菅野雪虫のレビュー一覧

  • ランペシカ
    アイヌを題材にしているファンタジーということですが、アイヌの知識を持っていないのでどのへんがアイヌかわからず読みました。知識なくても面白かったです。
    チポロはわかりやすい英雄譚、ヤイレスーホはこじれた蛇(魔物)の恋愛とランペシカの登場、ランペシカは菅野さんらしく、(生まれた環境によって)ひねくれた性...続きを読む
  • 猫ミス!
    猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!
  • 猫ミス!
    猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑

    秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!



    ・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
    新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
    カラスのキングとの関係が良い!

    捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷...続きを読む
  • じりじりの移動図書館
    菅野さんが好きで手に取った本。
    人気児童文学作家5名による競作で第3弾らしい。
    すでに2作出ていたのは知らなかったので、手に取ってみようと思わせる作品でした。
    「AIユートピア」工藤淳子 作「サイレンが鳴っても」菅野雪虫 作が気に入った。
  • 星天の兄弟
    とても楽しい故に、ページが足りないと思ってしまう。
    ヘソクや第3王子はどんな考えで行動しているのか。ヘソクの払った代償が何だったのか。ヘリョンはどのようにして島流しになったのか。
    軽く触れてはいるものの、明確な解答はなく、読書の推測にお任せしますというスタイル。
    ヘリョンの父が罪人とされてしまった汚...続きを読む
  • ぐるぐるの図書室
    やり直せるから明日がある、
    作ってくれて人や食べ物に感謝を忘れない、
    全てを投げ出してでも大事な人を守る、
    頭を柔らかくして大事なものに気付くこと、

    雨に濡れて日にさらされて土に還った冬の木の葉の匂い。私も嫌いじゃない。
  • 天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕
    全5巻+外伝2巻のシリーズもの。感想はシリーズ通して。評価は4.0。
    自宅待機期間にまとめて読んだもの。ファンタジーものは設定が甘かったり風呂敷広げすぎて畳みきれなくなったりするので、良いものに出会うのが難しい。
    この作品は東洋系で3つの国が舞台となるが、主人公のソニンは陰謀に巻き込まれることになる...続きを読む
  • チポロ
    アイヌに興味を持ったので、アイヌを題材にした本書が気になりました。
    たくさんのカムイが登場して、人間の強欲さ…を考えさせられました。
    チポロがとてもいい子で応援しながら読みました。
    表紙の絵も素敵です。
  • 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺
    978-4-06-293060-4
    ソニンの仕えるイウォル王子と仲の良いクワン王子の国、江南が大嵐の被害に遭う。クワン王子と共に江南を訪れたソニンは、被害と変わらない王室の様子を悲しむ。仲の悪い隣国の巨山から食料や医療の援助の申し出があり、クワン王子は侵略を疑う。そこに援助の知らせをイウォル王子が届...続きを読む
  • 天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕
    読み終わったときに、泣けた!とか、そういう感情があまり芽生えなかった。それは、主人公の、感情を知らない?というところが、自分にも影響をあたえたからなのではと感じた。
    続きで主人公がどのように成長するのか楽しみです!
  • 天山の巫女ソニン(5) 大地の翼
    2022.2.26
    この最終巻の盛り上がりは凄かった!
    3人の王子、王女の思惑と積み重ねが周りを動かし、変化させて…
    とても良かった!!
    自分の推しはイェラ王女。
    家族に敵がいる過酷な環境でも自分の芯を貫き通す実行力と、
    自分の信頼できる人を信じる力に痺れました!
    読みやすいけど、児童文学には収まら...続きを読む
  • チポロ
    三部作の3作目「ランペシカ」から読むという失態をおかしたので、1作目を読みました。
    アイヌがモチーフの古代ファンタジー。
    古代ものは大好物。「月神の統べる森で」シリーズに雰囲気が似ている。あちらもこちらも好き。


    2作目はまだ読んでないけど、この作品が1番、物語として幸せなところで終わっているので...続きを読む
  • アトリと五人の王
    かわいい表紙からは思いもよらない展開なくらい激動なお話。
    読者としては、それぞれの王に愛着が出てきた頃、結構なお別れになるので辛い面もあるけど、それも含めて好きな話でした。
    妹のカティンや、従者の2人が、アトリについていてくれてよかった。
  • 天山の巫女ソニン(5) 大地の翼
    王や権力や富を持つ老人たちは戦を喜び巨山と沙維は戦を始めた。
    しかし厭戦派だった王女らが世論に与えた影響、思うようにいかない戦況で戦は比較的少ない規模でおさまった。
    三国の王子や王女らが持つ柔軟な思考、挫けない心根に永い平和が現実味を帯びた。
    平和が一番。
  • ランペシカ
    大好物の古代ファンタジーもの!!
    三部作だと知らずに読んでしまった(いつもとおり。)
    前作も読みますね…。

    どこまでも交わらない超悲恋もの、という認識。
    こんなに全員が片想いなの、久々に読みました。
    前作までを読んでからまた、感想更新します。
  • ぐるぐるの図書室
    普段あまり図書室に行かない小学5年生たちが図書室に貼られている貼り紙を見て図書室に行くと、見知らぬ先生がいて…

    5人の作家さんによる5つのお話。
    「決して見てはいけない」と言われるとかえって見たくなって…というのは昔から変わらない。

    工藤純子さんの『時のラビリンス』
    「今日という日は、二度ときま...続きを読む
  • じりじりの移動図書館
    前半いまいちで読むのをやめそうになりましたが、濱野京子さんの「スケッチブックは残された」から面白くなり、次の工藤純子さんの「AIユートピア」が一番気に入りました。
    SFは苦手だと思っていましたが、かつてのフィクションが現実味を帯びてきているからでしょうか、こんな未来が本当になるかも、と考えさせられま...続きを読む
  • ぎりぎりの本屋さん
    ぎりぎりの人たちが集まる本屋さん。作中に出てくる本選びのコツ、「難しく考えず、その時興味をもった本を読めばよい。」、名言でした。
  • ぐるぐるの図書室
    本は人の選択に大きな影響を与えてくれるもの。本を知るきっかけになればという、作家さんたちの愛情が詰まった一冊です。
  • ぐるぐるの図書室
    五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。
    五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。
    短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。