菅野雪虫のレビュー一覧
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ネタバレ三部作 ということで 満足できるかドキドキしながら読み進める。(本作者のエンディングがこれで終わり??となるので。。)
アイヌ関連なのか。 ゴールデンカムイで聞いたことのある単語たチラホラ。
2,3巻と1巻のイラスト違う。笹井一個氏。
どんなに素晴らしい世界だとしても、親しい人がいなければ独りと一緒、親しい人がいてこその幸せ、というメッセージだろうか。
父親と母親の馴初めのシーンが気になる。友人との関係性も。。余程親しかったとしたら、妻への想いに葛藤することは無かったのだろうか??
そして母親の意識は今どうなっているのだろう??
『…感謝しなくなり、もっともっとと獲物や収穫を求め、互いに競い、争うようになりました。強い者は…おごり高ぶり…争うようになりました』
聖書のようだな、と思ったが、アイヌの神目線なのか。
(失敗したって恥をかいたって、やらないで後悔するより、やって後悔するようがいい!)
そうはいいつつも、身体が動かなかったりするので、偉い。。チャンスは万人に訪れるが、チャンスをものにする人間は備えてシミュレーションしているから、というセリフがサッカー漫画にあったなぁ。。
(みんな、忘れたいんだ。楽しい、誇らしい記憶は語り継がれていくけれど、苦しい、後ろめたい記憶は、なかったことにしたい。…)
『…猟や漁をする人々に比べれば、物を売るだけの仕事なんてラクだろう、とどこかで思っていました。しかし、人と人が住む場所の間を、つまり人がいない場所を、大荷物をかついで移動する人々の大変さは、同じようなことをやってみなければわかりませんでした。』
『…長い旅に話し相手がいるということが、どんなにありがたことだったのかを、チポロはあらためて感じました。』
『一人でがんばれる人間には、決して一人ではなれなかったことを思い出したのです。』 -
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『天山の巫女ソニン1黄金の燕』
『天山の巫女ソニン2海の孔雀』
『天山の巫女ソニン3朱烏の星』
『天山の巫女ソニン4夢の白鷺』
4冊一気読み
はっきり言って守り人のほうが好みですが、こちらは全く違ったタイプのもっと政治の中枢にはいりこんでいく幼い少女が主人公でどんくさいのにイラっとさせられないキャラクターのバランスが素晴らしい。が、固有名詞にやたらと韓国語が使われていて色が付いてしまっているのがもったいなくも残念。もっと知らない国の知らない単語がいいなぁ、、と思う。いい話しなのにねぇ。5巻で完結するらしいが、5巻が出る頃にまた綺麗サッパリ忘れてそうでまた読むことになりそう(あはははは)。 -
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児童文学作家5名によるリレー小説シリーズ。
短編集なのでサクサク読めた。作家さんそれぞれによるお話の個性があって、書き手が異なるとこうもお話の持って行き方が変わるのかと興味深い。ただ、前のお話で登場していた人物や事象が次のお話で出てくるので、全体的にお話がうまくつながっていて、同じ世界観を共有しているのがわかる。
どのお話も共通しているのは、主人公たちが猫に導かれてブックカフェに辿り着くこと。そこでは、お客さんその人にあった美味しいお菓子と飲み物が出され、飲み物を飲み終わるまで蔵にある本を読むことができる。
一番好みだったのは断トツで『呪いの行く末』。『バッドエンドのむこうに』も面白かった。 -
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児童書に関する本はだいすきで、
短編集でしかも図書室!ということで手に取ってみた。
色々な作者さんのお話が入っていて、
でも茜色の貼り紙や髪の長い女の人は統一されていて。
次はどんな展開になるのかな?とワクワクしながら読んだ。
好きだったのは、
妖怪食堂は大繁盛/廣嶋玲子
やり残しは本の中で/まはら三桃 かな。
妖怪食堂の親方の親方っぷりが好きだった。
やり残しは本の中での、樹のスポーツバカのような
まっすぐな生き方も素敵だったし、
憎悪に駆られた王様の話はよくあるよなぁ〜と頷きながら読んだ。
他の話も読んでみたくなった!
最後の対談で、著者の方々が読んだ本も載っていたり、
物語を友達と交代で書いて完結させた話を聞くことができて
すごくおもしろいな、と感じた。
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今まで4作品くらい"猫のアンソロジー"を読んでいるけど一番面白かったかも。
ただ、
ミステリーというよりイヤミスっぽかったり、
ホラー要素もある作品もあるので、表紙のポップさには似つかわしくないかな。
後半の作品が特に楽しかった。
個人的には、『オッドアイ』が好きかな。
『呪い』の嫌な後味の終わり方も好き。
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↓以下、大まかなあらすじ。
●新井素子『黒猫ナイトの冒険』
⇒日常ほんわか系。
まだ子猫で元野良、黒猫(ナイト)目線の話。
カラス(キング)との戦い。
●秋吉理香子『呪い』
⇒日常~イヤミスへ。
猫好きな大学生…ぼく
猫好きなおばさん…荻野さん
役所の動物管理課…瀧本さん
⇒異色の野良猫見守り隊!
責任を持って地域ねこの世話をしていたが、それでもよく思わない人が現れて…。
●芦沢央『春の作り方』
⇒日常ほっこり系。
亡くなった祖母が毎年作っていた桜の塩漬け。
それを毎年楽しみにしている祖父。ぼくが不注意で塩漬けの入った瓶を割ってしまう。友人の少年名探偵にアイデアを貰い、こっそり作り替えようとするが…。
●小松エメル『一心同体』
⇒もろイヤミス。
わたし(茜)と葵はいつも一緒だった。
でも性格は全く違う。茜のが勉強はできるが、どこか抜けた所のある葵はイジメてきた相手とも友人になれた。そんな葵はずっと猫になりたがっていた。人間の葵がある日いなくなり、猫になって帰ってきた。でも本当の理由は…。
●恒川光太郎『猫どろぼう猫』
⇒怪奇ホラー系。
架空の妖怪"ケシヨウ"は、人間社会の中に化けて溶け込み、猫・犬・人間などを食べる。
ある日、空き巣をしていた女が、ケシヨウを長年追う変な老人に出会ってしまい、更に偶然が重なり悲惨な結末へ。
●菅野雪虫『オッドアイ』
⇒日常ほっこり系。
行方不明になった飼い猫のオッドアイと、あだ名で「死神」と言われる友人の冬路。川原で死んでいた猫をつかんだのを見られたのがキッカケで死神という嫌なあだ名をつけられてしまったが、それには優しい訳があって…。
●長岡弘樹『四月のジンクス』
⇒少しイヤミス~ほっこり系。
縁起が悪いことが嫌いな主人公(高齢女)
長年、隣に住む同級生だった加寿子とは競いあってきた。どちらもボロ屋に住む単身高齢者。
ある日、加寿子の飼っていた猫を預かることになったが縁起の悪いと思っている黒猫で…。
●そにしけんじ『猫探偵事務所』マンガ -
Posted by ブクログ
アイヌを題材にしているファンタジーということですが、アイヌの知識を持っていないのでどのへんがアイヌかわからず読みました。知識なくても面白かったです。
チポロはわかりやすい英雄譚、ヤイレスーホはこじれた蛇(魔物)の恋愛とランペシカの登場、ランペシカは菅野さんらしく、(生まれた環境によって)ひねくれた性格をしたランペシカがチポロやヤイレスーホと関わり合って、学んでいく話です。
ヤイレスーホの境遇があまりにもやりきれなくて、一番好きなキャラかもしれません。魔物の心理描写はないのですが、人間側から拒否されたり受け入れられたりするときの対応でこう、ポロリと見え隠れする心があまりにも虚しくて。