山中伸弥のレビュー一覧
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ネタバレ是枝監督のファンなので読みました。
天才5人がみんなと同じ人間だということを実感してもらうための書籍とのことでしたが、やはり5人とも若くから頭角を現しているように思う。
以下、備忘録。
山中伸弥
・iPS細胞のiはiPhoneをパクって小文字にした
・アメリカではみんな「素晴らしい研究だから頑張れ」と励ましてくれた。
日本では「こういうやり方ではダメだ」と忠告の方が多い。ディスカッションで大事なのは、身分の上下があっては絶対にいけない。
・学生時代に海外に行って欲しい。
・20代の失敗は宝物。財産。失敗してでも夢中になれることを見つけて欲しい
羽生善治
・様々な物差しを身につける。3年 -
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本書は、ミスター・ラグビーと呼ばれ、2016年に53歳で死去した平尾誠二氏と、ノーベル賞学者の山中伸弥氏の交流・友情を記したノンフィクションである。2017年に出版、2021年に文庫化された。
目次・内容は、以下である。第1章:平尾誠二という男・・・山中伸弥、第2章:闘病―山中先生がいてくれたから・・・平尾惠子(平尾誠二夫人)、第3章:平尾誠二×山中伸弥「僕らはこんなことを語り合ってきた」
平尾氏は、伏見工業高校で全国大会優勝、同志社大学で史上初の大学選手権3連覇、神戸製鋼で日本選手権7連覇を成し遂げ、史上最年少(19歳4ヶ月)で日本代表に選出、日本代表キャップ35、日本代表監督、及び神戸製鋼 -
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京セラ、KDDIの経営、経営破綻したJALの再建に尽力した稲盛和夫とヒトIPS細胞の作成に成功しノーベル賞を受賞した山中伸弥の2人の対談を紹介した一冊。
私自身、仕事で上司の言うことに納得出来なかったり、頑張ってはいるけれど思うような成果が中々出せない中で悶々とする日を送っていました。
輝かしい実績を残している2人でも、自分と同じ様に上手くいかない時に悩んだりした経験があったのか、またどのような考え方でそのピンチを乗り超えてきたのか、学んでみたいと思って手にこの本を手に取りました。
山中先生は動脈硬化の研究をしているところから、癌細胞の研究に転換しさらにES細胞と次々とその時の発見に身を任 -
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若くして世を去った人は、美化されがちなものです。
まして、ものすごくカッコよかったひとは特に。
「人を叱る時の4つの心得」は、スポーツの関係者でなくても、納得できるものばかりです。
・プレーは叱っても人格は責めない
・あとで必ずフォローする
・他人と比較しない
・長時間叱らない
ノーベル賞受賞者と、ラグビーの申し子のような平尾さんの接点がなんなのか以前からわからずにいましたが、この本でよくわかりました。
まさに友達。まさに友情。そんな感情が、二人の間に流れていたことがよくわかります。
「男の切れ味」を読んでみたくなりました。
ふたりとも、同じ本を読んでいたのが不思議です。友達 -
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どの人もさすが第一線で活躍されている方。こんな風に歳をとりたい。
山中伸弥…20代はなんでもいいから失敗してでも打ち込めるものを見つけて貰いたい。それと体力は裏切らない。
羽生善治…失敗を挽回できないほど重ねないこと。ミスを重ねないためには「その時点から見る」という視点が大事。「次の一手から始まる」とその場に集中していく。様々な物差しを持つと何かに挑戦する時に必要以上に不安にならないし考えすぎない。結果だけを求めると上手くいかず苦しくなることもあるが、プロセスの中で「面白い!やって良かった」という感動を見つけられることが挑戦を続けることの支えになる。挑戦をスムーズに続けるにはどこまでアクセ -
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やはりどんな世界でも一流の人間は、人としてのあり方が美しい。
一流のお二方の心のやり取りに、涙なしに読むことはできない。
今後も読み返すことになるだろう。
お二人の対談の中の組織論も個人的には学びがあった。
人を叱る時の4つの心得
・プレーは叱っても人格は責めない。
・あとで必ずフォローする。
・他人と比較しない。
・長時間叱らない。
平尾「いちばん素晴らしいチームワークは、個人が責任を果たすこと。それに尽きるんですよ。
山中「なるほど」
平尾「そういう意識がないと、本当の意味でのいいチームはできない。もっと言うと、助けられている奴がいるようじゃチームは勝てないんです。」
山中「それはそ