山中伸弥のレビュー一覧

  • 人間の未来 AIの未来

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    トップランナー二人の対談、示唆に富むトピックばかり。印象に残ったのは、「人間にできてAIにできないこと」で、AIは数学的処理で言語を扱うためショートショートくらいの文章は書けても春樹の小説は書けないというところ。また、日本の教育は教科書に書いてあること、先生のいうことは正しくて、その通りに答えればマルをもらえる、ある意味子どもにとって「居心地のいい」環境で、それが危ない、といった山中氏の指摘。日本は直線型思考が主流で回旋型思考をしない、つまり回り道を恐れるし、失敗を貴重な経験と捉えない。たしかに。

    おふたりとも「ナイストライ」をし続けていこうと。気持ちの若いふたりに勇気づけられた。

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    2020年10月10日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    若者は、読書などで科学界の偉人に憧れる。そして、自分も近づきたい、自分の知らない世界を知りたい、本に書いてあるその先を知りたい、と感受性を刺激されることによって、若者は科学に近づいていくんだと思う
    欧米の研究機関では、プレゼン力、ディベート力、ディスカッション力を非常に重視します。自分の考えを人にきちんと示すことが大切な技量だと考えられている

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    2020年08月30日
  • 人間の未来 AIの未来

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    山中教授はもとより、羽生さんの見識の広さがよく分かる対談だった。
    以下、心に留まったポイント。

    ・創造的な出来事の99.9%は過去にあった出来事の組合せ
    ⇒イノベーションとは「既存事項の新結合」である(by シュンペーター)に通じる

    ・人間は継続性や一貫性を好み、そこには安心や安定がある。それが人間の美意識の基になっている。
    逆に言えば、人間は未知のものや未経験のことには不安や危機感を覚える。それは人間が生き延びるために必要な感覚やセンスだったはず。
    ⇒AIには元々恐怖心がないから、継続性や一貫性に基づいた美意識から解放され、ただただ過去のデータに基づいて最適解を計算してくる。
    だから人間

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    2020年07月26日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    芦田愛菜さんがおすすめしていたので読んでみました。
    あの偉大なノーベル賞受賞者の山中伸弥先生がもともとはジャマナカって呼ばれるような人だったとは、とても驚きました\(°o°)/
    研究の内容は、私には少し難しく理解するのにだいぶ時間がかかりました。。。
    人間万事塞翁が馬(何か良いことがあったら、それは今度悪いことが起こる前触れなのかもしれない。何か悪いことがあったら、それは今度良いことが起こる前触れなのかもしれない。)という言葉が好きです。悪いことがあってもその分また良いことがある、そういう考え方がいいと思いました(. ❛ ᴗ ❛.)
    おすすめの一冊です!!

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    2020年06月14日
  • 人間の未来 AIの未来

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    「プレイヤーは楽。努力すれば他の人に頼らなくても成績は上がる。監督やコーチは他の人に動いてもらう必要がある」

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    2020年05月10日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば何かが始まる!」の書籍化。
    登場人物は、iPS細胞でノーベル賞を受賞された山中伸弥先生、将棋の羽生善治さん、映画監督の是枝裕和さん、京大の山際壽一総長という錚々たるメンバー。聞き手が科学者で、かつ、歌人の永田和宏という素晴らしいメンツ。
    どの人の話も含蓄があり、興味深い。
    どの分野でも一流になる方というのは、当たり前だけれども、自分の仕事を自分の言葉で語れる。

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    2020年04月19日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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     4人のスーパーリーダーが短い講演をして、そのあとそれぞれ永田和宏(生物学者、歌人)と対談するスタイルである。
     僕は傷が後を引くので、あまり積極的でなかった。傷が少なければリスクを取る事、機会を掴む事(オファーを受ける事など)を、心掛けたいと思う。

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    2020年04月06日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    レジリエンス 対応力 という言葉を
    知りました。
     
    生き方、立ち回り方が
    すごくかっこいい。
    周りにいた方々が平尾さんの
    人柄を紹介したような
    どのエピソードも
    涙なしには読めませんでした。

    ラグビーとは縁も無かったけど
    名前は知っていた、そんな存在でした。
    W杯でラグビーに惹かれて
    この方、この本にたどりつきました。

    表紙の笑顔が素敵。

    亡くなられたのが残念でならない。
    W杯日本開催みて欲しかったです。
    お孫さんにも会ってみて欲しかった。

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    2020年04月04日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    平尾誠二という人がどんなにすごい人物なのかという事が、よく分かった。
    死に対する考えについても、深く納得がいった。

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    2020年03月10日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    個性的な二人の大科学者の対話で非常に良かった。ノーベル賞を受賞したご二方ともにいわゆるがり勉の優等生型でないところが興味深い。

    益川先生が問題に集中するとき、大学まで3時間くらい歩いて問題を考えるというのが興味深かった。細かい計算をするときは机に向かうが構想を立てたりは歩く時のが集中できるとのこと。偉大な科学者や数学者にこういう方よくいますね。

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    2020年01月26日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    京大名誉教授でありかつ詩人の永田和宏氏と山中伸弥氏、羽生善治氏、是枝裕和氏、山極壽一氏という超一流の人たちの講演とその後の永田さんとの対談を収録したのが本書である。

    山中さんとの対談では、大学はそれまでと違い答えがある問題の正解を探すのではなく、誰も答えを知らない、もしくは答えがあるかどうかもわからないが、大切な「問い」を自分で見つけるという態度を学んでほしい、というところが心に残る。大学に入ったときにまず第一に欲しい言葉だ。自分はこれがわかっていなかった。

    羽生さんとの対談では、ミスをした直後には後悔して過去に引きずられることなく「自分の将棋は次の一手からはじまる」とその場に集中する、と

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    2020年01月03日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    iPS細胞とはどんなものか?どうやって発見されたのか?山中伸弥先生とはどんな人なのか?ということがたっぷりわかる本。すぐ読めて中身は充実。
    それにしても日本では未だにiPS細胞を使った治療法が増えていかないねぇ。新しい科学的なものが出てきても、規制の壁や既得権益者たちの壁があってね。

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    2019年12月29日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    平尾誠二という稀代のラガーマン。その人間性の深さに圧倒されっぱなしでした。これだけの人に慕われ、想われ、愛された人物はこれからもなかなか現れないでしょうね。彼と同じ時代を過ごすことができた、その幸せを噛み締めながらもう一度じっくりと読み直しています。
    電車内で読んでいたので、涙を我慢するのが大変でした。

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    2019年12月13日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    iPS細胞の発見に至った山中先生の話。

    実際に何度か講演を聞いたことがあり、その時の印象と同じだった。

    「自分は運が良かったんだ」と謙遜しながらも、陰ですごい努力をされている。
    さまざまな苦難があり、それでも負けずに進んだからこそ今がある。

    そんな山中先生がグラッドストーン研究所に留学中に心に響いた言葉が以下。

    「人生で大切なのはVWだ」

    Vはvision
    Wはwork hard

    一生懸命やるだけでも、長期的なビジョンを掲げるだけでも足りない。

    両方があってはじめて形になるのだと感じた。

    果たして自分はwork hardできているのだろうか…

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    2019年10月17日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    人間らしいエピソードが印象的
    発見秘話とか子供の頃のこと
    山中先生は特に
    定まってない頃を聞くと勇気をもらえる
    益川先生は、やっぱり特殊で天才的かも(^_^)

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    2019年08月24日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    美意の按配「起こった事全ては天の配剤である」と言う寓話
    平尾さんが亡くなった時、親しい友人から思い出すことが最大の供養だよと言われました
    平尾誠二の魅力の根底にあるのは、人に対する飽くなき興味だと思います。人が好きで、どんな人にもきちんと向き合い、よく観察されていました
    何かと頼まれたら、とにかくスピーディーに動け。偉そがるな、もったいぶるな。相手のために、常にすぐ動け

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    2019年07月29日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    お前の面倒は絶対に俺が見るから。もし会社やチームの事が気になるなら、どんな事でも俺が対処する。心配しないで、安心して任せてくれ。

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    2019年07月23日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    前作も読みましたが、前作は山中先生と奥様を中心に纏められたものでしたが、本作は、平尾さんのお子様や、平尾さんと長くお付き合いをしていた方々のお話しを元に構成されており、これも感動させられました。
    やっぱり平尾さんは偉大な方だったんだなぁ、としみじみ感じました。どの話も良かったけど、高校時代の恩師の山口先生の話が良かった。

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    2019年07月15日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    惜しい人を亡くした。非常に悲しい。人間万事塞翁が馬とは。人は2度死ぬと書いてあるが、平尾さんは、2度目死ぬのはずいぶん後だろう。ひょっとしたら2度目は死なないかもしれない。そう感じる方だと分かる本!

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    2019年07月15日
  • 友情2 平尾誠二を忘れない

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    前作が、山中先生と奥さんで書かれていたのに対し、今回は選手仲間やその他の友人による寄稿集。多くの友人・関係者がいて、誰もが自分こそ親しくしていた、と思っていた中で、山中先生と奥さんがバランスをとるために出版したのではないかと感じた。いろんな人からの平尾像が浮かび上がって楽しめるが、一番おもしろかったのが、波長の合わない人との会食で「ごめん、おれ、帰るわ」って帰ってしまう話。そういう所が一番かっこいい。

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    2019年07月14日