる幽霊の成仏作戦、更には海里が拾った眼鏡の付喪神ロイドの登場と、内容盛り沢山。
    〈澪つくし料理帖〉シリーズのようなガッツリ料理物ではないが、巻末にレシピが付いてい

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    2022年02月11日
  • 最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ

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    ネタバレ

    大きな波風は立たない回だったが
    ふと気づいたことがある。

    これまで読み進めてきた読者には
    夏神と海里のことで…知らないことは
    なくなってしまったのではないか。

    もしや
    今作の最後に描かれた
    ロイドの亡き持ち主との逸話は伏線なのかな。

    付喪神ロイドにもまた、その過去がある。
    願望として…描かれるのではないかと。


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    2019年07月08日