弘兼憲史のレビュー一覧
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「一歩先を読む 島耕作」とかかれている・・
島耕作は、いつの間にか中国担当の常務になっていた・・
えらい出世である・・・
そして彼の部下に、二つの典型的な董事長が登場する・・・
上海の董事長は、語学が堪能で、
アメリカの合理主義を取り入れ、
営業に徹底した成果主義を導入する。
また、中国人を総経理にする・・・
それで、業績は急激な上がるが・・・。
しかし、「中国は嫌いだ」と平気で言う。
北京の董事長は、一生懸命語学を勉強して、
職員と一緒に昼食をとるように努力する。
しかし、政府のお偉いさん達には、贈り物もせず、
政治的な発言も、歯に衣を着せないかたちで、発言する。
このような典型的な -
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(13)でとうとう大町久美子と結婚した島耕作。(14)ではテレビ事業からの撤退問題、中国での反日デモへの対応、子会社の売却問題などが話題になっている。描かれた当時はきっとタイムリーな話題だったのだろう。中国からの撤退について語らせるなど突っ込んでいるところはなかなか面白いと思う。
それらの中に久美子が子宮ガン摘出手術をしたり、京都へ旅行した二人が「すず鴨」に偶然を装って立ち寄ったり、そんなエピソードを散りばめる。その辺はうまいと思う。
後半に「少年 島耕作」を3編載せて、高校生の島耕作を語っている。「係長」とか「ヤング」とか、さらに今度は「少年」まで引っ張り出して、無理に後付けするのは売 -
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ネタバレいやな仕事でえらくなるより
好きな仕事でイヌのように働きたい
夢に期限をもて
自律
客観視
株は働いて社会貢献するイメージが無い
お金を稼ぐ事だけがモチベーションがよくない
自分の手を使い、モノを作り、徹夜も辞さない
こういう世界が好きだと感じたとき退社した。
コミュニケーション能力、人付き合いのいい人の方が人見知りよりチャンスがおおいし、成長も見込める。
顔は悪いが足は速い。それなら何ができるだろうと考えるしか無い。
顔も頭も悪いがそれでも映画スターになりたいと考えるのは自由だが、失敗する可能性が高い。
夢や希望は現実と独立してでなく、折り合いの中で生まれる。
自分のキャパをまず -
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ネタバレ中国を舞台に島耕作が出世街道をひた走る!
中国ビジネスの魅力と危うさ。このシリーズは特にその2点を中心に島耕作がビジネス展開を繰り広げる。日本の高度経済成長期を再び経験しているような錯覚に陥りつつも、平家物語に象徴される
「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もついにはほろびぬ、ひとえに風の前の塵に同じ」
となる時代の流れの渦にいる危機感も同時に体感できる。
あり得ないモテ具合も健在で、男性陣から見れば憧れの対象であり、
また妬みの対象にもなるだろうなあ~と思う。
中国と日本の経済や言動、行動の違いの根底にあるものは
何なのか鋭く指摘しており、さすが弘兼先生だなあと感心し -
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今年の夏、ケータイを新しくしてから、プッツリと本を読まなくなった。
理由は、ケータイに付いているオセロゲームにはまっていたから。
電車の中が、読書タイム。 その時間にケータイ片手にオセロと格闘した。
初級を難なく制覇し、中級でも確実に勝てる方法を身につけたが、どうしても上級ではケータイに勝てない。
勝率が5割を超えないで意地になっていた。
結局勝てなかった。
というわけで、ケータイ猿から人間に戻って 本を読むことにした。
いわずと知れた、あの島耕作シリーズの作者の著だ。
この中で、いい人として群れるのをやめて、一匹狼の不良社員になろうと説いている。
本でははあえていい人の対極に不良社員を置く