あらすじ
「永遠の恋人」大町久美子(おおまち・くみこ)と籍を入れた島耕作(しま・こうさく)。その新婚生活は癌に冒された久美子の闘病を支えることから始まった。テコット社長として、躍進する海外メーカーに対抗すべく、国内の電機業界再編の旗振り役をつとめながら、ライバル会社・ソラーの新社長とのつばぜりあいを演じる。そんな中、尖閣諸島の国有化問題をきっかけに沸き起こった中国の反日暴動が拡大していった――。高校時代の初恋を描いた少年編も収録!
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Posted by ブクログ
64歳と45歳の結婚生活がスタート。
一方、島耕作が社長をつとめるテコットも尖閣諸島の国有化にともなう中国国内での過激なデモで・・・。
特別企画として『少年 島耕作』も掲載されている。
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(13)でとうとう大町久美子と結婚した島耕作。(14)ではテレビ事業からの撤退問題、中国での反日デモへの対応、子会社の売却問題などが話題になっている。描かれた当時はきっとタイムリーな話題だったのだろう。中国からの撤退について語らせるなど突っ込んでいるところはなかなか面白いと思う。
それらの中に久美子が子宮ガン摘出手術をしたり、京都へ旅行した二人が「すず鴨」に偶然を装って立ち寄ったり、そんなエピソードを散りばめる。その辺はうまいと思う。
後半に「少年 島耕作」を3編載せて、高校生の島耕作を語っている。「係長」とか「ヤング」とか、さらに今度は「少年」まで引っ張り出して、無理に後付けするのは売り上げ伸ばそうというのか。いらないのではないのか。