山中伸弥のレビュー一覧
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ネタバレ共にノーベル賞を受賞している2人の著名研究者が、自分たちの研究を振り返りながら、様々なトピックについて話している本書。
言わずもがな、示唆に富んだ発言の連続であるが、特に印象に残った発言は以下の通り。
「研究はフェアである。(山中 p.98)」
「実験の結果が予想通りだったら、それは基本的に「並」の結果なんです。自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。(益川 p.99)」
「肯定のための否定の作業(益川 p.188)」
ノーベル賞受賞など、側から見れば華やかな経歴を持っているように見えるが、本書を読むとお2人とも壁にぶつかった経験があることが分かる。しかし、同 -
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本著は偉業を成し遂げた、将棋の羽生善治氏とips細胞の山中伸弥氏が、斬新な発想やアイデアといった独創性を生み出す「『無知』の強み」と「直感力」について説く。
山中氏は独創性を生み出す3つのパターンについて次のように述べている。1つ目はアインシュタインのようにもともと天才というパターン。2つ目は他の人も考えているようなことだが、一応自分で思いつく。実験等をしてみて予想していなかったことが起ったときに、それに食らいついていけるかどうか。3つ目は自分も他人も「これができたら素晴らしい」と考えているが、普通は「無理だろう」と諦めるところを誰もやっていないから敢えてチャレンジするというパターン。
重 -
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企画意図としては、それぞれの世界において凄まじい業績を残した人も若い頃は「何者でもなかった時代があるんだよ」という話伝える・・・ことなんだろうけど、通して読んでみると逆にみな「何者でもなかった時代から、何者かになるための条件」みたいなものをもっているんだな・・・ということを感じてしまい逆にやる気がなくなってしまうのではないかと心配になってしまった。
例えば、将棋の羽生善治。彼の場合、中学生でプロになっているので「何者でもなかった時代」というのは極めて短くて、せいぜいプロになるまでの小学生の数年間の話と奨励会の話ぐらいである。企画本来の意図としては「小学校から血の滲むような努力をして・・・」み -
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ネタバレ「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」 山中伸弥 羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏
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京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」。どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。
「BOOK」データベースより
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すごい人たちの講演と対談をまとめた -
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ネタバレ対談である
稲盛さんは、もう、80歳をとっくに越えている。
〇稲盛さん
よく稲盛さんが、叱りとばした話が出てくる。
ただ、人格については、怒らなかったとのこと。ソシテ必ず、最後に、ガンバれよ。とニコッと笑う。
〇山中さん
怒るのは大変なこと。でも、皆に同じように、同じことで、怒らないといけないと、井村きみ江さんという、シンクロのコーチが言っていたという
〇稲盛さん
利多の気持ちがあるなら、怒るべきだということ。だって怒るのは、大変なこと。相手のためだもの。
〇山中さんが、怒るのは、
1、意味のない実験をするな。実験のための実験してる人を怒るべきだということ。
2、コントロールのない実験を -
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ネタバレ対談でわかりやすい。iPS細胞と小林・益川理論の概要も理解できる。
<iPS細胞>
分化して皮膚や筋肉になった細胞を受精卵ができた瞬間まで戻す。皮膚などの細胞に「ヤマナカファクター」と呼ばれる4つの遺伝子を放り込むと、iPS細胞になる。膨大な数の遺伝子からこの4つの遺伝子を発見したことがすごい。(現在は4つのうち癌を起こす可能性のあるc-Mycを除いた3つでiPS細胞を作り出す手法が開発された。)
おまけ:iPS細胞の名前の由来
iPS細胞はinduced Pluripotent Stem cellの略。"i"が小文字なのは、iMacやiPodにあやかろうという気持ちが