【感想・ネタバレ】黄昏流星群 13のレビュー

あらすじ

35年連れ添った夫・大造が亡くなる5日前にふと発した「ありがとう、小鴨さん」という言葉。大造の亡き後、妻・光子は、名前に聞き覚えのないその人物がだれなのか、ずっと引っかかっていた。そんなある日、光子は息子に勧められるまま、ひとりで京都へ旅することに…

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Posted by ブクログ

「京都星宿」死んだ夫が死ぬ間際に遺した小鴨という名前の人を探して京都を訪れる。真面目で決して浮気などしないと思ってた夫が自分を裏切っていたことを知る。一時は腹が立ち悲し過ぎて途方に暮れるがやがて相手と夫を赦す。それは決していい加減に相手と付き合ってきた訳ではないと分かったからだろう。不思議だが時空を越えて夫との思い出し話に盛り上がり変な友情で結ばれる。気持ちが楽になったのは相手がまた誠実に生きてきた人だとわかったからだろう。「六芒星奇譚」は奇譚という通り弘兼先生では意外な世にも奇妙な物語テイストだが最後は恋愛関係に落ちて自ら死を選ぶというミステリーラブストーリーというあまり見ないジャンルに収束していった。貴重な作品と思う。

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2019年03月01日

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