菅野雪虫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。
五人の児童文学作家の届ける、競作リレー小説です。
この本屋さんにやってくる人たちには共通点があります。
「ぎりぎり」
どの人もみんな「ぎりぎり」状態のせっぱつまった人ばかり。
店員は小学五年生くらいにみえるけど「300年くらいやってます」と笑って答える男の子。
ごく普通の子どもの世界だけど、ちょっと異世界ファンタジー的な要素があります。
そして、各お話の作家さんは違いますが、全部ひとつづきのお話です。
小学五年生だけど、初恋あり、友情あり、いじめあり、別れあり。
最後の『桜の守の狐』に出てくるこりんに、健介くんは、もう一度会えたの -
Posted by ブクログ
さて、ここまでで沙維・江南・巨山、それぞれの国の事情が分かったところで第4巻に入る。
そこで本作では、江南が未曽有の大嵐に見舞われ、その復興を巡って色々な思惑が交錯する。
図らずも江南の王宮に、クワン王子はもとより、その妹リアン王女を訪ねたソニン、江南の状況を確認する役割になったイウォル王子、巨山からの使者イェラ王女が勢揃い。
クワン王子vsイェラ王女はまさに竜虎相打つ(本の中では虎と狼だが…)。
どちらも国を思い民を護らんとする気持ちは強く、しかし立場は異なるが故のぶつかり合いだけに、なかなかの見物だが、事情は違えど身を置く立ち位置や複雑な心境は似た者同士ってところがミソ。
間に立つソニン -
Posted by ブクログ
「女神のデパート 1」
ちょっと何、この本、めっちゃ面白い。
めっちゃ面白いです。大人向けで出せばいいよ。あ、でもポプラ社か…。児童書のみなんかな。
以前、「和パティシエール」のマリエちゃん編が収録されているということで、「キラキラ」と、いうポプラ社アンソロジーを借りたのだけど、そのときに出会った話。
アンソロジーでは、弁天堂百貨店のルーツであるさらの話やったのだけど、冒頭にもその話がちらっと出てた。
小学生が社長になるっちゅうトンデモ設定なので、軽い感じのドタバタコメディかと思ったら、侮るなかれ。
侮るなかれ。(二度いう)
重い。重すぎた、この話は!!
諸事情が重なって弁天堂百貨 -
Posted by ブクログ
読みやすい物語だった。
天山や貧しい家、城の暮らしなど想像しやすい文章だった。
ただ小学生・中学生くらいには良いかもしれないが40代の私には物足りなかった。
天山で感情をコントロールするように鍛えられたとは言え、登場人物全員の感情の機微が詳しく描かれていないので感情移入をしにくい。
目的地にはあっという間に着いてしまう(他のファンタジーだと道中も一緒に旅をしている様な物語がある)し、登場人物も皆良い人風な感じ。
(善人と悪人に二分してしまうと個性を感じられない。
善人の闇も私は読みたい)
特に違和感があったのがイルギが詳細な心の動きがないまま簡単にソニンの味方になってしまったこと。
さらさら読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公はアトリ。数える歳で10才の初婚から9年間で5回も結婚する事となる、波乱万丈な姫君の物語。
中世の異国を思わせるよな架空の世界、東の小国〈東琴・とごん〉から物語ははじまる。昔話やファンタジーのようでいて、魔法などはない。
アトリの は東琴の第一子のお姫様ではあったが、美しかった産みの王妃はアトリを産んですぐに亡くなった。留守がちの王の代わりに、城で権力を持つ現在の王妃の娘のカティンはアトリの半年後に生まれ、美しく、賢く、皆に可愛がられている。けれどアトリは誰にも構ってもらう事もなく、話かけられる事もなく、話しかけられてもまともに答えないため、育ちが遅いのかとも思われていた。
現在の王妃