菅野雪虫のレビュー一覧

  • ヤイレスーホ

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    ネタバレ

    「チポロ」よりはるかに面白かったと思います。
    もちろん、あの土台があっての「ヤイレスーホ」ですが、主人公がランペシカ(タイトルで幅を利かせていますがヤイレスーホではないと思う)になることによって、ちょうどいい人間臭さが滲み出ているというか。
    「チポロ」で感じた、壮大な世界観の割に奥行きを感じない…というもの足りなさが薄れている気がします。
    ザ・児童文学!な感じの一作目を考えると、予定調和な感じで問題の彼を囲んでワイワイして終わるのだろうと思っていたので、「ほう…」と意外さも味わえました。

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    2019年06月18日
  • チポロ

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    ネタバレ

    子どもに読ませることを考えると、評価として星はもう一つ増えると思います。

    ただそれも難しいところで…。
    アイヌ神話を元にしたストーリーと優しい描写、ファンタジーな世界観は小学校中学年から理解できて楽しめるし、薦める方としても安心して読ませられる作品。
    なのですが、このレベルのボリュームを読める子は、この穏やかな語り口とシンプルな展開に物足りなさを覚える気もします。
    いい意味でも微妙な意味でも、平たい。

    ソニンのシリーズに及ばないイメージです。

    ストーリーテリングなどで、読む意欲を掻き立てて、まだこのレベルに手を出したことのない子の入り口とするにはもってこいかなあ、とも思います。

    ヤイレ

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    2019年06月12日
  • チポロ

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    ネタバレ

    アイヌをテーマにした神話をベースにした、どこかで読んだことがありそうな物語を現代的にアレンジした感じ。弱々しかった少年が、自分で考え、自分で決めて、自分で旅立つまでの成長の物語。
    長いシリーズの序盤で、伏線を張っているのだろうとは思うが、登場人物が多過ぎて、ちょっと手こずる。
    また、元が神話であるせいか、オキグルミの妹神が、どうして人間を愛したのか、その理由が明確ではない気がする。飢饉が人の心を荒ませるのは確かだが、ススハム(シシャモ)が流れてきたことで村の貧富の差が広がったとの記述のように、豊かになることで人の心が温かくなるわけでも、優しくなるわけでもない。イレシュは妹神と行動が重なるが、も

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    2019年05月04日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    【収録作品】プロローグ/「ひとつ多い“な”」 まはら三桃/「ベストアンサー」 菅野雪虫/「ラッキーな菜子」 濱野京子/「思い出のかみかくし」 工藤純子/「魔本、妖本にご用心!」 廣嶋玲子/エピローグ

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    2019年04月02日
  • ぐるぐるの図書室

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    ネタバレ

    やり直した人は図書室へ。
    五人の自動作家の連作小説。
    秘境のループが一番切ない終わりかたに思えた。

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    2018年04月19日
  • ぐるぐるの図書室

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    とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。

    昨日のことを後悔するのぞみ。
    大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。
    ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。
    周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。
    本に全く興味がない樹。

    きゅっとなる胸を抱えた相手、親子、友達。
    いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。

    木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言

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    2018年03月30日
  • 猫ミス!

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    バラエティ豊かな執筆陣による、ネコをめぐるアンソロジー。新井素子「黒猫ナイトの冒険」、秋吉理香子「呪い」など物語全7編と、そにしけんじのマンガを収録。

    ねこ絡みの短編集。恒川光太郎、長岡弘樹の作品は作者らしさが出ていた。他の作品はテイストがやや甘過ぎるものなどもあったけれども、総じてそこそこ楽しめた。
    (Ⅽ)

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    2018年01月28日
  • 猫ミス!

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    猫目線、人目線といろんなジャンルの作品が収められてて、楽しめました。個人的には最後の漫画にほっこり(^^)。

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    2018年01月03日
  • チポロ

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    アイヌの神話をベースにしたファンタジー。

    というか、アイヌ神話なんて、ほとんど知らなかったので、ちょっとこの機会に知りたいと思った。

    チポロは1羽のツルを仕留めた。
    両親を亡くし、祖母と暮らす、貧しいチポロには、体格も小さいし、大事な弓も1本しかない。
    でもその日はツルを仕留めた。食べる前に供養(魂送り)をすると、ツルの神さまが現れた。これからも自分の仕留めた獲物お大切に供養して魂を送り返しておくれ、と言われて、その後は守護霊のようにチポロを見守ってくれる存在となった。
    近所のイレシュはチポロの理解者で、親友だ。

    チポロの父が亡くなった時、神にカミナリを撃たれかけている時、チポロが不意に

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    2017年07月17日
  • チポロ

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    アイヌの世界観が綺麗でした。
    自然や生き物に感謝する生活が素敵です。
    ただ、前半は良かったけど、後半から段々軽いノリになってしまったのが残念でした。
    設定はいいのに活かせていない感じ。

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    2017年07月08日
  • チポロ

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    アイヌ神話である「柳の葉が川に落ちシシャモ(ススハム)になった」という話がもと。小さな少年チポロの成長譚。

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    2017年04月28日
  • チポロ

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    童話のような語り口、しかし内容はなかなかハードな冒険譚だった。

    全体的にアイヌのイメージなのか、神様がめっちゃ気軽に存在しててちょっとびっくりした。笑

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    2017年04月27日
  • ぐるぐるの図書室

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    【収録作品】プロローグ/「時のラビリンス」工藤純子/「妖怪食堂は大繁盛」 廣嶋玲子/「秘境ループ」 濱野京子/「九月のサルは夢をみた」 菅野雪虫/「やり残しは本の中で」 まはら三桃/エピローグ/スペシャル座談会-本たちと私たちが出逢ったころのお話し デビュー10周年記念- 
     本の豊かさを知ってほしいという気持ちが詰まった連作。やや押しつけがましさもあるが、それも本が好きだから。

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    2017年03月26日
  • ぐるぐるの図書室

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    工藤純子「時のラビリンス」繰り返し系は好きだ。
    廣嶋玲子「妖怪食堂は大繁盛」おいしそう。
    濱野京子「秘境ループ」甘酸っぱい。
    菅野雪虫「九月のサルは夢をみた」新見南吉の『久助君の話』を読みたくなった。
    まはら三桃「やり残しは本の中で」結末がもうちょっと…だけどメロスチックなストーリーは好き。
    うーん、「妖怪食堂は大繁盛」が一番好きかなあ。

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    2016年11月26日
  • チポロ

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    ネタバレ

    児童書?YA?ジャンルはわからないが大人向けではないのかも。たいへん読みやすく、読後感も良いお話だった。サクサク読めて、疲れなかったのも良かった。この人のソニンシリーズが大好きだったので読んでみたけど、やはり作風があっているのだろうなあ。

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    2016年05月01日
  • 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

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    4巻。ソニンの目を通して語られる「正しいこと」と「人が望むこと」は単純だけれど分かりやすくて、だからこそ難しい。
    2015/9/22

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    2015年09月23日
  • 女王さまがおまちかね

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    世界中で人気作家が失踪する事件が起こり、女王さまという謎の人物がからんでいると言われていた。ある日ゆいは女王さまの元に連れてこられ、作家キリア・コウの代わりに『マヤ』シリーズの続きを書くように言われるのだった。
    本が好きな子の物語は数多くありますが、本を作ることの楽しさに主眼を置いている点が特異的で面白いです。それも、文章を書く人、物語のアイデアを出す人、編集する人など、本を作ることに様々なアプローチがあることが示されているのが素敵です。
    しかし、子どもに理解のない大人や逆に理解のある大人、型外れの子ども、子どもたちの家庭環境の問題などが、いかにも取って付けたような感じで、子ども向けの本はこう

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    2015年08月26日
  • YA! アンソロジー 初恋リアル

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    初恋をテーマにした女性作家5人によるアンソロジー。
    小説でありがちな恋愛のプロットをなぞる簡単なものになっておらず良。全体的に乙女チックな発想で、好きな人は好きそう。

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    2015年05月24日
  • 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

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    シリーズ第4巻

    巨山のイエラ王女と、江南のクワン王子、沙維のイウォル王子が一同に集まる。そしてその場にいるソニン。
    ソニンに影響を受けた三国の王子・王女。そして人として成長するソニン。このまま突き進むと、ソニンが三国のキングメーカー(フィクサー)になる?

    「無欲」から「欲を制御する」に変わろうとするソニン。
    ここに作者の意図(そこら中に「欲」が表出している現代に対する批判)があるだろうか?

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    2015年03月22日
  • 天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

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    やっと四巻が文庫に!早速購入して、すぐ読みました。
    いよいよ三人の王子と姫が出会って、ソニンとともに江南に集いました。
    イェラは、前回ソニンに出会って、色々思い切ることができたようで、一皮剥けた感じですね。柔軟になりました。
    その反面、クワンはイェラに対しては同族嫌悪もあるのか、キーキーしてますな…嫌悪感むき出しで子供みたいですな。
    ぶっちゃけイウォルが空気すぎで哀れです。イェラとクワンが全部持ってっちゃう人なので、仕方ないですが…。
    私がソニンなら、断然イェラにくっついてくと思うのだけど…。彼女の器はでかすぎる。三人の中ではダントツで一番大器ですよ。三国統一しても驚きませんよ。
    でも、そんな

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    2015年03月14日