弘兼憲史のレビュー一覧

  • 会長 島耕作(9)

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    【遺伝子操作は誰にどう使うべきなのか?】
    遺伝子操作技術、ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9を取り上げている。優生学の勃興につながるのでは?とか、ハイスペックヒューマンになるのか?とか、興味は尽きない。

    自分の子供には、出生前判断を行った。確定診断ではなかったけど、染色体診断が大きな確率で分かるというものだった。

    自らの人生を変えるものであることは間違いないし、生まれてきた赤ちゃんにもし遺伝的疾患があって、少しでも治る可能性があるならば、遺伝子操作技術を使いたい、と思うことだろう。

    誰が何のために何をしたか、これが記録できれば間違いなく人間のためになる技術なのだろう。

    ビジネス

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    2019年04月10日
  • 黄昏流星群 16

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    まさか黄昏流星群でスポーツの感動を味わうとは。明らかQちゃんと小出監督を彷彿とさせるが2人が恋人同士であったという訳ではないだろう。でもスポーツの師弟関係でそのまま恋人関係になるということもありそうだ。単純に接触回数が多ければ人間は好意を抱く。

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    2019年04月05日
  • 黄昏流星群 17

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    「星がりません勝つまでは」外務省職員としてバリバリのキャリアを積み上げてきた主人公が50年ぶりくらいに田舎に帰り地元の老人ホームへ入所するとそこには子供の頃に密かに恋したマドンナの女性が。運命的な再会に淡い期待を抱いているとそこへ偶然その昔ガキ大将で自分のことを虐めていた男も入所してくる。小学生の頃のようなマウントの取り合い、ホームを巻き込んだ主導権の奪い合いに一喜一憂する中で主人公のことを親身になって理解してくれる女性が現れる。老人ホームや介護施設の一面を垣間見た。どこまで行っても人間関係が付きまとう。これからお世話になるかも知れない終の住処でどういう人と巡り合わせるかによって最終盤の人生の

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    2019年03月26日
  • 黄昏流星群 14

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    (贖罪の星)主人公の元警察官の贖罪かと思いきや。その意味もあるだろうが(だからこそ退職後しかも時効が切れているにも関わらず再捜査し始めた訳で。)もちろんその罪はいくら法的に裁かれなかったとしても決して消えることはないということか。それにしてもその罪の意識を思い起こさせた元警察官も罪深い気がする。話は変わるがこの歳になってはっきりと確信に近いものがあるけど、世の中にはこんな未解決の事件なんて山ほどあるんだろうなと思う。気づかれずまたは気づかれたとしても(何らかの理由で意図的に無視され)人知れず風化していく事件なんてそれこそ星の数ほどあるんではないか。おお怖。(煮干メンのかほり。)こんな肝っ玉母ち

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    2019年03月19日
  • 黄昏流星群 15

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    まさかのタイムスリップもの(笑)それもちゃんと大人同士が恋をするルールは変えず、宮本武蔵本人と恋に落ちる。確かに数多いるヒーローとの恋を描くというのはあまりなかったんじゃないだろうか。2次創作の世界ではたくさんありそうだが。自分の好き勝手にルールを決められる分破綻を来たしそうで難しいだろう。何でも鑑定団まで登場して本当に何でもありの回で面白かった。ちなみに関係ないがオレが1番好きなツイッターのつぶやきで何でも鑑定団のテーマソング「HELP!」は番組の趣旨に感銘を受けたジョンとポールが書き下ろした曲というのが1番好きだ。創作もこれくらいの遊び心があって良いと思う。

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    2019年03月08日
  • 黄昏流星群 13

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    「京都星宿」死んだ夫が死ぬ間際に遺した小鴨という名前の人を探して京都を訪れる。真面目で決して浮気などしないと思ってた夫が自分を裏切っていたことを知る。一時は腹が立ち悲し過ぎて途方に暮れるがやがて相手と夫を赦す。それは決していい加減に相手と付き合ってきた訳ではないと分かったからだろう。不思議だが時空を越えて夫との思い出し話に盛り上がり変な友情で結ばれる。気持ちが楽になったのは相手がまた誠実に生きてきた人だとわかったからだろう。「六芒星奇譚」は奇譚という通り弘兼先生では意外な世にも奇妙な物語テイストだが最後は恋愛関係に落ちて自ら死を選ぶというミステリーラブストーリーというあまり見ないジャンルに収束

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    2019年03月01日
  • 黄昏流星群 12

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    「死滅する星」では2000年に出版された当時からみた17年後の未来を描いた作品。アップルウオッチのような時計からイヤホンを伸ばして電話をしてる。声で相手を呼び出すのとかは予想的中といったところか。ガンの特効薬は出来ずキラキラネームらしき名前の孫が居る。高齢化社会はその通りだがそこまで疎まれる存在ではなく比重が大きい分むしろそちらに配慮された時代になっていると思う。PCでスカイプらしき画面を見ながら電話してるがここでも受話器がある、しかもワイヤレスではない。想像より進化しているものと追いついていないもののどちらもあると言った感じ。こういうSFはのちのち検証することまで含めて楽しめるから面白い。そ

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    2019年02月27日
  • 黄昏流星群 9

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    「貴方と星と潮騒と」は不倫によってキャリアや仕事、名声を失って地元に帰っても変な噂を流されて悲しみにくれている女性と朴訥な漁師との出会い。人には話してみなければ側からでは伺い知れない経験を積んでいる事はある。価値感は人それぞれ、年齢によってもそれぞれなんだろう。ソドムの星はこの時代を象徴するかのような話。自分たちがなぜ道化を演じるかの部分がすごく説得力があった。そらいずれにせよ哀しい結末になる。

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    2019年02月18日
  • 黄昏流星群 8

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    「七夕七年会」別れた2人が7年に一度の約束で会おうという企画は面白いが本当にあったらおそらく1回目でさえ実現しないような気がする。けれど稀にその約束を守る人はいるだろうしそれを守ってくれる人とは普通の関係ではなくとも繋がりを持っていても良いと思う。夫婦互いに。そしてそれを年を取ったら話せる夫婦の関係性になっていたら何て素敵だろうと思う。側から見たらかなりグロテスクに見える可能性もあるが。当人たちにとっては、或いはその経緯を知っていれば別に良いのではないだろうか。「我が星の果てるまで」の方は余命半年という死期を悟った男が死ぬ前に会いたかった人に会いに行くという話。最後だから思い切ってやらなかった

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    2019年02月15日
  • 50歳からの「死に方」 残り30年の生き方

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    ネタバレ

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    サラリーマンなら、そろそろ先が見えてくる50代。脱サラして転身・起業するにせよ、定年まで勤め上げるにせよ、この時期に第2の人生を考えて行動するかしないかで、その先は決まる。「残りあとXX年」をどう生きるかは、「どう死んでいくか」に直結する。中高年が直面する現実と葛藤を漫画を通して描いてきた著者が、”逆転の発想”満載で贈る人生の指南書。
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    50歳というのは、人生の夏の終わり。金銭的には「生活保護」に頼らない準備をすべき。そして人と比べない、子供の教育から逃げない、親の介護、色々なものを失っていくという覚悟をする。

    として、今の会社に勤め続ける、起業する、個性で生きる、出

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    2019年01月31日
  • マンガ『島耕作』に学ぶ 人生に効く「切り返し」術

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    大学生・新卒に進めたい一冊。

    漫画「島耕作」シリーズの1ページか1カットと、解説のように添えられる短めの文章で構成されています。
    パラパラと読め、非常に読みやすい。

    人生に効く切り替えし術とあるが、処世術、ひいては人との付き合い方・話術に言及した部分が多かったように感じる。
    書いてあることは悪くはないと思うが、いかんせん「漫画」という創作物、結局は主人公の都合のいい世界を「実例」としたものだけに、少し頭をかしげる部分はある。

    しかし、大学生や新卒が読むには社会のマナーやらの堅苦しい本よりかは非常にいい本ではないかと。

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    2019年01月28日
  • 黄昏流星群 4

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    「流星美人劇場」「星のレストラン」とも面白かった、特に「流星美人劇場」の方は水商売の悲しみや切なさが澱のように店に人にも振り積もっていて、歳をとること、その滑稽だが逃れられない残酷な現実をともに味わっている、今まさに黄昏時の2人の女性の生き方。ぼったくりをやめ過去の栄光を手放したときに、ようやく見つけた小さな幸せはこれからの新しい家族の形の1つとして、今後の社会に受け入れられていきそうだと思った。「星のレストラン」の方は一つの仕事を勉強し追究していくという生き方を早くに見つけられた人は本当に幸せだと思う。それがどういう種類の仕事にせよ没頭出来る時間は人生の質において価値が高い。60歳からが人生

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    2019年01月21日
  • 黄昏流星群 3

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    アイドルとファン。親子どんぶり。老年の恋。セックス。これは確かに一般的には直視しにくい、されにくい、とされていることだけど意外と世の中に多いのかも知れないと思ったり。漫画の世界やと思ったり。ま現実にあったら気持ち悪いって言うやろけど。それが秘め事。秘めるべき事。

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    2019年01月12日
  • 50歳からの「死に方」 残り30年の生き方

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    2018年12月31日
  • 黄昏流星群 1

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    今話題になってるドラマの第1巻。このクールは「今日から俺は!」も含めて過去の作品(しかも90年代)を原作にしたドラマが多いな、このヒットを受けてまた他にもやりそうな気がする。昔のトレンディドラマのリバイバルとか面白そうやけど。「パパはニューキャスター」とか「教師びんびん物語」とか「お金がない」とか。そういえばちょっと前に「東京ラブストーリー」の再放送が話題になってたらしいし、来るか90年代ブーム。弘兼憲史さん原作の作品を読むのは初めて。でもこのタッチの絵は確かに子供の頃の近所の散髪屋とかに置いてあった絵だ。ふと懐かしい気持ち。あの頃はよく意味が分かってないところもあったやろうけどこういう大人の

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    2018年12月04日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

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    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 男子の作法

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    壮年期以降の男性の振る舞いについて、漫画家の弘兼憲史が綴った一冊。

    自由業だからと思う部分もありつつ、参考になる部分もあった。

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    2018年11月03日
  • 黄昏流星群 5

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    黄昏感想文

    読んいでると、どんどん引き込まれて行きます。読み終えると、少し優しい気持ちになれます。老若男女問わずオススメ出来る作品です。

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    2018年07月22日
  • 部長 島耕作(1)

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    環境問題に取り組む姿は素晴らしい。

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    2018年02月05日
  • 人間交差点ベストセレクション 上

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    短編で、人間模様を鋭くも暖かく描いた作品...特に「教官の雨」は感動だった。「谷口五郎の退官」「腐敗」もまるでドラマのような、かなり密度の濃いストーリー展開。

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    2018年01月27日