菅野雪虫のレビュー一覧

  • 天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子

    Posted by ブクログ

    江南国の王子 クワンの波乱に満ちた半生の物語。本編の記述は、このクワンの物語が細部まで考えられて、書かれていると感じる。
    ストーリー展開は、明確で分かり易い。他にも外伝が読みたいな。

    0
    2023年01月15日
  • 天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘

    Posted by ブクログ

    2冊の外伝を読んだ後、改めて本編を読み直した。
    イェラもクワンも王族に生まれながらも、望まれず偏見や障害に立ち向かい、自分の居場所を築く。それまでの厳しい状況が、ソニンに出会って心を開くまでの心情の理解を深めてくれる。

    0
    2023年01月08日
  • 天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕

    Posted by ブクログ

    シリーズものを読んみたいと手に取った。登場人物名がソニンとかユナとかイウォルとかアジアンな感じのファンタジーもの。巫女となるように天山に迎えられるが才能がないとして実家に戻されたソニンが、日本の古代のような世界で頑張る話だが、ソニンがつらい目にあう描写を読み進むのが辛い。

    0
    2022年10月20日
  • アトリと五人の王

    Posted by ブクログ

    楽しいだけのファンタジーでなく、辛いことも描かれていて良かった。
    夢見るファンタジーを読みたいときには向かないけれど…。
    周囲の評価に捉われず、自分の目で物事を判断できるようになりたいと感じた。

    0
    2022年05月10日
  • 天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星

    Posted by ブクログ

    2022.2.23
    どんどん大人になってくなぁ。
    決して単純ではない世界をどうゆう風に過ごして、成長するのかが楽しみです。

    0
    2022年02月23日
  • 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    台風で被災した江南に対する各国の態度、目先の欲に右往左往する民の浅はかさがよく見えた。
    次代を担う王子や姫が活躍していた。
    三国の関係がますます危うくなったけれどどうなることやら。

    0
    2021年10月30日
  • 天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕

    Posted by ブクログ

    地に足ついたファンタジー児童文学。
    世俗と離れた天山で巫女として育った12歳の少女、ソニンが主人公。
    大人の陰謀相手に協力者はいるけども基本的に子供1人の力で立ち向かうのでハラハラしたが、無事に企みを暴いて解決した。
    気楽に読めた話。

    0
    2021年10月23日
  • ヤイレスーホ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「チポロ」シリーズ第2作

    傷はいつか癒えるというけれど、目に見える結果は消えないし、それがある限り絶対に忘れることはできない
    ヤイレスーホが救われることがないのが当たり前のように

    0
    2021年10月08日
  • ぎりぎりの本屋さん

    Posted by ブクログ

    ピンチな時や迷っている時に行ける「ぎりぎりの本屋さん」違う書き手なのでファンタジーだったり多少不穏だったり、個性がある。最初に出てきた菜菜子がラッキーな菜子のお話で、ちょっとまだ弱虫だったのが残念。ベストアンサーのお話が一番好きかな。

    0
    2020年11月08日
  • アトリと五人の王

    Posted by ブクログ

    〈東琴〉の姫君・アトリは、生まれてすぐに母である王妃が亡くなったために、現在の王妃から疎まれ、王女らしい扱いも教育も受けないまま育った。
    アトリが九歳の時、アトリを厄介払いしたい王妃の決めた縁談により、辺境の貧しい国〈柚記〉の領主・月王に嫁がされることになった。

    月王は三十才を越えている上持病で寝たきりだったが、愛情も知らず放置されて育ったアトリの将来のために、“知識”と“常識”と“愛情”を教えようと考え、その導きでアトリはぐんぐんと賢く、優しい少女に成長してゆく。
    月王の死後、〈東琴〉に戻ったアトリは、そののち次々に気性も考え方も違う五人の王に嫁ぐことになるのだが…


    『天山の巫女ソニン

    0
    2020年09月06日
  • 猫ミス!

    Posted by ブクログ

    突出したのはないけど、味わいは全く異なり、読みやすさは全て共通する好印象なアンソロジーでした。

    今年の登録100冊目のはず。
    別に目標数とかはないけれど、区切りの良いところまで届いて意味理由なくちょっと嬉しい気分(笑)

    0
    2019年11月24日
  • アトリと五人の王

    Posted by ブクログ

    辺境の国“東琴”の姫君・アトリは厄介払いとして、九歳にして病を得た王のもとに嫁がされる。それを皮切りに、五人の王に嫁ぐ不思議な運命をたどることに。聡明な「少年王」、粗暴な「盗賊王」、厳格な「真の王」、そして…。従者のエンジとともに国を渡り歩き、それぞれの王から黒の指輪を授かるたび、アトリは優しく、賢く成長してゆく。内気なひとりの少女が人々の希望になる物語。

    0
    2019年11月01日
  • チポロ

    Posted by ブクログ

    アイヌ神話を元にしているとのことで、読んでみた。
    確かにアイヌ文化が垣間見えていたけれど、物語としては別段、普通だったな。
    雰囲気は『月神統べる森で』シリーズに似てる。
    そして、あちらの方が読み応えがあった。

    0
    2019年09月17日
  • ヤイレスーホ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「チポロ」よりはるかに面白かったと思います。
    もちろん、あの土台があっての「ヤイレスーホ」ですが、主人公がランペシカ(タイトルで幅を利かせていますがヤイレスーホではないと思う)になることによって、ちょうどいい人間臭さが滲み出ているというか。
    「チポロ」で感じた、壮大な世界観の割に奥行きを感じない…というもの足りなさが薄れている気がします。
    ザ・児童文学!な感じの一作目を考えると、予定調和な感じで問題の彼を囲んでワイワイして終わるのだろうと思っていたので、「ほう…」と意外さも味わえました。

    0
    2019年06月18日
  • チポロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもに読ませることを考えると、評価として星はもう一つ増えると思います。

    ただそれも難しいところで…。
    アイヌ神話を元にしたストーリーと優しい描写、ファンタジーな世界観は小学校中学年から理解できて楽しめるし、薦める方としても安心して読ませられる作品。
    なのですが、このレベルのボリュームを読める子は、この穏やかな語り口とシンプルな展開に物足りなさを覚える気もします。
    いい意味でも微妙な意味でも、平たい。

    ソニンのシリーズに及ばないイメージです。

    ストーリーテリングなどで、読む意欲を掻き立てて、まだこのレベルに手を出したことのない子の入り口とするにはもってこいかなあ、とも思います。

    ヤイレ

    0
    2019年06月12日
  • チポロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイヌをテーマにした神話をベースにした、どこかで読んだことがありそうな物語を現代的にアレンジした感じ。弱々しかった少年が、自分で考え、自分で決めて、自分で旅立つまでの成長の物語。
    長いシリーズの序盤で、伏線を張っているのだろうとは思うが、登場人物が多過ぎて、ちょっと手こずる。
    また、元が神話であるせいか、オキグルミの妹神が、どうして人間を愛したのか、その理由が明確ではない気がする。飢饉が人の心を荒ませるのは確かだが、ススハム(シシャモ)が流れてきたことで村の貧富の差が広がったとの記述のように、豊かになることで人の心が温かくなるわけでも、優しくなるわけでもない。イレシュは妹神と行動が重なるが、も

    0
    2019年05月04日
  • ぎりぎりの本屋さん

    Posted by ブクログ

    【収録作品】プロローグ/「ひとつ多い“な”」 まはら三桃/「ベストアンサー」 菅野雪虫/「ラッキーな菜子」 濱野京子/「思い出のかみかくし」 工藤純子/「魔本、妖本にご用心!」 廣嶋玲子/エピローグ

    0
    2019年04月02日
  • ぐるぐるの図書室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やり直した人は図書室へ。
    五人の自動作家の連作小説。
    秘境のループが一番切ない終わりかたに思えた。

    0
    2018年04月19日
  • ぐるぐるの図書室

    Posted by ブクログ

    とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。

    昨日のことを後悔するのぞみ。
    大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。
    ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。
    周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。
    本に全く興味がない樹。

    きゅっとなる胸を抱えた相手、親子、友達。
    いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。

    木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言

    0
    2018年03月30日
  • 猫ミス!

    Posted by ブクログ

    バラエティ豊かな執筆陣による、ネコをめぐるアンソロジー。新井素子「黒猫ナイトの冒険」、秋吉理香子「呪い」など物語全7編と、そにしけんじのマンガを収録。

    ねこ絡みの短編集。恒川光太郎、長岡弘樹の作品は作者らしさが出ていた。他の作品はテイストがやや甘過ぎるものなどもあったけれども、総じてそこそこ楽しめた。
    (Ⅽ)

    0
    2018年01月28日