菅野雪虫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『天山の巫女ソニン』シリーズ最終巻。巨山国と江南国の同盟、巨山から沙維国への侵攻、そして三国の和平までが描かれ、未来への仄かな希望を見せて物は閉じる。
一番大切なのは「夢見であれ現実であれ、自分の目でしっかり観察することと、自分で考えることです。それはどこの国であろうと、いかなる世界であろうと変わりません」と言い切るソニンの姿は眩しく、そしてこの言葉がシリーズの底に流れていたテーマであることを再確認させられた。
柔らかいながら無駄が削ぎ落とされた文体と、さり気ないながら緻密に書き込まれた社会状況は、一見地味にも見えて、しかし説得力をもって響く。もっとこの世界のことを見ていたい、と思わされる -
Posted by ブクログ
さて、いよいよ最終巻に入る。
この間、イェラ王女は江南へ3度目の訪問を果たし、巨山と江南は急速に接近。沙維だけが蚊帳の外という状況の中、遂にイェラ王女が沙維へ訪れることになるという発端。
そして巨山の侵攻から収束までスピーディーで怒涛の展開は、あっという間に読み終えた(こんなに面白いのに、勿体な~い)
うぁ~、もぉ~、イェラ王女、かっこいい!!!
蛇足ながら…。
こういうことを語られるのは作者として本意ではないかもしれないが、2巻のミナ王妃への忖度の話やら3巻の北天に存在した星<朱烏>を無かったものにした話などには、どうしてもどこかの国の宰相を思わずにいられなかった。
4巻では教育につい -
購入済み
買ってしまったほど面白い
図書館で借りたら面白かったので電子書籍を購入したレアケースな小説です。外伝も電子書籍化してください。コミカライズも希望しています。