山中伸弥のレビュー一覧
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ネタバレラグビー元日本代表監督、故・平尾誠二氏とノーベル賞学者、山中伸弥氏の友情を描いた前作「友情」の続編。今回は山中氏は冒頭にのみ登場し、それ以外は平尾氏と主にラグビー関係で親交のあった方々が平尾氏との想い出について語り、最後にご家族の方の手記で締める、という構成。
どの方も口を揃えて「平尾氏は気配りが素晴らしく、熱くてクールで面倒見がよくて」と語り、平尾氏と出会えたことに心から感謝しているのが窺える。もちろん「屍に鞭打」たずのコメントではなく、本心から全員が平尾氏をすごい人だったと思っているのがありありとわかる。
私自身とはあまりにも違いすぎて、参考にさせていただく余地もないが、世知辛い世の中、こんな風に人間関係を大切にしている人たちがいるんだと思うだけで気持ちが温かくなる、前向きになれる一冊だ。
本の内容というより、平尾誠二氏の人生に星5つである。 -
購入済み
友情2 平尾誠二を忘れない
友情1の別バージョンの感あり。
内容はとても良かったので、お勧めです。
平尾さんを、現役で、或いは誰かからの話などで、ご存知の方が読まれると思うので、友情1から読んでも、2から読んでも、順番は関係ないかと思われます。
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Posted by ブクログ
誰もが知る名経営者稲盛和夫氏とiPS細胞の生みの親でノーベル賞も受賞された山中伸弥教授。
経営と科学という、一見真逆の領域にいるお二人が結果を出すために大切なことを惜しみなく話してくれています。
数々の失敗を通じてお二人が感じている、分野業界業種問わずに全ての根底に流れる結果を出すための原理原則が示されているように感じます。
結果を出す人は結局特別な人なのだと思い心にブレーキをかけてしまっている人はぜひ読んで欲しい一冊です。
既にご存知の方が多いと思うので簡単にご紹介。
稲盛和夫氏
京セラ、KDDIの創始者。私財を投じて稲盛財団を設立し「京都賞」を創設。また、経営塾「盛和塾」の塾長として経営者の育成に尽力している。2010年に経営破たんした日本航空(JAL)会長に就任。2年後に再上場を果たした、ビジネスマンなら誰もが名前を知る名経営者。
山中伸弥教授
アメリカの大学での研究員を経て、複数大学で教鞭をとったのち、04年京都大学再生医科学研究所教授、10年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。ヒトの皮膚細胞からiPS細胞を作りだすことに成功し、10年京都賞先端技術部門受賞、12年ノーベル医学・生理学賞を受賞。
世の中ではワークライフバランスが声高に叫ばれている中、仕事一筋で生きるお二人。
しかし、お二人にとっては単に仕事(ワーク)と日々の生活(ライフ)の区分けが無い(区分けをつける必要がない)というだけ。
ライフワークとして自分の仕事に使命をもってハードワークされている姿に刺激をもらいます。
中々絞るのが難しいのですが、以下では3つに絞って大切にしていきたいことを記します。
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悪いことは自分のせい
いいことはおかげさま
不運なら、運不運を忘れるほど仕事に熱中してみなさい
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都合が悪いときは外部に原因を求め、良いときには自分の手柄にしようとすることは、意識していないとついつい顔を出してきます。
特に会社内もしくは会社同士、組織同士の成果の奪い合いや利権が関わってくるなどになると、特に熾烈を極める様相を呈してきます。
そういったときに、一歩引いて「悪いことは自分のせい、いいことはおかげさま」と思えると、目先の争いに執着せずに、自分の成長に集中できることを今までに何度も体感してきました。
またそういったときに、自分は不運だなと感じるので落ち込むのではなく(師匠からは、落ち込んでいると、「暇なんだね」といつも言われてきました(笑))、運不運を忘れるくらいに仕事に熱中する。
結局止まっていても新しく成果が降ってくることはありません。
どんな時も前進し続けることで、結果的に努力で運もつかめるのだと思います。
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VW:ヴィジョンとワークハード
1日1日一歩一歩地道な努力を積み重ねてきて、気がついたら、手が届かないと思っていたやまに登っていた
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ヴィジョンを大きく描き、ワークハードする。
どこまで行っても、この源流に戻るのだなと感じます。
最近は「楽して、効率的に」といったことが流行りですね(本当に単なる流行りだと思ってます。そして流行りは誰かが目的をもって意図的に作っていることを知るべきだと思います)。
短期的、そして小さな享楽を求めるにはそれでもいいかもしれませんが、長期的に反映していきたいのならば成長は必須です。
そして成長するということは今までの自分を超えていくということで、必ず負荷や痛みが伴います。スポーツでも勉強でも何でも、より自分を強くするためには成長痛があったはずです。
しかし、あえて必要のない負荷や痛みを受ける必要はないですよね。そこに快感を感じより燃える方は別にして。
芸術で成果を収めたい人が、甲子園球児と同じ負荷をかける必要がないの同じように。。。
では、どのような負荷を選択すべきか、それはヴィジョンからくると考えています。
ヴィジョン達成のために必要は負荷を選択する、何が必要なものなのかが分からなければ既に達成している人に教えを乞う、全てはそこからがスタートです。
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エンドレスの努力をしたいから高い山を登る
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あとは、そのヴィジョンをどこに設定をするか。
「ヴィジョンがセコイとやることがセコイ」と教えてもらってきました。
どうせ目指すなら高い山の頂を目指した方が、成長も達成感も大きく結果として楽しいのではないでしょうか。
本書では「努力したいから」とありますが、世の中に価値を提供し続けるために、自信を成長させ続けるために、ということだと思います。
私自身も、負荷を楽しみ自己成長を続け、より世の中に価値を提供できるよう精進していきます。 -
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ネタバレ素晴らしい、著名な方々、偉人を一定人たちが何を考えているかを語ってくれている。
どういう姿勢で物事を捉えているかを話してくれている。
特に初めの二人が良い。
山中先生の苦手なことで挫折したけど、新しくチャレンジして得意なものを突き詰めていって成功するあたりの話は非常に重要。
羽生さんの感性・理論としての将棋の向き合い方も素晴らしい。
自分の好奇心に従ってトコトン突き詰める。この姿勢を大事にしたい。
大事な一歩は自分で決断して移動すると決めたこと
アメリカに行くことで、「こんなにすごい人がいるんだ」「なんだ、自分と同じじゃないか」という2つの現実を知ることができる。
良い研究と同じくらい、どう講演で発表するかが重要。
何をしたら正解というのはないが、何もしないというのだけはやめてほしい。なにか打ち込めることを見つけて欲しい。
誰でもミスはする。その後にミスを重ねて傷を深くしないことが大事。「今、初めてその局面に出会ったのだとしたら」というその時点から見る姿勢が必要。
挑戦には「様々な種類のものさしを持つ」事が大事。これを持てば不安にならずに進める。
挑戦に結果を求めると上手くいかない時に苦しさが出る。そのプロセスの中に「面白い、価値がある」という感動を見つけられることが原動力になる。
新しいアイデアは実はあまりなく、今までにあるアイデアとアイデアを過去に例がない組み合わせで用いている、事が多い
情報化社会により、スタートラインに立つための情報量のハードルが高くなっている。
手堅い手法を続けることは、短期的にはリスクは低いが、長期的にはリスクが高い。挑戦することが安全策の場合もある。
冒険や小さな挑戦、身近で未知なるものに出会う機械を求めることが大事。
レンズ、カメラを通すことで、普段そこにあるけど見ていないものに気づくことができる。
自分にしかできないことを探す、他人にできることはその人に任せる。
諦めなけれはいつか何らかの方法で叶う、だけどいい塩梅で見極めることも大事。「いい加減にしよう」と言ってくれる友だちがいれば良い -
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羽生先生は将棋とAIの専門家として、山中教授はiPS細胞の専門家としての対談。
どちらもそうなんだけど、相手が語っているの時にする質問が鋭く、例えがとてもわかりやすい。
「失敗を怖れずに」「なんでも挑戦を」とはよく言われ、実際間違いを恐れず新しいことに挑戦してきたから羽生さんは48歳でもトップ棋士なんだけど、本当に実践してきたことはすごく困難が伴うことだったと思います。
将棋の棋戦はほとんどトーナメントで、一回負ければもうタイトルには届かない中で、うまくいくかわからないけど試してみようと決断し続けるのは並大抵ではできないのではないでしょうか。 -
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ネタバレこの本は、このお二方の対談というだけでも非常に興味がそそられましたが、読んでみて、期待以上に面白い内容だったと思います。
片やノーベル生理学・医学賞の受賞者、片や将棋界で永世七冠獲得の国民栄誉賞受賞者ということで、日本人の誇り代表のようなお二方の未来対談。内容もさることながら、お二方の人格も素晴らしく、読んでいて本当に楽しいひと時を過ごせました。
羽生さんは本書以外にも将棋とAIに関する本を出されていますし、NTTの研究所でAIについての対談をされていたり、AIに対しての見識は高く、非常に詳しいと感じます。
職業がら「AIに取って代わられるのではないか」というようなことも考えられるからでしょうか、非常に専門的な内容まで研究されているように思います。
山中教授の研究などに関する裏話もとても興味深かったです。生理学や医学の分野は、非常に官僚的というか古風というか、新しい研究成果が受け入れられにくい土壌であったり、研究そのものが秘密主義の傾向があったりと、本来の期待とは逆の世界があることに驚きました。
また、金儲け主義の企業による医療関係の特許申請が、医療の民間への浸透に悪影響を及ぼすので、そのために学術機関で特許申請に力を入れているなどの話も、予想外のいろいろな課題があるのだと知りました。
最先端を走る者の苦労をされつつも、そのような課題を課題ととらえ、まずは実用化を第一優先に取り組まれている山中教授は、研究者の鏡のように感じますね。
生理学・医学の分野が秘密主義な一方、将棋ソフトの開発はオープンに進められているという。この対比も面白かったです。どんどん勝手に強くなる将棋ソフトに関するFloodgateのことは、初めて知ってビックリです。
その他、お二方のそれぞれの分野での「直感」に関するお話も興味深かったです。
羽生さんが最後のほうで紹介されていたオックスフォードの人類未来研究所等のレポート「文明を脅かす12のリスク」の中に、気候変動や核戦争などとともに、AIがリスクとして挙げられている話をされていましたが、「AIが人間に取って代われるか」という誰もが思うこの疑問について、本書の中では少なくともお二方の考えは一致していると感じました。
そもそも、この対談そのものがその答えであるようにも感じます。もし、山中教授のデータがインプットされた山中AIロボットと、羽生棋士のデータがインプットされた羽生AIロボットが対談したとしても、ある程度は面白いかもしれませんが、本書のようにほのぼのとした雰囲気の中で、互いに尊敬しあいながら、絶妙のタイミングで笑いがあったりと、こういう対談は人間山中・人間羽生でないと実現しないんだろうなと強く感じました。 -
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ネタバレ非常にためになった。学んだ点を箇条書きで。
○プレゼンはSelf us nowの3つの順
↓
なぜ「自分」の話を皆が聞かなくてはならないのか
↓
その話されている内容がなぜ「皆=我々」と関係があるのか
↓
なぜ「今」行動に移さなくてはならないのか
○自分の録画ビデオはプレゼンのコーチだ
・無駄を省いてテーマは絶対1つに絞る
・完璧にしない(ミスがあるとミスった!と脳内が麻痺するため)自然にスピーチを流す
・weak wordsを消す作業を(あのー、えー、んーはノイズになる)
○パワポでは「絵とコトバ」の一致が求められる
・絵にしたことは話す。逆に、しゃべらないことは絵にしない!!
・スライドは連続性を持たせる
・ポインターはくるくるせず、ここぞという時に用いる
・「間」は共有を生む「今、みんあここにいるよねーというメッセージ」このあとにポン!と強いメッセージを入れる!
・オーディエンス分析ははじめにしっかり行おう
○知識がありすぎると逆にリスク思考に陥りがちになることがある
○否定を頭に刷り込むな、過去の情報で動くと未来には進めない
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「6歳の子供に説明できなければ、理解したとはいえない」とは、伊藤穣一氏が紹介するアインシュタインの言葉。伊藤氏は日本人初のマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長。
共著者のノーベル賞受賞者・山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)は、「科学者の仕事で一番大切なのは、しっかりとした研究。だが、それをどう伝えるかが、ほとんど同じぐらい重要だ」と冒頭で語る。
最先端の研究成果を、世界の英知の最先端に、そして一般の庶民大衆にわかりやすく伝えていくテクニックこそ、人生を切り開く鍵だと、二人は語り合う。
二人のそれぞれの語り、そして対談には、いわゆる「エリート臭さ」や「傲慢さ」が一切ない。
爽やかな春風を浴びているような心地よさがある。
生涯青年の求道の精神があるからだろうか。
「take home message. 全員に自分の伝えたいメッセージを持って帰ってほしい」(山中)
「まずやってみる、トライしてみる。トライ&エラーが重要」(伊藤)
象牙の塔にこもらずに、常に現場に出て自信の腕と力を磨いていく謙虚さ。
学び続ける人、研鑽を辞めない人、成長を続けていく人は、いくつになっても青年だ。 -
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ノーベル賞の益川先生とiPS細胞で有名な山中先生の対談をまとめた一冊。
iPS細胞についての簡単な説明やクォークや反物質の話などの基本的な話から入るので読みやすいし興味を持って読み始めることができた。そこからは二人の仕事への取り組み方と考え方について。
益川先生は変わり者の印象を受けたけど極めて論理的。その中でビジョン、要するに目標感やゴールの設定をする事の大切さはなるほどと納得。そこがブレるとどこに進めばいいかわからないし何やってるかわからないし今の位置が正しいかもわからないし。間違っていたら目標変えればいいだけなのにそれもできなくなる、と。なるほどねぇ。
山中先生もVWと。visionとwork hard、目標感持って、そこに向かって一生懸命頑張ると。
あとはプレゼンの話なんかもありましたね。
全体を通じて学ぶ事の楽しさや大切さ、目標感と取り組み方を説明してる本。定期的に読みたいなぁ。 -
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科学者にとって、「神」の英語訳は「ゴッド」じゃなくて、「ネイチャー」なんですね。
今私たちはことあるごとに「独創的な研究をしろ」ということを言われます。(中略)でもはっきり言ってですね、私はそんな独創的なことなんか、ぜんぜん思いつかないんです。(中略)
実際に実験をやってみて思うのは、自然の方がはるかに独創的だということです。人間がまったく思いもかけなかった「ヘンな顔」を自然は見せてくれる。
そのヘンなことをきちんと受け止め、興味を持ち、追い求めていけば、独創的な自然に助けられて、ひとりでに独創的な次のステップへ行けるような気がしています。
(p190)