【感想・ネタバレ】天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星のレビュー

あらすじ

国境付近で捕らわれた"森の民"を救うため、北国"巨山"に向かったイウォル王子と侍女ソニン。天文学が発展した国の、城の中央広間には精密な「天象之図」が置かれていた。だが、その星図には重要な何かが欠けている―ソニンの指摘をはねつけるイェラ王女はしかし、孤独の中にある秘密を抱えていた。

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ネタバレ

『天山の巫女ソニン』第3巻。
舞台は巨山国へ。3巻かけて、物語世界における三国を回りきったことになり、主要な人物も出揃った印象。
今巻では、それぞれに成長の途上にあるソニンとイウォル王子が、お互いの内面に踏み込んでいく場面もあり、丁寧な描写に説得力を感じさせられる。それだけに、各巻が短いのが残念で、本編があと2冊しかないことを思うと、続きを読むのがもったいなくすらある。

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2021年08月03日

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『天山の巫女ソニン1黄金の燕』
『天山の巫女ソニン2海の孔雀』
『天山の巫女ソニン3朱烏の星』
『天山の巫女ソニン4夢の白鷺』
4冊一気読み
はっきり言って守り人のほうが好みですが、こちらは全く違ったタイプのもっと政治の中枢にはいりこんでいく幼い少女が主人公でどんくさいのにイラっとさせられないキャラクターのバランスが素晴らしい。が、固有名詞にやたらと韓国語が使われていて色が付いてしまっているのがもったいなくも残念。もっと知らない国の知らない単語がいいなぁ、、と思う。いい話しなのにねぇ。5巻で完結するらしいが、5巻が出る頃にまた綺麗サッパリ忘れてそうでまた読むことになりそう(あはははは)。

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2025年05月06日

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ネタバレ

このシリーズは
天山の巫女だったソニンが
多くの人との関わりの中で
自分になかったものを
どんどん吸収して成長しながらも
彼女の芯にある無私の純粋さは
失われないところが魅力だ。

少女の成長物語であり
平易な言葉遣いはまさしく
児童文学なのだが。

興味深いのは
心の中の言葉が
ほとんど余すところなく
書き尽くされているところ。

ソニンの内面の成長の過程が
手に取るように分かる。

閑話休題。

この物語も
中盤に差し掛かっているが
第1作からずっと不吉な伏線が
あちこちに顔を出してくる。

天山の巫女…というタイトルの
本当の意味が、いずれ明らかに
なる時が来るのかもしれない。

読みやすく、わかりやすく。
なのに深みのある物語だ。

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2016年09月18日

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江南のクワン、巨山のイェラ、沙維のイウォル、そして天山のソニン。
それぞれの国の次世代王が、自分の国を守り豊かにするためには?
未来の王が出揃った。

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2015年04月13日

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戦争が起きると経済が活性化すること、戦争の犠牲者が貧困層であること、平等な政治を富裕層は好まないことなど、あまり口に出したくないようなことが気負いなく描かれている。子供が読んだらどう感じるのか気になる。

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2014年10月27日

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今回は本当にイェラが素晴らしかった。彼女の人格も葛藤も、いかにも為政者として、また人として、大いに深く重いもの。それを全て飲み込んで、彼女はこれから進むことを決めたのです。本当にどんなキャラより、イェラは頭一つ抜きん出てると思いました。
正直、主人公のソニンやイウォルが霞んでしまった…。でも、哀しい決断をした彼女も、ソニンにより深く関わることで、変わって行くのでしょうか?そうなら、いいなぁ。

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2014年06月08日

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2022.2.23
どんどん大人になってくなぁ。
決して単純ではない世界をどうゆう風に過ごして、成長するのかが楽しみです。

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2022年02月23日

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シリーズ第三弾
今度は、イウォルとソニンが北国“巨山”を訪れる。

これで3カ国全部の国情が明らかになる。
地図を見ると半島のような地形にある3カ国だが、かなり緯度差がある様な感じなので、地球サイズで考えるとかなり大きな半島みたい。

天山で無欲に育てられたソニンが、天山を下りて、世間の欲に触れ、だんだんと欲を感じてくる。
第1巻で出てきた同じ天山を下りた巫女レンヒとの関係も今後出てきそう。
ソニンはどうなっていくのか?
ソニンとミン、お互いに認め合う良い関係がいつまでも続いて欲しい。

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2014年04月06日

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