山中伸弥のレビュー一覧

  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ノーベル物理学者の益川教授とiPS細胞発見者の山中教授の対談をまとめたもの。日本を代表する学者の考え方が分かる面白い本であった。両者ともユニークな性格の変わり者で、変わった経歴を持っていることがわかった。印象的なフレーズを記す。
    「染色体の端っこには「テロメア」と呼ばれるしっぽのような部分があって、分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。テロメアがある長さまで短くなると、細胞はそれ以上、分裂できなくなる。つまり、細胞の老化が最後まで進んだことになるわけです」
    「今のテレビは、外側のことはわかるけれど、中にどんな装置が入っていて、どういうしくみで動くのか、ほとんどの人にはわからない。皮肉なこ

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    2018年11月14日
  • 人間の未来 AIの未来

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    面白い対談であった。大きな仕事をし、大きな成果を上げている二人には、似たところがある。突出した偉人は、他人とは違うことをやってきている。社会の多様性の重要性を改めて認識した。
    「(ゲノム編集技術)「クリスパー・キャスナイン(CRISPR/Cas9)」という新しい技術が開発されて、その精度の高さと簡易さから一気に汎用性のある技術となりました。根底にあるクリスパーと呼ばれる遺伝子配列を発見したのは、九州大学の石野良純先生です」p109
    「十代のころはみんな、粗削りなところがあるんですよ。でも藤井さんにはそういったところがまったく見当たりません。すごく完成されています。連勝中、対局の中ではっきり不

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    2018年10月21日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    山中伸弥、是枝宏和、羽生善治、京大総長山極壽一の若き日の話。みんな相当な失敗と努力を重ねたのだろうが、やはり栴檀は双葉より芳しじゃないか。山極氏の話はゴリラは面白かった。

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    2018年10月20日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    まるっきり文系の自分にも、科学の面白さを感じさせてくれた一冊。まだメカニズムが解明されてないことが、こんなにあるのか、と純粋に驚いた。
    もっと生命科学や物理科学のことについて知りたい!という気持ちになる。
    対談形式の本って読みやすい。特に馴染みのない分野に踏み出したいときはまず対談の本から入ってみると良いかも。


    CP対称性の破れ
    ビックバンで、粒子と反粒子が同じ数だけ作られた。粒子と反粒子がぶつかって光になって消えていく中で、光にならずに消え残った粒子がある。宇宙も、地球も、人間も、その消え残った粒子から生まれたものである。
    なぜ消え残った粒子があったのか?の理由は、クォーク(粒子よりさら

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    2018年09月28日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    タイトルが興味を引いた1冊
    本当に凄い人たちが、目標を見つけたり、挫折したり
    若い頃の初々しくておもしろい話しが講演と対談と言う形で描かれている。

    また 登場する人たちがIPS細胞の山中伸弥さんや、将棋の羽生善治さん、
    その時はまだカンヌ映画祭のパルムドールは受賞していないけれど、ドキュメンタリーのような映画で定評のある是枝監督、
    京都大学の霊長研究の山極さんに関しては、名前は知らなかったがモンキーパークに何度も足を運んだ私としては、もう 興味津々のラインナップだ。

    どの人の講演内容も面白くて、機会があったら生のお話を聴きたいと思った。

    特に山極さんのゴリラとチンパンジーの社会、そして人

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    2018年07月22日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    羽生さん目当てで読んだけれど、山極さんのゴリラの話が素敵

    考え続けること、取り組み続けることでしか、どこかにたどり着く方法はないんだと改めて思える

    もう大人になりきった私は、何者かになれたんだろうか、そしてまだどこかに行けるんだろうか

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    2018年07月17日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    山極先生のパート、最初はもう読み飛ばしてしまおうかと(失礼・・)と思っていたけど、読み始めると面白く一気に読み終えてしまった。霊長類を研究することによって人間の本性を調査していく・・人間と霊長類の差って何なんだろう。同時期にalpha maleに関するTEDのプレゼンを見たりしたこともあり、人間の社会は生物のあるべき姿から捻じ曲がってしまっているよなと思ったり、でもそれが人間らしさなのかもしれないと思ったり。

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    2018年07月10日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ネタバレ

    共にノーベル賞を受賞している2人の著名研究者が、自分たちの研究を振り返りながら、様々なトピックについて話している本書。

    言わずもがな、示唆に富んだ発言の連続であるが、特に印象に残った発言は以下の通り。
    「研究はフェアである。(山中 p.98)」
    「実験の結果が予想通りだったら、それは基本的に「並」の結果なんです。自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。(益川 p.99)」
    「肯定のための否定の作業(益川 p.188)」

    ノーベル賞受賞など、側から見れば華やかな経歴を持っているように見えるが、本書を読むとお2人とも壁にぶつかった経験があることが分かる。しかし、同

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    2018年06月26日
  • 人間の未来 AIの未来

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    AI色は強くなく、どちらかと言えば二人の生き様や人生哲学をお互いに語っている感じ。
    AIを通して未来を見ることはすなわち、人間とは何かを問うことに他ならない。

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    2018年05月24日
  • 人間の未来 AIの未来

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    羽生さんの博識ぶりに舌を巻いてしまった。けっこうコンピュータの歴史から最新の情報までご存知なのね。
    印象に残ったのは山中さんが、AIは優秀な部下だ、とおっしゃってたところかな。あくまで最後は人間(上司)が決断するので、AI(部下)は判断材料を集めてきてちょうだいと。
    そうだね。

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    2018年05月05日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    益川先生の恩師 坂田昌一研究室
    坂田先生の言葉
    「最良の組織と最良の哲学があれば,凡人でもいい仕事ができる」
    「研究は一人の天才によって行われるものではなく,組織的に行われるものだ」

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    2018年02月21日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    山中さんと羽生さんの部分を読んだ。本のテーマとしては、この人たちも同じ人間なんだ、と親近感を持ってもらうところに目標があったようで、確かに、山中さんは偉人伝を読んだ時のような別次元感はなく、自分も、、、という気持ちになったが、羽生さんはやっぱり異次元だった。

    両者とも、それぞれの専門領域で見つけた勘所を語っていて、とても勉強になった

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    2018年01月11日
  • 賢く生きるより 辛抱強いバカになれ

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    ネタバレ

    対談である
    稲盛さんは、もう、80歳をとっくに越えている。

    〇稲盛さん
    よく稲盛さんが、叱りとばした話が出てくる。
    ただ、人格については、怒らなかったとのこと。ソシテ必ず、最後に、ガンバれよ。とニコッと笑う。

    〇山中さん
    怒るのは大変なこと。でも、皆に同じように、同じことで、怒らないといけないと、井村きみ江さんという、シンクロのコーチが言っていたという
    〇稲盛さん
    利多の気持ちがあるなら、怒るべきだということ。だって怒るのは、大変なこと。相手のためだもの。

    〇山中さんが、怒るのは、
    1、意味のない実験をするな。実験のための実験してる人を怒るべきだということ。
    2、コントロールのない実験を

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    2017年05月27日
  • 「プレゼン」力 ~未来を変える「伝える」技術~

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    成果を出す為には、VW ビジョンとハードワークが必要。日本人は、ハードワークするが、ビジョンが弱い。プレゼンのウエイトは、仕事の半分。人に伝わらなければ、成果にならない。アインシュタインは、「6歳の子供に説明できなけれは、理解したとはいえない」。研究者のレベルが高くないと一般の人に説明することができない。

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    2017年04月09日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ネタバレ

    対談でわかりやすい。iPS細胞と小林・益川理論の概要も理解できる。

    <iPS細胞>
    分化して皮膚や筋肉になった細胞を受精卵ができた瞬間まで戻す。皮膚などの細胞に「ヤマナカファクター」と呼ばれる4つの遺伝子を放り込むと、iPS細胞になる。膨大な数の遺伝子からこの4つの遺伝子を発見したことがすごい。(現在は4つのうち癌を起こす可能性のあるc-Mycを除いた3つでiPS細胞を作り出す手法が開発された。)

    おまけ:iPS細胞の名前の由来
    iPS細胞はinduced Pluripotent Stem cellの略。"i"が小文字なのは、iMacやiPodにあやかろうという気持ちが

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    2017年03月29日
  • 「プレゼン」力 ~未来を変える「伝える」技術~

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    ノーベル賞の山中さんが「研究は半分、残りはどう伝えるのか」と帯で言っているので、興味がわき購入。研究をどのように伝えるかが、研究費をいかに獲得するかなど、多岐にわたり有用であると。TED特番の採録だが、テレビでオンエアされていない部分も採録してあると。「me us now」でまとめるといいとか、伊藤さんはナウイスト(Nowist)になれとか、いろいろ面白いことが書かれている。TEDを見ての講評は、実際の動画を見て読んだ方がいい。

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    2016年10月27日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ノーベル賞を取ったお二人の対談本で非常に読み易かった。山中先生の挫折してきた人生がとてもためになった。増川先生の天才肌も。お二人とも素敵な人で研究者として尊敬できる部分が多くある。
    共感できる部分はまだ少ないけど、少しずつ目指していきたい。

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    2016年01月15日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    かなり、面白かったぁ。
    専門的なお話をされてる時は、む、難しい…という所もあったのですが(それでも専門外の人にも分かり易いよう説明されてます)お二人の歩んで来た道や、思考法なんかの話はとても興味深く読みました。お二人の人柄が伝わってきました。

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    2014年04月17日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    対談形式だったので、読みやすく一気に読めた。印象的だったのは、回旋型の生き方と益川先生の抽象化記憶術。研究に対する態度も勉強になった。私もがんばろう。

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    2014年03月26日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ノーベル賞を受賞した山中伸弥先生と益川敏英先生の対話形式の本。

    「iPS細胞の開発はタイムマシンを発明したのと同じ」(立花隆)という益川先生の引用が印象的だった。

    文化した細胞を未分化の状態に戻せるなんて、よく考えたら凄まじいことだな。でも細胞レベルの話であって、人間まるまる一人分が若返る技術ではない(そうなったらエライことだけど)。SFのネタとしては良いかもしれない。

    iPS細胞に期待するのは、病気の解明とそれに対する創薬。患者が痛い思いせず、倫理的にも許される範囲で実験が簡単にできるそうなのは魅力。

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    2013年07月11日