天祢涼のレビュー一覧

  • 希望が死んだ夜に

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    著者サイン本とあって、ビニールのかかった本を手に取りました。天祢涼さんの二冊目です。わずかな取り調べの時間の中に盛り込んである内容の多さに驚きました。貧困の当事者の描写がどこからどこまでも。

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    2024年08月30日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    章毎に、「僕のこと」「私のこと」「彼のこと」「わたしたちのこと」とそれぞれの視点と解釈から心情を疑似体験できて、終始ずっとこの世界に引き込まれ続ける

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    2024年07月02日
  • 少女が最後に見た蛍

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    生活安全課の低身長な警察官
    仲田蛍が介入する様々な事件簿

    5編あります。

    少女が最後に見た蛍

    エセ読書家なんで評価が毎度、適当すぎるかもですが星5つ

    最後は、もう目ん玉落ちるくらいに泣きました。

    仲田蛍じたいは

    近年

    稀にみない聖人君子ぶりなんですけど。

    聖人君子は、まず疑ってかかれの自分が読んでも

    紛れもない聖人君子です。

    警察官の不祥事が大きく報道されてる昨今ですから

    こんな警察官おるかいなてところあるかどうか知れないものの

    ぜんぜん嫌らしくないですね。

    恩着せがましくもなくて素晴らしい人物です。

    今ハヤリの正義中毒っぽい感じもなくて。

    自分の人生で、こんな人

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    2024年06月26日
  • あの子の殺人計画

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    仲田シリーズ

    「希望が死んだ夜に」がよかったので、
    すぐに購入

    前作同様、貧困の問題が根底にあるが、
    ストーリーの描き方が上手い!

    途中まで仲田さんは出てこないが、
    それでも十分に面白い

    仲田さんが登場してからは
    物語が一気に進んでいく

    こんな事か繋がっているんだぁと
    伏線回収も見事です。

    仲田さんシリーズと言ってますが、
    本書が初めてでも十分に楽しめます。

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    2024年06月03日
  • あの子の殺人計画

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    ネグレクトを受けている少女と警察官の二つの視点で描かれている作品として読み進めていましたが、後半で事実が判明してからは秀逸だった。
    虐待が虐待をよぶというが、それを受けてきた人は自分はやらないと思っても経験としてある以上、何かをきっかけに起こしてしまうのかもしれない。
    自分の周りにはいないと思っていても、実は身近なところであるかもしれない、家庭内で起こるからこそ深刻な問題だと思った。

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    2024年03月24日
  • 少女が最後に見た蛍

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    初めて読んだ作家さんでした。
    天祢涼さん「少女が最後に見た蛍」

    「仲田シリーズ」とシリーズものだというのも知りませんでした。生活安全課の女性警官 仲田蛍が主人公ですが登場人物目線で進められていくので先が読めず引き込まれていきます。

    短編集しかも対象が小中学生だと甘くみておりましたが、各々の内容は短編とは思わせない濃い内容で、一遍一遍に余韻を持たせる終わりかたは一語一句見落とさず読まなければと思わせるほどでした。

    最後のストーリーは表題にもなっていましたが苦しくて、くやしくて、涙が溢れてしまうほどでした。
    【心に突き刺さった言葉】
    いじめは当事者だけではない、周りにいる人たちも『被害者』で

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    2024年01月14日
  • 謎解き広報課

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    注目されがたい「広報」という存在を改めて気づかせてくれた作品。登場人物全員の広報にかける思いや情熱が本当に素敵でした!
    段々と結子が広報の魅力に気づいて積極的になっていくのに合わせて、結子を応援する気持ちがどんどん大きくなりました☺︎
    謎解きや文章が分かりやすく、至る所に伏線が張り巡らされていて、とにかく読んでいて飽きないです!

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    2023年12月10日
  • 平成ストライク

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    複数の作家陣によるアンソロジーですが、白井智之作品のために購入
    したがって評価と感想も単品のもの

    【ラビットボールの切断 こども版】白井智之
    玉奈市
    合田まな
    ロイヤルすけべビル
    玉奈愛(たまなあい
    たまなし祭り
    玉無し探偵

    パワーワードのオンパレードでファンには⭐️5確定演出
    読み返せば1ページ目から伏線が
    真相もタイムリーで良し

    他の作家の作品は…また後で

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    2023年11月23日
  • 葬式組曲

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    27歳の女性が社長を務める葬儀会社が舞台の連作短編ミステリー。前書きと本編5話からなる。
             ◇
     葬式の不合理さや不透明さが問題視された結果、国の基本方針として直葬がスタンダードになった世界。
     だが、S県だけはその文化的側面を尊重した県知事によって葬式を執り行うことが認められていた。

         * * * * *

     というファンタジーじみた設定。
     でも実際に直葬が少しずつ増加してきているコロナ禍以降を見ると、荒唐無稽な話とも言えません。
    2012年以前にこの作品を書き上げていた天祢涼さんはすごいと思いました。

     4話目まではS県の葬儀会社、北条葬儀社の社員

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    2023年05月07日
  • 謎解き広報課

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    町役場での広報誌作りをテーマにした連作短編どんでん返しもありミステリー、お仕事小説としても楽しめます。居酒屋の夜の出来事は謎のまま。

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    2023年02月06日
  • 希望が死んだ夜に

    isi

    購入済み

    ここ数年でベストな一冊

    話の構成力もさることながら、それぞれの登場人物の書き分けが凄まじい。
    ストーリーもテーマに沿ったもので、その用意周到さに驚かされる。
    凄い作品だ。

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    2019年11月28日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    今回はフレッシュな若手作家の書き下ろし作品を集めたどんでん返しアンソロジー3冊目で根が素直な私はものの見事に騙されましたね。ちなみに天祢さんと水生さんは女性です。『密室竜宮城』青柳碧人:ミステリ童話「浦島太郎」の意外な真犯人は?『居場所』天祢涼:前科持ち男の切ない人生物語。『事件をめぐる三つの対話』大山誠一郎:読者も犯人も同時に騙される!『夜半のちぎり』岡崎琢磨:最後の一行にぞっとします。『筋肉事件/四人目の』似鳥鶏:二度読み必至!仰天の技巧派ミステリ。『使い勝手のいい女』水生大海:バスルームにびっくり!

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    2019年03月03日
  • キョウカンカク 美しき夜に

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    共感覚がこんなにミステリに映えるとは。ある意味特殊能力のような力を持つ探偵を、万能にさせ過ぎないように気を使っているのが窺える。ホワイダニットは衝撃的だけど、伏線はしっかり張られているし、それだけの作品ではなく、序盤から引き込まれて終始面白く読めました。

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    2017年09月20日
  • 都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ

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    ネタバレ

    議員探偵・漆原翔太郎の続編。
    若手2世議員の漆原と秘書の雲井が様々な事件や問題に直面する連作短編集。

    「出馬」
    前作で議員を辞めてからすぐ都知事出馬を決意する漆原のもとに、現総理大臣の遣いが訪れ、金を渡すから都知事選に出馬しないでくれ、と申し出る。
    結局その遣いは、漆原がどういう人物か本性を確かめるために変装した総理大臣本人だった。

    「襲撃」
    都知事に就任した漆原。
    都内各所で停電が頻発したため関東電力社長が都に参考人招致されることになったが、そこでアイスを社長にぶつけるデモを行う、という襲撃予告メールが届く。
    漆原は犯人を見つけ襲撃の阻止に成功する。

    「馬鹿」
    都のマスコットキャラに”

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    2017年10月07日
  • 議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ

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    ネタバレ

    若手2世議員の漆原と秘書の雲井が様々な事件や問題に直面する連作短編集。
    雲井が色々手を尽くし頑張るが、漆原がのらりくらりとマグレ?で真実を見抜き別の方法で問題を解決するパターン。

    「公園」
    漆原は公園の取り壊し撤回を願う有権者のために、公園を取り壊してマンションを建てようとしてるライバル議員と対話する。
    真実は長年放置された公園で痴漢騒ぎが相次いでいたので、それを改善するため公園を含めたマンション建設を計画していた。

    「勲章」
    有力な支援者が勲章を受け取る予定だったが突如取り消しの連絡が来たので、漆原は賞勲局と対話する。
    取消理由は賞勲局の私情だったが漆原は勲章は取消OKと判断。支援者はラ

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    2017年08月05日
  • キョウカンカク 美しき夜に

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    個人的な感覚だが「メフィスト賞にハズレなし」は、本作でも健在だった。
    十万人に一人とも言われる「共感覚」の持ち主の探偵が、連続焼殺事件の謎に挑む。
    続編も匂わせるラストであり、今後も楽しみ。

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    2013年09月26日
  • 闇ツキチルドレン

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    共感覚シリーズ2作目。テーマは『痛み』。

    犬猫やサラリーマンを、刃物で斬りつける犯罪が起きる。犯人は犯行時子供のように甲高い声で笑っていたことから「チャイルド」と呼ばれていた。
    美少女探偵・音宮美夜は、例の如く警察官僚の矢萩の命を受け、痴漢撃退時に出会った高校生・城之内愛澄と共に、チャイルド事件を捜査することとなる。
    容疑者とされる元エリート警察官僚・最上倉太朗を捜査するうちに、彼とその孫娘の過去が浮かび上がるのだが、、、
    チャラ男、ストーカー男、祈祷師が交錯し、最後に暴かれる真実とは?


    1作目同様、共感覚を主体とするよりもミステリーを主体とした作品。今回の捜査や推理は、前作以上に共感覚

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    2010年08月13日
  • その血は瞳に映らない

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    「人類にSNSは600年早い」
    という昔誰かが言っていた言葉を思い出した。
    タイトルからはホラーなのかミステリなのか全く何も想像できなかったけれど、ラストでタイトルを回収してくれた。


    「正義の鉄槌を下す」という胡散臭い名目で、薄汚い承認欲求を満たす野蛮なSNSユーザーたちに辟易していたため、自分の違和感や不快感は間違っていなかったんだな、と感じた。
    この本が誤った道に落ちないようにする抑止力になることを願う。

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    2026年03月01日
  • 葬式組曲

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    「葬式」を舞台に故人とその遺族に纏わる謎を北条葬儀社が解き明かしていく、連作短編ミステリー。一つ一つの話しは独立しており、それぞれの話で故人と遺族の間にある感情を読み解くヒューマンドラマ、それぞれに感動できるところがあり読んでいて心温まるところも。
    という印象を最後の最後でひっくり返す最後の章。一見つながらなそうなところも伏線になっており、意外性が強く残った小説となった。筆者が自身のあとがきで書いていたが、確かにミステリーとするなら「賛否両論」にわかれる内容だが、個人的にはよい意味で印象に残った一冊。

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    2026年02月27日
  • キョウカンカク 美しき夜に

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    ネタバレ

    人が発する声に色を感じる"共感覚"で人を焼いて殺す連続殺人鬼フレイムを追う美夜と妹をフレイムに殺された山紫郎。美夜は捜査中、山紫郎の先輩の玲の声が人を殺したくなる時発する強烈な紅色を感じて玲が犯人だと断言する。が、美夜の雇い主の謎の警察幹部・矢萩と山紫郎共に推理していくがあり得ないのではないか、そして後輩の女の子が殺された時はアリバイもある。美夜も気のせいだったかと漏らしたその後ドドドと展開する。
    美夜とは別の共感覚・見るものに味を感じる…なんとも奇妙ですな。ホワイダニットが特殊設定ありきのものなのがメフィスト賞らしさもあり良き。共感覚のせいで狂っていったという山紫郎の意見

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    2026年02月24日