あらすじ
「上司と合わない」「仕事が面白くない」「未来が見えない」等々、人生は暗く捉えればいくらでも暗くなる。でも、どんな経験もそのうち必ず役に立つ。細かいことは気にせず、目先の目標に全力を尽くす。そう考えれば嫌な上司との接し方も変わってくるものだ。――人気漫画家が生い立ちから社会人時代、「島耕作」シリーズ等、ヒット作の裏側まで、キャリアを振り返りながら語る。読むと気分が晴れて元気になれる人生論。
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Posted by ブクログ
タイトルが「気になった」ので手にとった本の一つ。
自分とは世代が違う事もあって、「これは違うのでは」と思った箇所もありましたが、総合的に見ると、また読み返したくなる本だと思いました。
Posted by ブクログ
弘兼氏の持論だけでなく、編集者、マスコミ関連、政治、社会風潮などひっくるめて様々な、視点から書かれている。
帯の「閉塞感をぶっ飛ばせ」仕事、人生、そして日本を語る。松下電器に勤めたものの、漫画家へ。キャリアとは何か、生きるとは何か、考えさせられた。実際に、前向きに生きている人は、どれだけいるのだろうとも読みながら考えていた。
最後の、くよくよしてばかりで人生を楽しまなければ、損をするのは自分自身です。あまり深刻に考えても仕方がありません。時には、「気にしない」というスタンスも選択肢として存在する。そう考えてもいいのではないでしょうか。人生、楽しんだ者勝ちなのですから。
捉え方次第で、人生は変わるといっても過言ではない一言。共感した。
これから社会に出る自分にとって、励まされた1冊。
Posted by ブクログ
タイトルからすると、もっと投げやりな内容かと思ったのですが、そうではなくて
・自分は自分、他人は他人。
・110%のところに目標を置いて、ひとつずつクリアしていく
という弘兼さんの生き方、仕事の仕方をつづった一冊でした。
そして何よりも本人が書きたかった作品と何度も本書で述べていた「人間交差点」をどうしても読みたくなってしまいました。そう、人間の裏の世界に焦点をあてて、人の行き方をクローズアップさせる、そんな感動に最近、自分は飢えているのかも。
同年代の男性のみならず、今後同年代を迎える諸氏にもオススメです。
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ややゆるーい感じで書かれていて読みやすい本でした。
長年著作活動をしているからこそ感じること、わかること、といったことが書かれていて、楽しく読める本です。
Posted by ブクログ
「気にするな」
島耕作シリーズで有名な漫画家・弘兼憲史氏による著書です。出だしは「嫌な仕事でえらくなるより好きな仕事で犬のように働きたいさ」、終わりは「人生、楽しんだもの勝ちですから」で終わります。この本の中で弘兼氏は様々な事柄について話しています。例えば、漫画について、自分の人生について、日本の風潮、政治について、生き方についてなどです。
内容は勿論漫画の話が中心です。弘兼氏がどういう経緯で漫画家になったのか、漫画への思い、そして自分の人生についてなど話題は盛りだくさんです。正直ここまで面白く、なるほどと思いながら読めるとは思っていませんでした。
私としては「すぐに成功しなくていい」から「島耕作の誕生」の流れはとても印象的でした。また漫画以外のテーマでは、日本や人生についての弘兼氏の意見はストレートで気持ちよかったです。特に「ポポ山の25%二酸化炭素削減発言。それを拍手したメディア」や「民主党のお祭りに参加した国民」についての弘兼氏の意見はごもっともだと思いますね。漫画家でありながらこのような現実を見て常識があるからこそ、さらに社会人経験があるからこそ、島耕作のような現実味がある漫画を書けるのだと感じました。
しかし全体としては人生は過ぎていくのだから年を取ることもしっかり楽しむ、自分で出来る目の前のことをしっかりやる、無駄なことなんてない、といったポジティブな言葉ばかりが並んでいます。なので読んでいてとても前向きになれました。
本当に気にしない気にしない。
Posted by ブクログ
自伝的エッセイ。普通のこと、当たり前のことを自分の生き方、仕事に重ねて淡々と語っていく。
人間はアメーバではない(P.166)
高等生物や人間は生まれたときから個体差があります。…すべて能力はバラバラにあるわけで、それを人間が後知恵で平等にしろというのには無理があります。…現在それなりの充足感を得ている人だって、最初から恵まれていた人ばかりではありません。自分を活かせる機会を必死で探したり、たまたま出くわした仕事を必死にやっているうちに、道が拓けたという人がたくさんいるはずです。
誰もがラッキー(P.171)
今の時代、今の日本に生まれたという二つの極が重なっただけで、まず世界中の人から見たらかなりラッキーなのです。
このあたりは「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」に近いものがある。
Posted by ブクログ
具体的に計画や目標をもって動いてきたというよりも、細かくは考えずいきあたりばったりで上手くいってきた、という自らの経験を語っている。
だから「気にするな」というタイトルの様な考え方が大切と思っているのだろう。
ここで考えたのは、成功するには「細かい事は気にしない」ことが必要なのか、成功したから「細かい事は気にしなくていい」と思っているのか、この関係性の前後が分からない所だ。
どうも「気にしない」が成功のためのマスト条件なのではなくて、たまたま著者はそういう性格でも成功した、というように感じたのだが、どうだろうか。
Posted by ブクログ
いやな仕事でえらくなるより
好きな仕事でイヌのように働きたい
夢に期限をもて
自律
客観視
株は働いて社会貢献するイメージが無い
お金を稼ぐ事だけがモチベーションがよくない
自分の手を使い、モノを作り、徹夜も辞さない
こういう世界が好きだと感じたとき退社した。
コミュニケーション能力、人付き合いのいい人の方が人見知りよりチャンスがおおいし、成長も見込める。
顔は悪いが足は速い。それなら何ができるだろうと考えるしか無い。
顔も頭も悪いがそれでも映画スターになりたいと考えるのは自由だが、失敗する可能性が高い。
夢や希望は現実と独立してでなく、折り合いの中で生まれる。
自分のキャパをまず見据えた上で、その中で上を目指す。
まず目先のことに集中。
時間をきめてまず取りかかる。
Posted by ブクログ
島耕作シリーズの著者が、漫画家人生を振り返りながら、同世代や若い人へのメッセージを綴った本。
(メモ)
・小さいことは気にせず、人付き合いがよい人が世に出る可能性が高まるし、才能が伸びる事が多い。
・人生経験は鯨、捨てるところが無い。
・島耕作シリーズのロングランヒットの秘密はリアリティ。
・自分が設定した小さな目標・締め切りに集中する。これを繰り返す。
Posted by ブクログ
まんが道のような本でした。 弘兼さんが松下電器で経験したことが初芝電器という名で書かれており、そのままビジネスの失敗や成功、またはあこがれや想いが漫画となっている。 読んでいると確かに面白いがこんなことがめlつたやたらと起こるものではないなあと思えてくる。現実のビジネスはもう少し平坦でもある。その反面突如としてびっくりする様なことも起きる。