弘兼憲史のレビュー一覧
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やられた
島耕作が騎士団長?
ネットニュースを眼にした時「シマコーも遂に騎士団長かw」「異世界転生モノも節操がないな」という感想が頭に浮かんだ。
どちらにしろ、一発ネタの読み切りだろう。そう決めつけていたのだけれど……。実際に一読して、やられた。
きちんとシマコーだし、ネタ系の異世界転生モノとしても、ちゃんとおもしろい。
原作シリーズで重要な人物はもちろん鬼籍に入った人、疎遠になった人も登場して、シマコーをちゃんと読んでいる人ほど楽しめる。
とりあえず次巻が楽しみだ。 -
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ILC
今回はILC(国際リニアコライダー)について。
科学分野の説明が多く読むのが大変だったが賢くなった感じ。
要は、東京五輪、大阪万博に続く国家プロジェクトを誘致したいということ。
一般人にはわかりにくく、政治的な旨味も少ないためこの程度の認知度なのだろう。
島耕作で取り上げて少しは知名度があがったのではないか。
学者の世界では、やはり既得権益を持つ学術会議が反対。こちらも残念。
五輪のようなお祭りで負の遺産を建てまくる予算は合っても長期的研究に投じる予算がないとは。
大局観をもって政治、経済、学問の世界が動いてくれるといいですね。 -
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会長最終巻
会長編もついにラスト。次は相談役。
次期社長には40代女性、しかも彼女の優先順位は夫、音楽、仕事。
島耕作シリーズらしいと言えばその通り。
世の中の流れも、女性の活躍、経営の若返り。
現実に古参の年寄りが多い大企業でこうなったらいじめられるだろうけど。
プライベートも楽しんで、仕事もバリバリというのはある意味理想。
多様化する中で、休日のゴルフやら行きたくもない飲みニュケーションで評価される時代でもないということ。
副業についても同様。
終身雇用も右肩上がりの賃金カーブもなくなった今、一つの会社に忠誠を尽くすというのもおかしな話。
相変わらず、色々と考えるきっかけを与えてくれるマンガ。
相談役 -
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コロナ
作品中でも時流をとらえ、コロナ発生。
関連してILCのポスター中止のため以前紹介していた岩手県を訪問する描写まで律儀にされている。
盛岡でわんこそばを食べる様子もあったが、実際、コロナ下で営業は厳しい状況と察する。
コロナが収まったら食べに行ってみたい。
五輪の方も延期により、スポーツビジネスの話はお蔵入りかな。
一方、社内政治の方は引き続き対決ムードが続く様子。
委員会制というのは初めて知った。勉強になる。
そこまで出世したいとは思わない自分にとっては縁遠い話だが、知識として知っておいて損はないだろう。
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相談役とスポーツビジネス
相談役に就任した島耕作。
そもそも相談役って何?という説明からあるのがありがたい。
サラリーマンをしていて、そういう役職が存在するとは知っていても、何をする役職かは知らない。
勉強になります。
とりあえず、テーマとしてはスポーツビジネスを取り上げる模様。
ちょうど興味を持っていた分野なのでありがたい。
ブラック労働、パワハラ、稼ぐことへの異常な背徳感など、現代日本の課題、問題の元は学校教育にあると感じている。
アマチュアスポーツにどう切り込むのか今後の展開が楽しみ。 -
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ブレない生き様
島耕作シリーズはほぼ読んでいるが、学生時代からブレない生き方をしてたんだなぁと思わされた。今の時代にはそぐわないのかもしれないけど、私は好きだな(笑)ノスタルジーを感じたい時に手に取ると良いかも
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懐かしの島耕作ストーリーが
昔読んだ、懐かしの島耕作のストーリーが、流行りの異世界の騎士団に転生して、こんな風になるとは、面白い。それは、多分、島耕作の元のストーリーにある、闇社会との関わりの部分が、外されているからだろうと思う。元の島耕作のストーリーでは、関わった人が死んでしまうような結構なひどいエピソードもあった。島耕作スキルは、その出来事さえも忘れて、ポジティブに生きる事なのだろうな。楽しいエピソードばかりの異世界ものは、軽い気分で読めるからいいね。
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久しぶりに読みました
弘兼氏のこの作品は連載中はほとんど読んでいたと思いますが、
久しぶりに読んでやはり面白いですが、ちょっと、深みにかける話もたまにありますが、
それは仕方ないところもあるかと。 -